●昭和5年に三扉の東京市電初の鋼製車として12両が製造されました。その後、昭和18年に
 輸送力増強のため12両が増備され、全24両となりました。
●初期12両と、増備車12両との間には、台車を含む細部に形態上の差異が存在します。
●5500形に次ぐ大型車で、全て新宿車庫(後年大久保車庫に転属)に配置され、11・12系等
 専用で運用されました。1967年に全車廃車になっています。
●戦前の登場時には、ポールによる集電でしたが、ビューゲル化やドアの移動、撤去、塗色の
 変更等、各種の改造が施され、後年の形態は多岐に渡ります。
 (分類した対象車両の中にも細部には差異がありますが、製品では同一タイプとしています。)

●タイプC:昭和5年 日本車輌製 前期原形タイプ
 昭和35年大栄車両 前中2扉改造
 (対象車輌 5002、5003、5005、5007、5008、5010)

【キット概要】
●前面ロスト、エッチング抜ボディーの構成です。台車枠はロスト製、専用ホルスターが付属
 します。専用ロスト部品を多用し、細密に表現しています。室内の運転台、室内灯が専用
 ロスト部品で付属する他、吊り革、運転台後部衝立等がエッチング部品で付属し、室内の
 表現を行っています。
●下周りはボギー路面電車用車輪、ギヤーセットをご使用下さい。
 モーターはワールド工芸製モーター1220WBの組み合わせ(別売)です。
 ビューゲルは別売となります。後日、新規に発売致します。