トミーテック新製品説明会レポート【16番(16.5mm 1/80スケール)編】

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カピの塚
トミーテック新製品説明会レポート【16番(16.5mm 1/80スケール)編】
こんにちは、カピの塚です。
去る7月18日(東京会場)に開催されたトミーテック商品説明会で展示された試作品をご紹介いたします。
当記事では、トミックス16番ゲージ(軌間:16.5mm、1/80スケール)のご紹介です。


いずれの写真もクリックで拡大します。
写真は色調補正を行っていますが、実際に現物を見た場合と色調が異なる場合があります。

試作品は量産品と異なる場合がありますので予めご了承ください。
なお、一部の商品は発売中です。

文字をクリックすると商品紹介ページに飛びます。


< HO-078 > JR 115-1000系 近郊電車 (コカ・コーラ塗装) (3両セット)
JR 115-1000系 近郊電車 (コカ・コーラ塗装) (3両セット)

JR東日本長野支社管内の115系はいわゆる「長野色」とよばれる塗装が主体ですが、
こちらは1987~1990年に有名飲料メーカーの全面広告車となった編成を再現しています。
要するにコカコーラのラッピング電車というわけです。
今でこそ全面広告や車体広告が普及しておりますが、当時は大変珍しかったことでしょう。

ヘッドライトや前面方向幕は点灯します。
動力は最近113系リニューアル品と同様のものが装備されます。
車番、コカコーラロゴ、JRマークなども印刷済みです。

サンプル写真の通り、実車でも模型でも非常に目立つ塗装ですね。

< HO-144 > JR EF63形 電気機関車 (2次形)
JR EF63形 電気機関車 (2次形)

碓氷峠の主であるEF63形で、今回は2次形(14~21号機が該当)が発売予定です。
ノーマル版はJR化後、碓氷峠廃止直前の頃をイメージした仕様となります。
C形無線アンテナ、ジャンパ栓、メーカーズプレートなどのパーツが付属しており、
お客様ご自身で取り付けていただきます。

実物と同じく他の列車と協調運転を行えるよう3段階速度調整機能を搭載。
また、軽井沢側のカプラーは双頭式連結器を再現し、
自連形はケーディーカプラーNo.5、密連形は密連形TNカプラーと連結が可能です。

< HO-195 > 国鉄 EF63形 電気機関車 (2次形・プレステージモデル)
国鉄 EF63形 電気機関車 (2次形・プレステージモデル)

同じくEF63形です。
プレステージ版は国鉄時代の仕様なので避雷器はLA15形になるなどの違いがあります。
プレステージ版は部品が全て取り付け済みとなった豪華版です。

< HO-084 > 485系 特急電車 (初期型) 基本セット
485系 特急電車 (初期型) 基本セット

国鉄在来線の電化区間は直流1,500V、交流20,000V 50Hz、交流20,000V 60Hzと3つの方式がありますが、
485系はそれらの3つの電源方式に対応し、直通運転ができる特急形電車です。
485系のおかげで特急列車のスピードアップにつながった路線も多数あるでしょう。

485系は量産の過程で何度かモデルチェンジが行われていますが、
初期形と呼ばれる車両は、先頭車がボンネット型になっていることや、
屋根の上のAU12形クーラー(いわゆるキノコ形クーラー)が大きな特徴です。

模型ではヘッドライトは電球色LED、ヘッドマークは白色LEDを使い分ける工夫がなされています。
基本4両セットのほか、後述の増結用の中間電動車(モハ+モハ)セット、中間付随車(サハ)、グリーン車(サロ)、食堂車(サシ)も発売予定です。
東北本線のエル特急「ひばり」や日本海縦貫線のエル特急「白鳥」など、
お好みで編成を組んでみてはいかがでしょうか。

< HO-085 > 489系 特急電車 (初期型) 基本セット
489系 特急電車 (初期型) 基本セット

489系は485系に横軽協調機能を付加した形式です。
横軽協調とは信越本線の横川~軽井沢間の碓氷峠越えに際して、横川側にEF63形を連結し上り下りを行うための機能です。

外見上では、上野寄り先頭車(クハ489形500番代)の先頭部連結器は
カバーが取り付けられずむき出しになっていて、
連結器解放テコがちょんと付いているのが特徴です。
模型でも、その連結機能を再現するべく、
ケーディーカプラーと互換性のある新開発のカプラーを装備しています。

先述のEF63形と連結が可能ですので、
模型の世界でも横軽協調運転が再現できます。



今回、485系初期形と489系初期形では増結用車両は共通のセットおよび単品となっています。

< HO-086 > 485(489)系 特急電車 (初期型) 増結セット M
< HO-087 > 485(489)系 特急電車 (初期型) 増結セット T
485(489)系 特急電車 (初期型) 増結セット M・T

485(489)系 特急電車 (初期型) 増結セット M・T

増結用の電動中間車で普通車です。いわゆるモハ+モハのユニットです。
M(動力付き)セットもT(動力無し)セットも外見はほぼ一緒です。
勾配区間が存在するレイアウトでの走行や長編成になる場合にはMセットを、
平坦線が主体のレイアウトを走行させる場合や、編成があまり長くない場合はTセットを、
というように、条件に合わせてご購入されるのがよろしいかと思います。


< HO-258 > サハ481(489) (初期型)
サハ481(489) (初期型)

増結用の付随中間車で普通席です。
「やまびこ」「ひばり」「雷鳥」「しらさぎ」など需要が大きい長編成で運転される列車に用いられました。
実車同様動力は入っていませんので、先ほどのモハモハセットと動力のバランスも考慮してご利用ください。

模型ではコンプレッサー(CP)のパーツが付属します。
これを床下に装着するとサハ489形200番代になります。

< HO-259 > サロ481(489) (初期型)
サロ481(489) (初期型)

増結用の付随中間車でグリーン車です。
小さい窓がずらーっと並んでいるのがグリーン車の特徴です。
編成の中央にグリーン車が連結されるとなかなか良い感じです。

< HO-260 > サシ481(489) (初期型)
サシ481(489) (初期型)

増結用の付随中間車で食堂車です。
食堂の窓、調理室の窓、業務用扉など、
車体側面のレイアウトが非常に独特なのが食堂車の特徴です。
模型的にもグリーン車同様アクセントになる車両です。
食堂車が連結されていた頃こそが国鉄在来線特急の黄金時代かと思います。

実車のサシ481とサシ489は一部の車両が24系客車のスシ24に改造され、
「北斗星」や「トワイライトエクスプレス」で活躍中ですが、
その他は食堂車連結中止・食堂営業廃止に伴って1980年代末までに廃車になりました。


なお、これらの単品車両に使う側面方向幕等のシール、車番用メタル転写シート、
車体標記等転写シート、グリーンカーマークなどは基本セットおよび増結セットのみに付属します。




16番の試作品展示は以上です。
なお、新規発表品については、バックナンバーの2012年秋冬~2013年・新製品発表編にてご確認ください。



夏のトミーテック新製品説明会のレポートは以上で終わります。


担当:カピの塚

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