こんばんは。木曜日担当のカピの塚です。
先日のニュースによると、日本国内では新型インフルエンザの発生によって、
特に関西方面への小中学校の修学旅行が多数キャンセルされたとのことです。
今の季節は日本全国各地で修学旅行が実施されていますから、
行先となるはずだった地域の観光業界は大きな打撃となってしまったのではないでしょうか。
さて、修学旅行。みなさんはどちらへ行かれましたか?または行かれる予定ですか?
私、カピの塚は小学校の修学旅行は観光バスで静岡のほうへ、
中学校の修学旅行は東海道新幹線で京都・大阪・奈良方面へ行きました。
その中学校の修学旅行なんですが、往路は
100系「ひかり」を利用しました。
復路はなんと
デビュー早々話題沸騰の300系が間合い運用で「ひかり」となっていました。
当時、本来は「のぞみ」でなければ乗れない300系に乗ることができた、
ということでとってもラッキーだったなと、そんな思い出があります。
なんだか歳がバレてしまいそうですね。
私の場合はこのような形で修学旅行に行ったのですが、
新幹線網が今ほど整備されていなかった時代には、
『修学旅行電車』と呼ばれる団体専用列車があって、
しかも
専用車両が用意されていたんですね。
155系は日本で初めての修学旅行用電車で、
「ひので」や「きぼう」といった名前で運行されていました。
左の写真はMICRO ACEの昔の商品なのですが、写真の色がすごいことなっています。
正しい色は、右のGREENMAXのキットを参照してください。
車体の色なんですが、
ライトスカーレットと
レモンイエローという鮮やかな塗り分けです。
乗車する小中学生たちが明るい気分になれるようにとデザインされたようです。
外見は一般的な急行電車によく似ていますが、ドアの幅が狭く作られているのが特徴です。
これは、始発から終点まであまり人の出入りが無いためです。
さらに中学生の団体が利用することを踏まえ、座席は中学生の向けのサイズとし、
1列あたり2人掛け+3人掛けという配置なのです。大人が座るには少々狭いでしょうね。
洗面台を2列並びにしたり、飲料水用タンクを設置したりと、まさに中学生カスタムです。
そしてなんといっても、
自動ドア装備というのが重要ポイントで、
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( ´Д`)// < 先生!1さんがいません!
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のように、途中駅で勝手にホームへ降りた生徒が置いていかれるトラブル、いわゆる
「先生!○○くんがいません!」事件を減らすことができたのです。
さて、模型のほうは、MICRO ACEのセットは後にリリースされた改良品も含めて品切れです。
GREEMMAXのキットは現在でも販売が継続されておりますので、
組み立てて塗装をして当時の修学旅行の風景を思い浮かべてみるのも良いでしょう。
ちなみに、修学旅行電車には155系のほかにも仲間がおります。
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( ´∀`)/< 先生!キハ58は電車ですか?
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おっと、キハ58は電車ではなくて
気動車ですね。
修学旅行用の気動車として、かつてキハ58系800番台が存在していました。
東北地区から東京へ向かう列車は「おもいで」、
九州地区から関西へ向かう列車は「とびうめ」と、
それぞれの名前で運行されていたんですね。
昨年、JR東日本の小牛田運輸区に所属していたキハ58系の2両に修学旅行色が塗られ、
快速「おもいでゆけむり」号として陸羽東線などで運行され大変話題になりましたね。
内装は修学旅行用ではなく一般急行用の仕様なので雰囲気重視となりましたが、
本当の「おもいで号」を知る世代の方からは、懐かしいとの大変評判だったそうです。
・キハ58系 修学旅行色 (6両セット) ★特別企画品さて、KATOからリリースされた
キハ58系 修学旅行色 (6両セット) (特別企画品)ですが、
久しぶりに再入荷しております。
もちろんこちらは修学旅行用の800番台を再現しておりますので、
屋根の上にエアコンが搭載されていない
非冷房車です。
東北地区所属車を再現するために
スノープローパーツも付属しております。
懐かしい修学旅行列車をコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。
本日の担当:カピの塚@奥の細道湯けむりライン