京成新AE形スカイライナー(MICRO ACE)試作品レビュー+α

鉄道模型
カピの塚
京成新AE形スカイライナー(MICRO ACE)試作品レビュー+α
こんにちは、カピの塚です。

京成電鉄の成田空港連絡用特急列車「スカイライナー」は、
2010年の成田スカイアクセス線(成田空港線)の開業に合わせ、
三代目にあたる新型車両が投入されました。
それが、新AE形です。

従来の京成電車のイメージからは大きく方向転換をしたデザインで、
デザイナーに山本寛斎氏を招くなど、
実車の報道発表では大変な話題になりました。

また、最高速度は160km/hとなっており、
日本の在来線では北越急行ほくほく線の特急「はくたか」と並ぶ、
高速列車となっています。

これまでに模型・玩具ではタカラトミーより、
プラレール スカイライナー空港アクセスセット
プラレール S-54 京成スカイライナーAE形
また、バンダイより、
Bトレインショーティー 京成電鉄 AE形 スカイライナー (4両セット) ★初回限定版
Bトレインショーティー 京成電鉄 AE形 スカイライナー (4両セット) ★通常版
が発売され、大変好評を博しましたが、
ついにNゲージにも新AE形が登場となります。

●京成 新AE形 スカイライナー (8両セット)
サムネイル


MICRO ACEから発売予定となっております。
未塗装の試作品は早いうちにイベント会場で展示されておりましたが、
この秋の「全日本模型ホビーショー」と「日本鉄道模型ショウ」では
塗装済みの試作品がついにお披露目されました。

それでは、この試作品の写真をご覧いただきましょう。
いずれもクリックで拡大いたします。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-8 (8号車/制御電動車/京成上野側先頭車)
模型ではヘッドライト・テールライトが点灯する予定です。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-7 (7号車/中間電動車)

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-6 (6号車/中間付随車)

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-5 (5号車/中間付随車/トイレ・洗面所・車椅子用席装備)
この車両には「SKY LINER」のロゴが入り、他の車両とはドア位置が異なります。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-4 (4号車/中間電動車/サービスコーナー装備)
模型では動力車となる予定です。
この車両のみ、車端部に丸い3つの窓が縦に並んでいるのが特徴。
また、外観からは動力ユニットが目立たない仕上がりになっていますね。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-3 (3号車/中間電動車)

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-2 (2号車/中間電動車)

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-1 (1号車/制御電動車/成田空港側先頭車)
模型ではヘッドライト・テールライトが点灯する予定です。


その他の角度の写真も何点かあります。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-8の正面斜めから。
三代目スカイライナーのテーマは「風」。
大変スタイリッシュです。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-8の側面斜めから。
メタリックの青い塗装が表現されています。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-6のパンタグラフ周辺
見た限りではパンタグラフの角度もバランスが取れているようです。
連結面は貫通幌だけでなく転落防止用の外幌も再現されています。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-4のパンタグラフ周辺
号車番号や形式番号も鮮明に印刷されています。
塗装の鮮やかさも含めて非常に良い仕上がりかと思います。

MICRO ACEでは床下機器とクーラー以外の屋上機器は塗装されないのが通例なのですが、
塗装が綺麗な反面、パンタグラフ近くの屋上機器(ヒューズボックス)だけ
塗装されない成形色のままだとすると惜しい気がします。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー
▲AE2-1の正面斜めから

屋根中央には銀色のエアコンがありますが、
先頭車に限ってはその前後に枠状のアンテナ(IR誘導無線アンテナ)があります。
周囲にエアコンと同じ銀色の囲いがあるので、
実車をホームなど低い位置から見るときには、
このアンテナが見えないんですね。

このアンテナは、京急電鉄、京成電鉄、北総鉄道、芝山鉄道、都営浅草線で
共通して使われているアンテナですので、
当然のことながら同じものがそれぞれの電車に取り付けられています。

MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー(手前)、AE100形 シティライナー(奥)
▲先代スカイライナーのAE100形も発売予定です。

新AE形の発売が待ち遠しいですね。
現在もまだまだご予約受付中です。

京成スカイライナーを走らせる際に、
ぜひ一緒に揃えたいのはやはり京成、北総などの電車ですね。
これから発売される模型、これまでに発売された模型をご紹介いたしましょう。
(予約締切または品切となっているものもございますのでご了承ください)

