東武1800系最終増備車、東武20000型、東武20070型、オシ16-0・2000などMICRO ACE 2015年4月以降予定品予約受付中!

鉄道模型
カピの塚
東武1800系最終増備車、東武20000型、東武20070型、オシ16-0・2000などMICRO ACE 2015年4月以降予定品予約受付中!
こんにちは、カピの塚です。

MICRO ACE (マイクロエース) 2015年4月以降予定品 予約受付中です。

MICRO ACE 新製品のご案内
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今回は、東武1800系最終増備車東武20000型東武20070型オシ16-0・2000の4タイトルが加わっております。
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詳しく見ていきましょう。

A2093 (N) 東武1800系 最終増備車 (6両セット)

東武鉄道は関東に広大な路線網を持つ大手私鉄で、浅草を起点とする伊勢崎線系統と池袋を起点とする東上線系統に大別されます。伊勢崎線系統では通勤列車のほかに有料の特急列車が運行されております。1800系は伊勢崎線・桐生線・佐野線の急行「りょうもう」号として作られた急行形電車で当初は4両編成でデビュー、好評のため後に中間車が増結され6両編成となりました。

今回のモデルとなっている「最終増備車」は最後に追加製造された1819編成です。当初から6両編成で落成したほか、屋根上のクーラーがキノコ型から東武のほかの通勤電車と同じタイプに変更、正面のライト類が丸型から角型に変更、フロントガラスがパノラミックウィンドウ(曲ガラス)に変更、といった違いがあります。これらのマイナーチェンジにより既存の編成よりも若干近代的になっているのが外観上の特徴です。

後継車である200系がデビューすると急行「りょうもう」はからは順次撤退となり、余剰となった1800系は、日光線方面有料急行用の300系・350系に改造されたもの、ローカル普通列車に転用されたもの、廃車になったものなどがあります。1819編成のみは急行「りょうもう」時代の姿のまま残り、臨時快速や団体専用など波動用として現在も活躍しています。

MICRO ACEでは数年前にも1800系をNゲージで製品化しましたが、そのときとはプロトタイプとなる編成も時代設定も異なります。今回の製品は近年の東武伊勢崎線・日光線を再現するのに最適ですので、TOMIXからの発売の100系スペーシア、GREENMAXやMICRO ACEから発売の東武車、TOMYTECの鉄道コレクションの東武車など、並べて楽しめる車両が多数ありますので、東武ファンにはお勧めです。


A7970 (N) 東武20000型 (8両セット)
A7972 (N) 東武20070型 (8両セット)

東武鉄道伊勢崎線・日光線は南栗橋~北千住~中目黒間において東京メトロ日比谷線と相互直通運転を行っています。東武側の乗り入れ用電車の初代は2000型でしたが、老朽化に伴い新型車に置き換えることとなり新たに作られたのが20000系グループです。

20000型は20000系グループの最初に作られた形式で、乗り入れ規格に基づいた18m級片側3扉車体、8両編成の電車です。車体は軽量ステンレス製で前面のみFRP製となっています。従来の2000型は正面中央に貫通扉がありましたが、20000型では端に寄せて運転席を広くとったデザインになりました。先に登場している9000型や10000型と同様のマルーンの帯を配しています。制御装置はチョッパ制御を採用しました。

その後、日比谷線の混雑対策として8両編成中、前後2両ずつが5扉車でVVVFインバータ制御を採用し、車外スピーカーや自動放送などが装備された20050型が登場しました。さらに2000型の置き換えが完了した後に増発用に作られたのが20070型ですが、5扉車から3扉車に戻されたほか、客用扉寸法の変更、屋上の冷房装置が分散型に変更されるなど30000型に近い仕様になりました。

東京メトロと東武鉄道では地下鉄日比谷線用の電車は現在18m級8両編成から20m級7両編成に将来的に置き換える計画のため、東京メトロ03系とともにその去就が注目されます。

