商品説明
新宿と八王子を結ぶ京王線は戦前まで路面電車の面影を残す14m級の小型車両が活躍していました。
戦時統合によりいわゆる「大東急」の一員とされ、戦後1948年の分離時に京王線と井の頭線(旧帝都電鉄)を合わせ「京王帝都電鉄」として再出発しましたが、小型車が中心だったうえ多数の車両が戦災で失い、輸送力の増強は逼迫した課題でした。
そこで1950年に初の17m級車となる2600系を新製し、1953年には当時全国各地の鉄道で流行していた正面2枚窓の湘南電車に準じたデザイン(いわゆる湘南顔)を採用した2700系が登場。
そのデザインは性能を向上した後継の2000系・2010系と引き継がれて、一連の車両は戦後の京王線の主力となりました。
しかし斬新なアイボリーの車体で注目を集めた後継車の5000系が1963年に登場すると、特急などの優等列車運用はそれら新型車両に役目を譲り、これら緑色の湘南顔電車は「グリーン車」と呼ばれて地味な役割に終始しました。
1984年を最後にこのグループは京王線を去りましたが、各地の地方地鉄に譲渡され、現在は銚子電鉄に残された1本(元2010系)が最後の活躍を見せています。
■掲載内容
１．2700形の登場
２．2000形の登場
３．2010形の登場
４．その後の2700形
５．その後の2000形
６．その後の2010形
７．保存車両と他社譲渡車両
７．１ 保存車両
７．２ 2010形の他社譲渡車両
●パッケージサイズ/重さ : 25.8 x 18.2 x 0.3 cm / 171g
商品仕様
- 商品コード
- 055678
- ISBNコード
- 9784777055678
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