「初めてのソフビキット制作」

ロボット・特撮
「初めてのソフビキット制作」
こんばんは。
六です。




今日は「初めてのソフビキット制作」をやりたいと思います。


組み立て式のソフビキットと言うと高度な技術が必要そうに思えますが、
やってみると意外と簡単です。




比較的簡単な部類のソフビキット
ビリケン商会さんの彩色済み「ツインテール」氏を組み立てたいと思います。
ビリケンツインテールパケ
ありがたいことに彩色されていますので、後は組み立てるだけになります。



先ずは工具を揃えましょう。
必須の工具がデザインナイフ等の刃物とドライヤー(熱いお湯でもいいですがおススメはしません)
そして接着剤です。


私が使った工具はこちら
タミヤ デザインナイフ
ツインテールデザインナイフ

タミヤ エポキシ接着剤と万年社の万年塗料皿
接着剤と塗料皿


そして、ドライヤーです。

取扱説明書…親切丁寧に書いてありますが…ところにより不親切(笑)
ビリケンツインテール取説

図を参考にしても、初めての人は切ってはいけない場所を切ってしまうと思います。
(私はダイナミックに失敗しました(笑))


パーツ
ビリケンツインテールパーツ類
取説を参考に欠品してないか確かめましょう。(既に戦い始まっています)


バリ(パーツの余剰な部分)を切り取り、接着していくことが作業となりますので、
バリを切り取りましょう。
※刃物の扱いには十分ご注意くださいね。


切り取る部分をドライヤーで温めます。
柔らかくなるまで温めましょう。
※高温になる場合もあるので火傷や火災には注意してくださいね。
漏電にも注意(エボニーデビルに悪用されてしまいます(笑))


柔らかくなったら、バリを切り取ります。
簡単に刃が入りますので、ゆっくり慎重に。

下の画像が処理前(左)と処理後(右)です。
ビリケンツインテール尻尾

画像を参考に切り取ってください。
尻尾部分の付け根は少し残すのがポイント(薄っすらとラインが引いてあります)

左が処理前で右が処理後。
原型色の部分をすべて切ると失敗しますよ(笑)
ビリケンツインテール尾比較



次が最大のポイント(説明書では気が付きにくいです)
ビリケンツインテール尻尾差込口
★チェックポイント:分かりにくいと思いますが、上の穴二つを大きくします。
左は加工前、右は加工後です。比較するとわかると思います。
注意点としては、いきなり大穴を開けるのではなく、少しずつ調整しながらがいいです。
(始めは小さめに、最終的な調整は接着工程で調整をしましょう)

裏側を逆さまにした様子。
ここは残しますので切らないように注意してください。
ビリケンツインテール尾根本裏




下顎と胴体部横のパーツの処理
ビリケンツインテール口とひれ
こちらも先ほどと同様に十分に温めます。
薄っすらとラインが引いてありますのでそれを参考に切り取りましょう。
(ラインより少し余裕を持たせておくと失敗しにくいです。)

★チェックポイント:トゲの部分ですが、左側にトゲが三つ突き出ていますね。
その一番上のトゲにあたる部分の右側(先ほど切り落とした側)、
とても分かり辛い説明で恐縮ですがここにもバリがあります。
ビリケンツインテールひれ細部
はめ込む作業の時に気が付くと思いますので、
その時に邪魔になる部分がバリになります。
ダイナミックに切ってしまいましょう。ニッパーでパチン☆が楽です。
(画像撮り忘れたため説明しづらくなってしまいました)
今、無理して切る必要はないです。


胴体部分(前面)、頭、足の加工
左が処理前、右が処理後です。
ビリケンツインテール胴体頭
足の部分は薄っすらとあるラインに沿って切るのですが、ラインを間違えないように注意です。
心配なら、上の方を少し切る程度でも大丈夫です。(全く切らなくても大丈夫)
首も切りすぎないように注意です。首からでっぱりが残る程度で切ります。
(ラインがあるのでそれに沿って切れば大丈夫です。)

