【プロローグ】
昼休み。
Yahooで憂鬱なニュースを眺めていたら
「ミニ四駆やろうぜ!」
と、言われました。
ホビーサーチミニ四駆部、発足。
三人集まらないと廃部の危機とか、
近所の名門ミニ四駆部(どこだよ)と試合になるとか、
教頭が学園の乗っ取りを企んでいるとか(※ホビーサーチは模型屋です)
昨日の敵は今日の友の要領で部員がねずみ算式に増えていくとか、
必殺技を天才肌のライバルに破られるとか、
現役を引退した伝説のミニ四駆マスターに師事するとか、
修行によって最強の超必殺技を会得するとか、
ミニ四駆を悪用する秘密結社と戦うとか、
実は行方不明になった父親がタミヤの社員とか、
生き別れの兄がこっそりフォローしてくれるとか、
あれだけ衝突したライバルと和解して共に戦うとか、
そんなドラマは御座いません。
……と、いうわけで。
どこまでちゃんと出来るかはさて置き、
人生初のミニ四駆を作ってみることにしました。
このテの遊びは興味こそあったものの、
どうにも周囲に嗜む人がいないという環境的要因から
触れることなくここまで来た私ですが
まさかこの歳になってミニ四駆を始めるとは思わなかったヨ……。
【とりあえず何を作ろう?】
ミニ四駆と一口に申しても、多種多様です。
ですが、何はともあれシャーシが大事とのことですので
●
アバンテ Mk.III アズール クリヤースペシャル (ポリカボディー)
新型かつ、素人にも優しいと言われる(?)
MSシャーシ採用のキットを作ってみましょう。
見た目もクールでカッコイイです。ウッヒッヒ。
【いきなり縁起が悪い】
買って数分後、袋からゴソゴソ出していたら
通りすがりのスタッフNに
「あーあ、クリアーボディは走らせて、
コースアウトして、ぶっ壊れることが多いですよ。」
…
……
………(^^;
私の夢と浪漫に対して
いきなり壊れる宣言ですか、ムキー!!
まぁ、つまりはアレです。
コースアウトしなければよいのです。
寧ろ走らせなければいいのです(本末転倒)。
気を取り直して、キットの中身 全 開 ッ!
内容物はざっとこのような感じです。
モーターやグリスといった駆動系のパーツ以外はプラモデルとあまり変わりません。
必要な道具もニッパーやハサミ、カッターといった模型製作の定番品で十分です……が。
できれば小型のハサミや、新品の刃に換装したデザインナイフをオススメします(理由は後述)。
モーターやギアの入った袋は後ほど開封致しますので、
製作の進行と共に適宜紹介していきましょう。
【組立工程1:ボディを切り取る】
ハサミでポリカボディの不要な部分を切り取るわけですが
これ、必要な部分までうっかり切ってしまいそうですね……('A`)
油断がなりません。
説明書を読みつつ、慎重にチョキチョキ。
「仕事しろよ」的な社内の白い目に耐えつつ、
ハサミやカッターで切り抜きます。
…
…
…
…
形が複雑な上、ポリカ切りにくい……(´;ω;`)
これを綺麗に切り抜くとか、どんだけ…。
しかも切り抜いてるところを
問屋帰りのガバスに見られ、残念そうに「えー」等と言われる始末。
その「えー」は何なんだ……。
ハサミとデザインナイフと私の根性によって切り抜き完成。汚いのは見逃して下さい。
後々耳にしたのですが、エッチング用の小さいハサミは便利そうですね。
普通のハサミは細かい部分が切りにくくて仕方ありません。
尚、切り口が凶悪になりがちなので、エッジにヤスリがけするのが吉です。
全国のミニ四駆キッズは怪我に気をつけて下さい。
ところで色は塗らないのかって?
だってこの季節にベランダで塗装とか寒……いえいえ、女は黙ってシールですよね!
と、そんなこんなで今週はこれにて!
中身が薄くて申し訳御座いません……;
次回からはもう少しマトモな製作に入りますので、ご容赦下さい。
来週もホビーサーチをよろしくお願いします!
担当:トメ子@
【あとがき:後悔役に立たず】
後になって、他の部員から
素人がポリカボディとか真性のアホじゃのう!HAHAHA!
と、言われました。
……誰も何も言わんから、見た目だけで買ってしまったんじゃい!
(※それを素人と言う)
そんなわけで、ミニ四駆初めて!という、ピュアな初心者の方々は、
プラモデル風にボディが型抜きされているキットをオススメします。
ポリカボディは軽量なのでレース向けではありますけれど、扱いが少々面倒なので。