宮沢模型商売繁盛応援セール 鉄道模型レポート その3 ~リアル・ライン~

鉄道模型
カピの塚
宮沢模型商売繁盛応援セール 鉄道模型レポート その3 ~リアル・ライン~
こんにちは。カピの塚です。
去る9日(火)に開催された「宮沢模型商売繁盛応援セール」の鉄道模型の展示の様子をご紹介いたします。

★RealLine(リアル・ライン)

第3回目は、精密な表現でD51形を続々とNゲージ化している『RealLine(リアル・ライン)』さんのブースです。

D51形蒸気機関車は、デゴイチの愛称でもお馴染み。
日本で一番多く製造された蒸気機関車であり、定番の一つですね。

JR東日本 D51498 高崎車両センター (重装備仕様) : 2010年重装備仕様(G-3型デフ・集煙装置)
リアル・ライン 展示品
※クリックで拡大します。

現在、本線上を営業運転できるのは498号機ただ1両だけです。
ヨンキュッパとも呼ぶ方もいらっしゃるようです。

JR東日本管内で、イベントなどの臨時列車で大活躍中です。
その498号機の現在(2010年)の姿を精密に再現したのがこちらの模型。

いつもの通り、細かいところまで作りこまれています。
造形の細かさだけでなく、色差しなどにも注目してください。
また、他のD51と異なり、現代の線路を走るため、
いろいろと装備品が付加されていますので、
このあたりにも注目です。

高崎車両センターに残る旧型客車や12系客車をお供に、
現代を走るD51498をお楽しみください。


国鉄 D51499 福知山機関区 (重装備仕様) : G-3型デフ・重油タンク・集煙装置の重装備
リ<br /><br />アル・ライン 展示品
※クリックで拡大します。

498号機の一つあとの弟(妹?)、499号機も模型化されます。
499号機は現在三重県津市の偕楽公園に保存されています。

特徴的なのは、G-3型と呼ばれるデフレクター(除煙板)が装備されていること。
小型化されて上部しかないタイプのデフレクターは通称「門デフ」と呼ばれていますが、
G-3型は後藤工場で取り付け工事を行ったものです。
このデフレクターの形状に見覚えがあるなと思った方は鋭いです。
先ほど紹介した498号機には、ほぼ同型のデフレクターを装備しています。
今年の498号機は、499号機風の飾りつけになっているというわけです。

話を499号機に戻しますと、時代設定は福知山機関区時代となっています。
基本的に西日本のいくつかの機関区を転々としていたようですが、
福知山機関区には1958~1972年の約14年間在籍していました。
一番の働き盛りの頃を再現しているといっても過言ではありませんね。


★おまけ:第31回日本鉄道模型ショウレポート【リアル・ライン編】

ここで写真が2枚で終わってしまうのはさびしいので、
つい先月末に行われた日本鉄道模型ショウで展示されていた
リアル・ラインのレイアウトをご紹介しましょう。

第31回日本鉄道模型ショウの展示
駅に到着して小休憩な、D51牽引の客車列車。

第31回日本鉄道模型ショウの展示
カーブを曲がってきたD51牽引の客車列車。

第31回日本鉄道模型ショウの展示
レイアウトはこんな感じの街並みです。

実はこのレイアウトは、日本鉄道模型ショウのリアル・ラインのブースに毎年展示されています。
リアル・ラインで模型化するD51はだいたいこの風景に溶け込みます。
D51の多くが一番現役で活躍していた時代の日本の風景を再現していたものだからでしょう。

どこかの地方の街だと思いますが、高い建物が無く空が広く感じる配置です。
のんびりした時が流れている、癒し要素たっぷりなレイアウトです。

★続・おまけ:第31回日本鉄道模型ショウ記念限定品のご紹介

リアル・ラインの日本鉄道模型ショウ会場限定品が販売されておりました。
フルディテールシリーズと呼ばれており、一般流通は無い商品です。

………が、なんと!
3種類あったうち2種類はホビーサーチでも特別にお取扱いさせていただけることになりましたので、
ここにご紹介いたしましょう。

●【JMRA記念限定品】 JR東日本 D51498 高崎車両センター (艶塗装仕様)
【JMRA記念限定品】 JR東日本 D51498 高崎車両センター (艶塗装仕様)


近年(2002年~2008年上半期)の498号機の標準的な姿を再現したもので、
保存機らしい艶有り塗装となっています。

●【JMRA記念限定品】 JR東日本 D51498 高崎車両センター (磐越西線イベント 赤ナンバー・赤ロッドタイプ)
【JMRA記念限定品】 JR東日本 D51498 高崎車両センター (艶塗装仕様)


こちらは、2008年に磐越西線のイベント開催時の姿です。
ナンバープレートと、ロッドの色が赤となり、一味違う印象になっています。

どちらも、極少量の在庫となっておりますので、品切れの際にはご容赦ください。
ブログでご紹介する直前に売り切れてしまいました。
ご注文ありがとうございました。(こっそり登録しておいたのに見つけるの早っ!)

たった1台の蒸気機関車でも、装備品や色差しなどで表情が大きく変わります。
D51形という蒸気機関車は、実物は総勢1,115両が製造されたため、
1台1台、その時その時で違う姿をしています。
それが多くのファンを惹きつける魅力なのだと思います。

これまでD51形一筋で模型を世に送り出してきたリアル・ライン。
これからもデゴイチの探究は続くことでしょう。


というわけで、以上でリアル・ラインのレポートを終わります。

担当:カピの塚@日本全国のD51の保存機を訪ねる旅をやったら何日かかるんだろう。




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