頭はこれくらい切り取り、出っ張り部分は残す。
はめ込み式のソフビをイメージしてください。
ビリケンツインテール頭比較

足はこれくらい切ります。
でっぱりの部分は残す感じです。
ビリケンツインテール足比較




胴体部分は一か所だけ切ります。
それはぽっかり空いた穴の周りの余剰な部分だけ。
決して肌色の部分全部を切ってはいけません。
意外な落とし穴です。ラインぽいものも引いてあるので注意が必要です。
★チェックポイント:切るのは穴の周りだけです

私は初代を作っているときに(今回のツインテールは二代目)…
ダイナミックに切り取りましたよ…肌色の部分全部(笑)
失敗していることにしばらく気が付かない恐ろしい罠…


胴体背部の処理
ビリケンツインテール背部パーツ
ここはダイナミックに切り取りましょう。
バリが一番大きくラインもはっきり書いてあります。
(初代はこっちを先に処理したせいでさっきの失敗をしたんだと思います…)


★チェックポイント:湯口の処理
ビリケンツインテール湯口
画像のように切り取りましょう。

★チェックポイント:足を差し込むための穴を開ける。
底の部分に「L」「R」と表記された円が二個あると思います。
ここの部分をラインに沿って切り取り、足のパーツを差し込むための穴を開けます。
ビリケンツインテール底面

このような感じで二つとも穴を開ける。
※温めてから切りましょう。
ビリケンツインテール足穴比較




これで全てのパーツのバリを切り取る作業が終わりました。
次は接着ですが、先ずは接着剤を使わず組み立ててみましょう。
うまく切り取っていれば、ちゃんと組みあがりますよ。


接着不要の部分が足と尾?(二本のムチの部分)



胴体背部の底に足を差し込む
先ほど開けた二個の穴に足のパーツを差し込みます。
温めて柔らかくしてからはめ込みましょう。
ビリケンツインテール背部と足を接続

★チェックポイント:差し込むときは足のパーツを温め柔らかくします。
胴体を温めるのでも構いませんが、両方温めると逆にはめ込みづらくなります。



★チェックポイント:足は後ろ向きにはめ込む。
足の裏には靴の跡があります(笑)
前を向かせたくなりますが、逆につけます。
これは、スーツアクターが後ろ向きに入っている時を再現しているようです。
(だから劇中でツインテールは、まさかの方向に曲がったのか…(笑))
つま先はトゲの方を向かせてはめ込みます。
ビリケンツインテール足の裏


尾を胴体にはめ込みます。
ここも接着不要。
よく温めたら、はめ込みます。左右は好みで決めましょう。
はめ込みにくい場合は、穴を少し切り広げるといいですよ。
ビリケンツインテール尻尾接続


口の部分ですが、一応はめ込み式で可動するようになっています。
固定しても構わないです。お好みで。
ビリケンツインテール口上下

胴体の前面パーツと背面パーツを合わせます。
湯口の凹凸を目安に合わせましょう。
ビリケンツインテール胴体合わせ
ここは接着剤を使いますが、初めてエポキシ接着剤を使う方はご注意を。
硬化する時間に注意が必要です。
二つの薬剤を混ぜ合わせたら、硬化までのカウントダウン開始が始まります。
(硬化時間は接着剤の説明書をよく読みましょう)
※まだ、接着しませんよ。慎重に仮組しましょう。



頭と胴体は接着不要ですが、固定しても構いません。
ビリケンツインテール頭と胴体接着


尾と胴体の接着は最後がいいと思います。
ビリケンツインテール尾と胴体
なぜ、切り取らない部分があったのかは、ここでわかるでしょう。

仮組をして、問題がなければ、接着です。
一気に接着しようとせず、順番に確実に接着しましょう。
接着剤は小出しで、その都度作るといいです。

おおっと!
両サイドのトゲの部分も接着を忘れずに…。
ビリケンツインテールひれ



☆完成☆
ビリケンツインテール完成
完成させるとかなりのビッグサイズになります。
迫力満点。


バンダイソフビのツインテールと比較。
ビリケンツインテールとソフビ

担当:六 プラモデルすらまともに作れない私でも作成できたので、ぜひチャレンジしてみてください。

大ボリュームとなってしまいました…
先週アップする予定だったのですが…。
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