こんにちは、カピの塚です。 東京ビッグサイトで開催の鉄道模型コンテスト2018に行ってきました。 モジュールレイアウト部門は物凄い数の参加校があるのですが、その中からいくつかの学校のNゲージモジュール作品をご紹介します。 ●上野学園中学校高等学校 鉄道部 タイトルは「ひとつのアニメから復興した町」。 鹿島臨海鉄道の大洗駅を再現したモジュール。駅舎の右側は東日本大震災の津波が押し寄せているときの様子、左側はその復興後の様子を取り入れています。 ●埼玉県立浦和高等学校 鉄道研究同好会 タイトルは「新旧山陰本線と保津峡」。 モジュールの本線を嵯峨野観光鉄道、対角に通るダミーの高架線が山陰本線という位置づけです。保津峡の川下りの視点で眺めるのがポイント。 ●開智日本橋学園中学校・高等学校 鉄道研究同好会 タイトルは「新潟の雪景色」。 信越本線にある田園風景をモチーフにした作品で、道路や畑に積もった雪の濃淡の表現が見所です。 今回が初出場とのことです。 ●関東学院六浦中学校高等学校 鉄道研究部 京都らしさを凝縮した活気あるレイアウトになっています。 人々の声、自動車の音、川の流れまで聞こえてきそうな作りこみがとても好印象でした。 暖かみを感じる街灯や建物の照明類は全て乾電池が電源だそうです。 写真を撮ったあとちょうど電池交換が始まりまして、電池の数の多さを見ると大変そうです。 ●東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス 鉄道ジオラマ同好会 タイトルは「有楽町赤レンガアーチ高架」。 赤いレンガのアーチ橋が連なる高架線とその周辺の建物にスポットを当てた作品。歴史ある高架橋なので車両は現代でも昔のでも似合います。 ●青稜中学校高等学校 タイトルは「金閣寺-思い出に映る日本の美」。 観光客の賑わいが聞こえてきそうな金閣寺を表現したジオラマ。 池は緑の濃淡を使い分けて深さを表現、浮島や樹木も丁寧に作られていています。 それにしても驚くのは池の中に線路が通っている衝撃の設定でしょう。 ●聖徳学園中学高等学校 鉄道研究部 題材によく選ばれる、中央線と総武線の接続駅である御茶ノ水駅と、聖橋、神田川を表現したモジュールです。 チラッと見える丸ノ内線側をモジュールの本線にしたことで限られたボードで広い空間を実現している印象です。 ●東京都立総合工科高等学校 交通研究同好会 タイトルは「十文字橋の日常」。 小田急線にある鉄橋。複線間隔を広げたり、ガーダー橋を実物どおりに塗り分けたり、中洲も作ってあったりと良い雰囲気です。 ●千葉県立千葉工業高等学校 鉄道研究部 JR八戸線沿線で行われている祭りをモチーフにした作品。 ストラクチャーやアクセサリーにジオコレを取り入れています。川や畑の表現が丁寧で全体的に綺麗にまとまっている印象です。 ●獨協中学校高等学校 鉄道研究部 タイトルは「赤い電車が駆け抜ける下町、鮫洲」。 電飾にこだわった作品でホーム、駅舎、店舗に明かりが灯ります。奥の通過線はダミーですが通電してあります。 ●普連土学園中学校高等学校 理科部 お菓子の世界を表現したファンタジー的な作品。 粘土のクッキーの数はなんと500枚以上作ったそうです。お城には粘土で作ったアイスもたくさん盛り付けてあります。 ●立教池袋中学校・高等学校 鉄道研究同好会 タイトルは「山桜と水観の小駅」。 わたらせ渓谷鉄道の水沼駅をモデルに桜が咲いている季節を再現した作品。KATOの日本のさくらキットをふんだんに使って迫力ある桜並木が表現されています。 各モジュールで詳しいご説明をいただいた学生のみなさん、ありがとうございました。 時間の都合上、全てを見て周るのは難しかったのですが、他にも力作がたくさんありますので、明日(最終日、8月5日(日曜日))もぜひ足をお運びください! 担当:カピの塚