1/12 プラキット「カプセルトイマシン」に可動ギミックを組み込んでみた!

プラモデル
とみのん
1/12 プラキット「カプセルトイマシン」に可動ギミックを組み込んでみた!
こんにちは、とみのんです。




先日ご紹介しました、
ハセガワさんの1/12 カプセルトイ マシン・・・



小さいながらとてもよく出来たキットでした!
作った後も楽しいプラモデルっていいですよね~。


このまま遊ぶのも面白い。

でも、どうせなら・・・



可動式にしてみたい!!


というわけで、今回はカプセルトイマシンに、
「ハンドルを回すとカプセルが出てくる可動ギミック」を組み込んでみたいと思います!(´▽`)






( ^o^)<手順その1:設計図を考えよう
限られたスペースの中でどんな動きをさせたらカプセルがゴールまで辿り着くか、
頭の中でひたすらピタゴります。
考えがまとまってきたら、とりあえず紙に書いてみるのがベター。
矛盾点を見つけやすいですよ!


とりあえず紙に書いてみたやつ↓




字汚っ!
まぁ、自分が読めればいいのですよ・・・。
なんとか作れそうなのでこの案で制作していくことにします。



( ^o^)<手順その2:カプセルの通り道(入り口)を作ろう
設計図が決まったので改造手術に入ります。
・・・。いざナイフを入れようとすると怖いですね(((´∀`;)))
ギミックを仕込む改造なんてやったことがないし・・・!

「せっかく作ったのに失敗したらどうするんだYO!」と私の中の臆病虫が訴え、
「こんなめんどくさいことやめて昼寝しちまおうぜヒャッハー!」と私の中のニートが言ってます。



でも同時に



逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!
逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!
…と私の中で中学生が呟いているので勇気を出してエヴァに乗 制作に突入しようと思います(`・ω・´)




まずは、入り口となる部分の制作です。

上画像の丸い溝のあるパーツ(説明書で言うとÀ3パーツ)のモールドを切り取り、
溝にカプセルが通れるだけの穴をデザインナイフで開けます。
開ける箇所は8時の方向の溝です。


続いて、本体内部の支柱をオルファ ホビーのこで全て切り外します。
本来なら、本体の後面と前面のパーツを組み合わせる為に使用するのですが、
スペース的に障害になるために切除してしまいます。
支柱がなくても底パーツがあればなんとかなる(なった)ので大丈夫です。




0.5mmのプラ板をA3パーツの外側の大きい円型の溝と同じサイズに切り抜き、
先ほど空けた丸型の穴と同じ場所に穴を作ります。

その後、重力でカプセルが穴の方に転がっていくように、高低差をつけて接着。
こうすることで、カプセルが自動的に入り口まで転がってくれます。

(本当はもっとモールドを生かした仕組みにしたかったのですが、
難易度が高くなりそうなので、今回はこのやり方で!)




裏面は2段になっているのですが、
可動の妨げになってしまうので2段目を削り1段に。



( ^o^)<手順その3:回転軸を作ろう


本体(前面)の支柱も全て切除しますが、
ハンドルの右にある細い支柱は切除後回転軸として
再利用するので捨てずに取っておきます。




回転軸をハンドルの支柱に接着ゥ!
この時、支柱の根本以外に接着剤が着いてしまうと、
ハンドルが回らなくなってしまうので注意が必要です(´ω`)




カプセルの出口はこんな風に背面を切り取り、前面に接着。
これで本体前面の加工は終わり!\(^o^)/




( ^o^)<手順その4:カプセルの受け口を作ろう
続いて今回の改造の要であるカプセルの受け口を作ります。
カプセルの直径が0.6mmなので、それよりもやや大きめで筒状のものを使いたい・・・
でもプラパイプではちょうどいいサイズがなく。

そんな時、ふとWAVEさんのコーナーを見たらこんなものが目に入りました。


それがこちら↓

G・タンク [ロングM]


G・タンク(M)の内径は0.7mm。ちょうどいいサイズじゃないかー!
半分に切れているから加工もしやすくてイイネ!




必要なサイズ(2.5cmくらい)にカットしました。
A3パーツの穴の位置に合うように、カプセル大の穴を丸く切り抜きます。
カプセルが道に迷わないように、0.5mmのプラバンを丸く切り抜き、
両サイドに壁をつくります。ついでに底も。
(接着剤塗りすぎたー!)




本体後面内部の支柱をポリキャップ代わりにして回転軸に装着。
この受け口がレバーと連動して回転することによって
カプセルを入り口側まで流すという魂胆です!


( ^o^)<手順その5:カプセルの転がる道を作ろう


0.5mmのプラ板を本体のサイズに合わせて切り抜いたら、
出口の方にカプセルが転がるよう、少し高低差を付けて接着します。




耐久性が心配なので、
裏側にL字のプラ棒を設置しました。




組み合わせるとこんな感じ。
受け口の横にブレ防止用のL字プラ棒を設置したら、作業終了!


試しに動かしてみた!




う、動いたー!よかったー!(´;ω;`)
今度はカプセルを投入して動かしてみます。






よっしゃー!ちゃんと出口まで転がったー!
思わずガッツポーズ!(笑)
時計回り・反時計回りどちらもいけました。




きちんと可動したので、A3のパーツを組み込んでふたをします。
今度はこの状態で複数のカプセルを投入してみましょうか。




ちゃんと動いたァー!(∩´∀`)∩
カプセルが複数入っていても、回転している受け口の穴の開いていない部分が
うまく塞いでくれるので、1個ずつ順番に落ちてくれました!




というわけで、可動ギミックの組み込み方のご紹介でした!
改造してみて思った事・・・



ものづくりって楽すぃー!(゜∀゜)


実際のガチャガチャとの構造は違いますが、(ガチャガチャ言わないですし)
どうやって作ろうか考えている時、すごくわくわくしていました!
好きなように改造できるプラモデルの醍醐味を改めて実感しましたよー!



ではでは、本日はこのへんで。
また次回~!




担当:とみのん





◆3月6日:追記◆


ハンドルに接続する回転軸の耐久性が不安だったので、
プラモ知識に詳しいスタッフSAにアドバイスを求めたら、
本体後面の支柱(○で囲った部分)を利用した方がいいとの
助言をもらいました!




↑さっそく試してみた図
本体前面の軸を組み込む穴を拡張しないといけませんが、
実際に回してみると、前のやり方よりも
安定性・耐久性共にかなり向上しましたよー!
是非こちらのやり方をお試しください^^

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