余談ですが、鉄道ファンの間では姉妹形式ではないかと噂される電車が四国にあります。それは伊予鉄道610系で、3扉18m級ステンレス車体となっており、窓割を含めて側面の意匠が東武20000型に準じています。しかも、製造を担当したのはアルナ工機(アルナ車両)で、東武20000型を製造したメーカーのひとつです。なお、台車は東武2000型の廃車発生品を再利用しており、何かの縁かもしれません。

さて、模型は東武鉄道の通勤形電車のなかでは長らく完成品での製品化が待ち望まれていた形式ですので、こちらも東武ファンにはお勧めです。もちろん、地下鉄ファンから、さらに中目黒つながりで東急東横線ファンにもお勧めです。原則的に各駅停車で運用される電車ですので、東武線内ふうに楽しむのであれば、複々線区間の内側を走らせて急行・特急などとの並走をさせたり、駅で退避させてやはり急行・特急などの列車に追い越させたりという遊び方ができますね。



A9335 (N) オシ16-0・2000 (2両セット)

1960年代に旧型客車スハ32系の台枠などを再利用し、軽量車体を新規作成した食堂車です。形式上は「食堂車」ですが、旅客へのサービスとしては本格的な食堂車を連結しない夜行急行列車において軽食・夜食を提供することを目的としていました。車内のレイアウトは中央にビュッフェ形式で簡易的な調理スペースとカウンター席、両端にサロン室を設けていました。当時の国鉄では大変ユニークな内装でサロンカーやラウンジカーといった要素が強く、いわば走る喫茶店とも表現できるかと思います。登場時より冷房と電子レンジを完備し、床下にその電源用のディーゼル発電機を装備していました。

蒸気暖房方式で台車がTR47となっている0番台は1~3、電気暖房方式で台車がTR23となっている2000番台は2004~2006、合計6両が製造され、西は急行「彗星」(東京~大阪)、急行「銀河」(東京~大阪)、急行「瀬戸」(東京~宇野)、急行「さぬき」(東京~宇野。後に「瀬戸」に統合)、北は急行「十和田」(上野~青森[常磐線経由])、急行「北上」(上野~青森[東北本線]。後に特急「はくつる」に格上げ)、急行「北斗」(上野~青森[常磐線経由]。後に特急「ゆうづる」に格上げ)などに連結され活躍しました。しかし、客車急行は寝台特急への格上げや合理化などにより衰退し、オシ16が活躍する場は徐々に減ることとなります。登場から10年あまりで全車引退となったため、短命な客車だったともいえます。当時の客車急行を知る方と雑談をしておりましたところ、オシ16を一言で表せば「時代の先を行きすぎた」。

さて模型ですが、先述の急行列車を再現する場合は各メーカーから発売の10系客車を集めて編成を組むのがよいでしょう。座席車は10系のほか35系や43系を混ぜてもよいかもしれません。

●「彗星」「銀河」風の編成例
[機関車]+[荷物車]+[1等寝台(A寝台)4~5両]+[オシ16]+[2等寝台(B寝台)6~8両]+[2等座席(普通席)1両]
●「さぬき」「北上」風の編成例
[機関車]+[郵便車]+[荷物車]+[1等寝台(A寝台)1~2両]+[オシ16]+[2等寝台(B寝台)9両]
●「北斗」風の編成例
[機関車]+[荷物車]+[1等寝台(A寝台)2両]+[オシ16]+[2等寝台(B寝台)6両]+[2等座席(普通席)2両]+[1等座席(グリーン席)1両]
●「十和田」風の編成例
[機関車]+[荷物車]+[1等寝台(A寝台)2両]+[1等座席(グリーン席)1両]+[オシ16]+[2等寝台(B寝台)3両]+[2等座席(普通席)5両]
●「瀬戸」風の編成例
[機関車]+[郵便車]+[1等座席(グリーン席)1両]+[1等寝台(A寝台)1両]+[2等寝台(B寝台)3両]+[オシ16]+[2等寝台(B寝台)6両]

より詳細な編成例については、各種文献やインターネット等でぜひお調べいただきまして、お好みで列車を仕立ててみてください。それにしても、調べれば調べるほど一度は乗ってみたい食堂車ですね。


個性豊かなMICRO ACE製品のご案内でした。
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担当:カピの塚
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