新三郷鉄道フェアに行ってきました【前編】

鉄道模型
カピの塚
新三郷鉄道フェアに行ってきました【前編】
こんにちは、カピの塚です。
ショッピングモール「ららぽーと新三郷」で、
“新三郷鉄道フェア”が開催されているという情報をキャッチしたので、
先月下旬に行ってきましたよ!

★武蔵野操車場写真展
※写真展は8月29日で終了しました。

現在「ららぽーと新三郷」が建っている場所は、
かつて国鉄武蔵野操車場という、日本最大規模の操車場がありました。

操車場とは、貨車を行先別に仕分けして、
改めて貨物列車を組み立てるという、
集荷センターのような施設です。

当時としては珍しいコンピューター制御による
ハイテクな操車場でしたが、1986年に廃止されました。

ここでは、昔をしのぶ写真が展示されていました。

新三郷鉄道フェア・武蔵野操車場写真展
左:ハンプから仕分け線へ転がる貨車(ワム?)
右:整然と並んだ線路とポイント


ハンプとは、人工的に作られた小高い丘で、
ここから貨車を1両ずつ転がして指定の貨物列車に連結していきます。
昔は転がる貨車に操車係の職員が飛び乗ってブレーキをかけていました。

武蔵野操車場ではコンピュータにより貨車の仕分けは自動化されており、
ほとんど無人によって一連の作業が行なわれていました。

新三郷鉄道フェア・武蔵野操車場写真展
左:広々とした操車場に集う貨車
右:巨大なパネルのあるコントロール室


コントロール室の写真ですが職員が一人しか写っていませんね。
貨車の入換を行なうディーゼル機関車ですら無線操縦で動いていました。

コントロールタワーは2000年頃まで残っていて、
JR武蔵野線の車窓からも見えましたが、
屋上の丸い給水タンクが何かのレーダードームのように見え、
時間が止まった要塞という雰囲気でした。

新三郷鉄道フェア・武蔵野操車場写真展
左:操車場末期の頃の航空写真
右:操車場廃止後10年ほど経過した頃の航空写真


どちらの写真も中央に左上から左下にかけて
斜めに空き地が見えますが、これが武蔵野操車場の跡地です。

操車場が廃止された頃、周辺の宅地開発に伴って新三郷駅が設置されました。
ところが、操車場の跡地を挟む形で上り線と下り線のホームが建設されたため、
世界一ホームが離れた駅(約350m)としてギネスブックに載りました。
※現在は合体してふつうの駅になっています。

武蔵野操車場は、鉄道貨物輸送の拠点の一つとして、
将来の期待を背負い大活躍する予定でしたが、
日本の物流の変化にともない、開設からわずか9年少々で廃止されてしまいました。
その後二十年以上に渡り広大な更地となっていたのは記憶に新しいところです。

現在はショッピングセンターや住宅地などに変わりましたので、
更地だった時代に比べると大変賑やかになりました。

★鉄道グッズマーケット
※鉄道グッズマーケットは8月29日で終了しました。

写真展と隣接して、鉄道グッズの販売コーナーがありました。
取材(?)に訪れた日は最終日だったので、商品も残り少なくなっていました。

新三郷鉄道フェア・鉄道グッズマーケット

武蔵野操車場の跡地だったという縁でしょうか、JR貨物のグッズが多いです。
JR貨物の機関車のイラストがプリントされたタオルやクリアファイルなどなど。
また、JR貨物と関わりが深い鹿島臨海鉄道のグッズもありました。

その他、JR北海道は北海道鉄道130周年記念での出品でしょうか、
Kitakaのパスケースやペットボトル飲料なども販売されてました。
というわけで、ミネラルウォーターの「HokkaidoニセコWater」と
ニセコ山系の水を使った「緑茶うらら」を買ってみました。
どちらも北海道キヨスク限定品です!

さらに、車両メーカーの東急車輛関連のグッズもあります。
鉄道むすめのイラストが描かれたIC乗車券用のパスケース。なるほど。
よく見ると、鉄道むすめの金沢あるみ・溶接作業研修中(東急車輛限定版)もあります。
「何故ここに金沢あるみが!?」
フィギュアブログ担当・とみのんもビックリです。

東急車輛の謎は次回、明らかになります。


★次回予告

新三郷鉄道フェアで一番の目玉の展示といえばこちら…!!

新三郷鉄道フェア・しんみさと夢空間カフェ

次回(後編)ではこの謎の緑色の車両(バレバレですが)に潜入レポートします!
お楽しみに。



担当:カピの塚@昔の貨物列車も面白いぞ。



●関連リンク●
ららぽーと新三郷 > 新三郷鉄道フェア
http://www.lalaport-shinmisato.com/campaign/lala_train_100805/index.html
北海道キヨスク
http://www.hkiosk.co.jp/
レールファン電車市場 > 鉄道むすめ 金沢あるみ
http://www.railfan.ne.jp/denshaichiba/arumi2.html
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