身長9センチの暮らしーー「ハクメイとミコチ」の世界

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KADOKAWAの漫画誌『ハルタ』で連載中(既刊3巻)の漫画作品「ハクメイとミコチ」の魅力を紹介します。 更新日:2015/03/13

子供の頃に絵本やジブリ映画なんかを見て「自分もこんな暮らしをしてみたい」と思ったことはありませんか? 私は今でも思います。「ハクメイとミコチ」はそんな世界、そんな暮らしを覗く漫画です。

背丈は9センチ。森の奥で暮らす彼女たちは、とっても小さいのです。

出典:https://www.enterbrain.co.jp/product/comic/beam_comic/12432501.html

この漫画の主人公はタイトル通り「ハクメイ」と「ミコチ」。
山間の町マキナタ近くの森の大楠の洞に住むこびとの女の子。
2人が自然の中で食材を集めたり、料理をしたり、町に出かけたり友達と遊んだり……。

ハクメイ

赤い癖毛の女の子。
元気いっぱい、照れ屋で泣き虫。
修理屋の仕事をしています。

ミコチ

長い黒髪の女の子。
主に家事を担当し、料理上手で洋裁も出来るなど手先が器用。
お菓子など作ってお店に卸しています。
ハクメイに比べしっかり者ですが、怖がりな面も。

9センチというと、あの「ねんどろいど」(約10センチ)よりも小さいことになります。

背丈ほどもあるキノコ、というか背丈がキノコほどしかない。

こちらは有志の方制作のフィギュアですが、多分これが原寸大です(笑)

ハクメイとミコチの愉快な仲間たち

劇中には彼女らの「こびと」仲間に加え、擬人化された動物や虫達が登場し、共に町を作り、仕事に就き、社会生活を営んでいます。

コンジュ

竪琴の得意な歌姫。
当初はミコチにライバル宣言しましたが、今では仲良し。すぐにムキになります。

鰯谷親方

ハクメイの上司(?)。通称イワシ。
イタチです。

スズミ店長

ミコチがお菓子を卸している「夢品商店」のスズミ店長。ムジナ。
カヌレ作りの得意な弟がいます。

魚市場通りの面々

劇中に私たちと同じような「人間」は登場しませんが、キャラクターはみんな人間味豊かで、とても生き生きと暮らしています。

絵で魅せる世界観

主人公がこびとで、動物たちが喋るーー絵本のような世界観に美麗な絵柄が生命を吹き込み、目に鮮やかに、生き生きと、楽しげに世界を彩ってくれます。
絵で説得力を出すという点で非常に漫画らしく、そしてやはり絵本みたいな漫画だと思います。

出典:www.akibun.info

コミックZINに展示されたポスターとスケッチブック

大量に穫れた桑の実で樽酒を作る2人。
絵を見るだけで楽しい。

2人の住まい

2人は木の洞を家に改造して住んでいます。
3話で爆発して吹き飛んでしまいましたが、建てなおしてもらいました。

ネズミの背に跨がり移動

作中では鳥や甲虫、タヌキに亀など色々な動物の背に乗っています。

イワシと3人、町にお出かけ

2人が住むのは森の中ですが、綺麗な町並み、古びた建物やそこで生活する人々の何でもない様子など、この世界の日常風景が本当に見ていて楽しいです。

美味しそうな料理1

イワシとのお出かけで入ったビアガーデンで注文したメニュー。いかにもお酒に合いそう。

美味しそうな料理2

家が吹き飛んだ日、野営の夜にミコチが作ってくれた料理。木の実やキノコをふんだんに使った野趣溢れるメニュー。

可愛らしい衣装

キャラクター達の身に纏う趣味的な衣服のデザインもまた、この漫画の大きな魅力。
服を作るエピソード、服を買うエピソードもあります。

この他、コミックスには「足下の歩き方」と題された書き下ろしのコラムが掲載され、各エピソードに絡めて作中に描かれていないところで世界観を広げてくれます。

この記事では、「ハクメイとミコチ」の楽しさのほんの一部しか伝えられていませんが、この記事を読んで楽しそうだな、と思ったらぜひ読んでみて欲しいです。大きな満足感を得られる漫画です。