オープンリールを楽器として使うプロジェクト。
今、世界中から注目される若手アーテイスト、和田永。
彼が楽器として使うのは、時代の表舞台から姿を消した古い電気機器だ。
大学時代より旧式のオープンリールデッキを使用して、音楽を演奏するグループ "Open Reel Ensemble(オープンリールアンサンブル)" を主宰。ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ) のコレクションでのコラボレーションを実現している。
壊れたデッキが楽器に
ーーオープンリールデッキを楽器として扱うようになったのは?
和田:最初は、ラジオ局に勤めている知り合いがいらなくなったということで、デッキを譲り受けて。デッキの一つが壊れてしまって、自分の手で回したんですよね。そうしたら「キュわ~ん」というような不可思議な音がそこから出てきて。これはなんか異世界から来た楽器なんじゃないかっていう風に直感的に感じたっていう。
ーーどういう仕掛けなんですか?
和田:ホントにやっていることはシンプルで。【回転】の変化によって【現実】が歪んでいくっていう。大学に入った時にコンピュータで機械を制御する技術を勉強したこともあって、その時に仲間が集まって "Open Reel Ensemble(オープンリールアンサンブル)" というグループが結成されたんです。
【インタビュー】世界が注目!ロストテクノロジーをアートに昇華する和田永の世界|SENSORS(センサーズ)|Technology×Entertainment
http://www.sensors.jp/post/post_19.html
SENSORS(センサーズ)は、最先端のクリエイティブ、テクノロジー、ムーブメントを様々な視点で紹介するWebメディアです。
ブラウン管を使ったドラム。
今、世界中から注目される若手アーテイスト、和田永。
彼が楽器として使うのは、時代の表舞台から姿を消した古い電気機器だ。
ブラウン管テレビから発せられる目に見えない電波を身体を通して音に変換させるという演奏パフォーマンス作品 "Braun Tube Jazz Band" で2010年に文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。アナログ放送が停止する日(2011年7月24日)に合わせて "Bye Bye Broadcasting" と題した公演を行うなど、古い電気機器とコンピュータ、各種生楽器を組み合わせた音楽作品・パフォーマンス作品を制作。海外のイベントにも多数出演している。
ーーブラウン管を使い始めたきっかけは?
和田:テレビに赤・白・黄色という端子があると思うんですけど。黄色が映像で、白が音声。これを間違って挿してしまったんですよ。そうしたらテレビにノイズが現れて。【音】が【映像】になってるじゃないかって、ホントに直感で思って。アンプ触ると、ブブブーって言うじゃないですか。それを手で触って、自分の身体を通った電波を持ってブラウン管を触ったんですよ。そうしたら「ウェー」って(音が)出て。
ーー鳴るんですか?
和田:あ、これ楽器になるじゃんっていう。ブラウン管の声を聞いたような感じになって。結構テクノロジーを使ってますけど、なんか根源には直感的なモノがあるといいなって。どこか野性的な感覚を求めているっていうのはありますよね。
未来楽器プロジェクト。
未来楽器とは、ARやタッチスクリーンなどの新しい技術でネット上の音・テキストを「モノのように操作=演奏」することができるデバイスやアプリのことを指します。
開発者は中井ナオト。
Asia Digital Art Award 2009ファイナリスト。インタラクティブアート部門入賞。
未来楽器のプレゼン資料。
スライムを使ったシンセサイザー。
Slime Synthesizer
本作は全く新しい演奏体験をもたらす流動体、不定形のシンセサイザーだ。スライムを触る、あるいは変形させることで音が変わるこのサウンドデバイスは、まるで音の雲を摑んでいるような音波を作り出すことができる。シンセサイザー本体と自分をつなぎ、別の接点をスライムにつなげることで、スライムを触ったときに音が出る仕組みだ。
これは流動体、または不定形のシンセサイザーである。
スライムを触る事、または形を変形させることで音が変わるこのスライムシンセサイザーは、まるで音の雲をつかんでいるような、音波を作り出しているような感覚を持つ事ができます。全く新しい楽器体験となると思います。これは、シンセサイザー本体とまず自分をつなぎ、別接点をスライムの方へつなげることで
スライムを触った時に音が出る仕組みになっています。
スライムシンセサイザーは音を生み出すこと、音を変化させる事に特化してるため、これまでのシンセサイザーのように音階を出す事にこだわらず、リズムボックスとしての側面が多いに得意とするものになることを願っています。
クルクル回るマリンバ「FUJIN(風神)」。
球体型のドラム「RAIJIN(雷神)」。
YAMAHAが仏デザインイベントに出品する楽器がぶっ飛びすぎてる!! | Pouch[ポーチ]
http://youpouch.com/2015/02/24/253757/
主に楽器を手がけるヤマハと、モーターサイクルなどの乗り物を手がけるヤマハ発動機。この2つのYAMAHAが共同で、フランスのサンテティエンヌ市で開かれる「第9回サンテテ …
主に楽器を手がけるヤマハと、モーターサイクルなどの乗り物を手がけるヤマハ発動機。この2つのYAMAHAが共同で、フランスのサンテティエンヌ市で開かれる「第9回サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2015」に出展します。
そしてこのデザインイベントに出品される作品が…… すごいんです!!
マリンバ「FUJIN(風神)」は、2人で演奏することを想定されたもの。演奏者2人をぐるりと円で囲むデザインとなっていて、イメージはモーターサイクルの二人乗り。お互いが自由に演奏することで生じるギャップを活かしたスリリングな演奏が楽しめるのだそう。
「RAIJIN(雷神)」と名付けられたドラムスは、ドラム楽器が球体になるように配置されていて、“暴れ回るように”演奏することができるのだそう。まさにエネルギー全開なパフォーマンスが期待できそうな代物です。
尺八の歌口とフルートの合体楽器。
尺ルートは、新しい発想のもとに太平尺八工房によって開発されたヘッドジョイント(頭部管)です。それは、
横吹の西洋トランスヴァース頭部管を縦吹きの尺八頭部管に付け替えることによって、
新しい音とスタイルの音楽の演奏を可能にするものです。
このハイブリッド(和洋折衷)の楽器は尺八に特有な吹き方や技術(テクニック)を,西洋で一般的に知られている
クラッシクベームフルートの運指法を使い、演奏できるように設計されています。
その 西洋と東洋の結び会った ユニークなサウンドは他のものでは得ることのできない特色のあるものになっています。
これは特にフルート奏者が日本的な音楽を表現したいとき、また、尺八奏者が西洋音階や音調を経験してみたいときに
とっておきの楽器であるといえます。
SHAKULUTE: Shakuhachi Headjoint for the Silver Flute
http://www.shakuhachi.com/Q-Models-Headjoint-J.html
The various types and models of Tai Hei Shakuhachi made.
尺ルート:シルバーフルートのための尺八ヘッドジョイント
公式サイト。
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