HobbySearch Blog Didn't come up with that type of thought! ~ New transportation system~

Model Train

2013/07/04

Kapinozuka

Didn't come up with that type of thought! ~ New transportation system~

This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and your for your understanding.

こんにちはカピの塚です。

「その発想は無かった！」

と思わずつぶやいてしまう、そんな面白い模型が登場です。

その名も「新交通システムNT」です。

これは新交通システムのニュートラム風のアクリル車体キット。
COSMICと新大阪模型のコラボ企画第2弾なのです。

「新交通システム」と一口で言っても何のことかご存知ない方のためにご説明いたしますと。

日本における新交通システムとは、
鉄道より少ない輸送量だけどバスよりも多い輸送量が必要
といういわゆる中量輸送機関を指します。

「新交通システム」には日本はもとより世界には様々な方式がありますが、
日本においてはモノレール、HSST、AGT、ガイドウェイバスといった交通機関が実用化されています。

このうち、「新交通システム」という単語で真っ先に連想されるのは、
自動案内軌条式旅客交通システム、英語でAutomated Guideway Transit、略してAGTです。
コンクリートで作られた軌道上を、軌道上のガイドに沿ってゴムタイヤを履いた小型の車両が走るというもの。
おおざっぱに言うと、タミヤのミニ四駆みたいな仕組みで列車を作ったという感じです。

この仕組みを導入しているのは、
東日本地区では「ゆりかもめ」「日暮里・舎人ライナー」「レオライナー」「ニューシャトル」「金沢シーサイドライン」、
西日本地区では「ニュートラム」「ポートライナー」「六甲ライナー」「アストラムライン」といった路線。
一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか。

今回の「新交通システムNT」キットは、
AGT方式で老舗路線の一つである大阪市交通局のニュートラム風の車体を作ることができます。

アクリル板をレーザーカットしたキットで、
組み立てにはアクリル用の接着剤が必要です。

これを組み立てるとこのような状態になります。

非常にシンプルな車体のできあがり。

このキットでは、走行可能な状態にするために、
KATOのBトレインショーティー用動力ユニットと台車を使います。

実際のAGTはゴムタイヤでコンクリート軌道上を走りますが、
Bトレの台車と動力ユニットでは一般の鉄道と同じ仕組みで走ることになり、
足回りに矛盾が生じてしまうのですが、そこは各自の工夫でカバーしましょう。

TOMIXのワイドトラムレールをコンクリート軌道に見立てて走らせるだけでも充分に雰囲気が出るでしょう。
ワイドトラムレールに側壁や橋脚を取り付ける改造をするとよさそうです。
あとは台車をうまく加工して、金属車輪が見えにくい改造を施せば良さそうです。

レイアウト上では一般の鉄道が走る線路とは繋げず、
完全に独立して都会のビルの谷間や、ニュータウン的な団地が広がる風景の中を通せば良いのではないでしょうか。

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