★成田スカイアクセス線・北総線

成田スカイアクセス線のうち、高砂~印旛日本医大間は北総線ですので、
北総鉄道の電車との並びが楽しめます。
模型でも一緒に揃えてみてはいかがでしょう。

●京成電鉄 3050形 (8両セット)
サムネイル

成田スカイアクセス線で「アクセス特急」として運用されている3050形です。
新AE形と同じく京成電鉄で車体色を青を主体にしています。

●北総鉄道 7500形 (8両セット)
サムネイル

北総鉄道7500形は京成電鉄3000形と同じフォーマットで作られています。

●北総鉄道9100形 1次車 (8両セット)
サムネイル

北総鉄道9100形は住宅都市整備公団鉄道9100形として誕生し、
現在は北総鉄道の一員として活躍中。愛称は「C-Flyer」です。

●北総鉄道7300形 4輛編成トータルセット (基本・4両・塗装済みキット)
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北総鉄道7300形は京成電鉄3700形と同じフォーマットで作られています。

★京成線

京成スカイライナーは京成上野を始発駅としています。
また朝夕は「モーニングライナー」「イブニングライナー」として、
京成本線での運用を行います。
当然のことながら京成線の一般列車などとのすれ違いもありますから、
これらの電車も揃えてみてはいかがでしょうか。

●京成電鉄 AE100形 「シティライナー」 (8両セット)
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先代のスカイライナーであり、現在はシティライナーと名を変え、
京成本線の有料特急として運用中です。

●京成電鉄 3000形 (6両セット)
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新世代の通勤形電車で、京成グループの標準車体として位置づけられています。
今のところ6両編成が中心で主に本線系で活躍しています。

●京成電鉄 3700形 6次車 4輛編成動力付トータルセット (基本・4両・塗装済みキット)
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京成電鉄3700形のうちモデルチェンジが行われた6次車です。

●京成電鉄 3400形 シングルアームパンタグラフ車 4輌編成トータルセット (基本・4両・塗装済みキット)
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初代スカイライナーのAE形の足回りを再利用し、
車体を新製して誕生したのが3400形です。


★直通運転を行う都営線・京急線

京成線には都営浅草線と京浜急行線の電車が乗り入れてきております。
こちらも役者はそろっておりますね。

●東京都交通局 5300形 初期型 ショートスカート (8両セット)
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●京急電鉄 1500形 インバータ制御 更新車 (8両セット)
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●京急電鉄 1500形 8輛編成トータルセット (動力車付) (基本・4両・塗装済みキット)
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●京急電鉄 600形 更新車 8輛編成セット (動力付き) (8両セット)
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●京急電鉄 600形 KEIKYU BLUE SKY TRAIN 8輛編成セット (動力付き) (8両セット)
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●京急電鉄 新1000形 1次車 8輛編成セット (動力車付) (8両セット)
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●京急電鉄 新1000形 ステンレス車 8輛編成セット (動力車付) (8両セット)
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★スカイライナーのライバルといえば

京成とJRの接続点から先、成田空港までの区間は、
「成田空港高速鉄道」の線路を共用していますが、
ここでは京成スカイライナーと成田エクスプレスの共演が見られますので、
模型でもそのような線路配置にして走行を楽しむのもよいでしょう。

●E259系 「成田エクスプレス」 (基本・3両セット)
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●JR E259系 特急電車 (成田エクスプレス) (基本・3両セット)
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●E217系 横須賀線・総武線(新色) (基本・4両セット)
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★おすすめの線路

最近は複線ですれ違い運転を楽しむことを前提としたレールセットが発売されております。

KATO派の方には…
●UNITRACK [V16] 外側複線線路セット R480/447 (バリエーション16)
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半径の大きいカーブレールの入った複線線路セットです。
ゆったりとした運転を楽しめます。
カーブレールにはカントも付いていますから、
車体が内側に傾くというリアルな走行シーンが再現可能です。

TOMIX派の方には…。
●Fine Track カント付レール基本セット (レールパターンCA)
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こちらも半径の大きいカーブレールが入っています。
同じくカント付きでのでリアルなカーブ走行シーンが楽しめます。
レールは単線分が収録されていますが、
2セット購入することで容易に複線化できるような構成になっています。
別売りの壁や橋脚を取り付けると高架化することも可能です。



ここでご紹介した以外にも、
時代設定や運転区間等が少々異なる、
京成、北総、都営、京急のNゲージ鉄道模型がございますので、
気になる方はぜひ見てみてください。


以上、MICRO ACE 京成電鉄 新AE形 スカイライナー 試作品レビュー兼、
京成電鉄関連のNゲージ鉄道模型のご紹介でした。


担当:カピの塚@今日の馬込車両検修場の都営フェスタ行きたかったなぁ。
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