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こんにちは、カピの塚です。
先週都内で開催されたTOMYTEC新製品説明会(問屋・小売店向け)のレポートの続きです。
前回に続きましてTOMIXの車両の試作品をご覧ください。
★JR 485系3000番代 特急電車 (上沼垂色)
485系特急電車は国鉄時代から活躍する車両ですが、
JR化後は各社で延命や改修工事が行われました。
JR東日本の485系のうち、大幅な改造を施されたグループは3000番代に区分され、
北陸地方や東北地方で活躍しております。
3000番代のうち上沼垂色は白をベースに青と緑を配したカラーリングです。
未塗装状態の試作品です。
やはり最も目立つのは大幅に改造された先頭部分でしょう。
前面のヘッドマーク周りは部品が分けられているように見えますね。
そしてこちらが彩色済みの試作品です。
やはり色が着くとかっこいいですね。
実車の3000番代が登場した時には大変驚きましたが、
485系の印象を保ちつつ見事にリフォームしたものだと感心したものです。
中間車のモハ484-3000です。
ごちゃごちゃした屋根上が交直両用電車の醍醐味の一つです。
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JR 485-3000系特急電車 (上沼垂色) (基本・4両セット)
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JR 485-3000系特急電車 (上沼垂色) (増結・2両セット)
ところで上沼垂(かみぬったり)色という難読な名称ですが、
国鉄ならびにJR東日本には上沼垂運転区という電車の基地があり、
ここに所属する485系特急電車で独自塗装に改められたものについては、
上沼垂色などと便宜上呼んでいたのが由来です。
私もこれにより新潟県の難読地名「沼垂」(ぬったり)が読めるようになりました!
上沼垂運転区は新潟車両センターに改称されたのですが、
趣味的には今でも上沼垂と言った方がピンとくる方も多いかもしれません。
★JR E217系 近郊電車 (湘南色)
JR東日本のE217系は、総武快速線・横須賀線の113系の置き換え用に作られました。
一部の列車は内房線や外房線にも直通しています。
基本的には全車がスカ色だったのですが、
2007年に3編成が東海道線に転属となり湘南色への変更、
ならびに編成組み換えが行われました。
原則的に15両固定編成で運用され分割併合が行われないのが特徴です。
模型は、東急車輌製のF-03・53編成をプロトタイプとし、
強化型スカート装備後の姿を再現しています。
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JR E217系近郊電車 (湘南色) (基本A・6両セット)
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JR E217系近郊電車 (湘南色) (基本B・5両セット)
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JR E217系近郊電車 (湘南色) (増結・4両セット)
基本Aセットと増結セットで小田原・熱海寄り10両基本編成が、
基本Bセットで東京寄り5両付属編成がそれぞれ再現でき、
3セットを全て組み合わせることで15両フル編成となります。
なお、元祖であるスカ色の編成も好評発売中です。
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JR E217系 近郊電車 (4次車・更新車) (基本A・3両セット)
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JR E217系 近郊電車 (4次車・更新車) (基本B・4両セット)
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JR E217系 近郊電車 (4次車・更新車) (増結A・6両セット)
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JR E217系 近郊電車 (4次車・更新車) (増結B・2両セット)
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【限定品】 JR E217系 近郊電車 (F-01編成・旧塗装) (11両セット)
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【限定品】 JR E217系 近郊電車 (F-51編成・旧塗装) (4両セット)
こちらもよろしくお願いいたします。
★国鉄 115系2000番代 近郊電車 (身延線)
この日、会場発表となった新製品の一つとして115系2000番代身延線色があります。
ワインレッドにホワイトの帯が巻かれた独特の塗装の115系です。
これまでにTOMIXでは身延線の115系は何度か製品化していますが、
いずれも3両編成を再現したセットでした。
今回製品化するのは、中間に先頭車クハ115が連結された変則的な4両編成!
登場当時の姿を再現とのことですから非冷房車ですね。
なお、鉄道コレクション第20弾にはクモユニ143身延色が含まれる模様ですので、
一緒に連結してお楽しみいただける予定です。
●【限定品】国鉄 115-2000系 近郊電車 (身延線) (4両セット)
※9月期予定品。予約開始まで少々お待ちください。
★JR E233系6000番代 通勤電車 (横浜線)
JR横浜線では205系を置き換えのためE233系6000番代の投入が始まりました。
帯色は205系から引き継いだ黄緑と緑の2色となりますが、
他線のE233系のように単純な色違いというわけではないのが横浜線仕様です。
装備の面では屋根のラジオアンテナが無いため、模型でも屋根パーツが新規製作になります。
また、装飾の面では「YOKOHAMA LINE」のロゴマークが入れられるほか、
沿線各駅をモチーフにしたスタンプマークが編成ごとに貼り付けられます。
このため、車番と駅スタンプマークを収録した転写マークが付属する予定です。
お客様ご自身でお好きな編成に仕上げていただく形になります。
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JR E233-6000系 通勤電車 (横浜線) (基本・4両セット)
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JR E233 6000系 通勤電車 (横浜線) (増結・4両セット)
製品は先頭車・動力車を含む基本4両セットと、
中間車のみの増結4両セットの2セット構成となります。
★国鉄 103系 通勤電車 (初期型冷改車・オレンジ)
HG仕様の103系シリーズの第5弾としてオレンジ色が登場。
今回は初期型のうちAU75で冷房改造されたグループで、
先頭車はヘッドライト2灯化改造後、中間車の窓は非ユニットサッシ、
窓のHゴムはグレーとなっています。
時代設定としては1980年代後半~1990年代前半、
すなわち国鉄末期からJR化直後くらいの姿のようです。
基本Aセットはクモハ103+モハ102+クハ103-500の3両セット。
増結セットやサハ103単品を適宜加えることで、青梅線、五日市線、武蔵野線などが再現できます。
基本Bセットはクハ103-0+モハ103+モハ102+クハ103-0の4両セットです。
増結セットやサハ103単品を適宜加えることで、青梅線、五日市線、武蔵野線、大阪環状線などが再現できます。
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国鉄 103系 通勤電車 (初期型冷改車・オレンジ) (基本A・3両セット)
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国鉄 103系 通勤電車 (初期型冷改車・オレンジ) (基本B・4両セット)
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国鉄 103系 通勤電車 (初期型冷改車・オレンジ) (増結・2両セット)
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国鉄 サハ103 (初期型冷改車・オレンジ)
最もコアな時代設定は1986年頃の武蔵野線の6両編成となるようです。
この1986年3月のダイヤ改正で武蔵野線、ならびに青梅・五日市線の
103系6両編成は共通運用になっていました。
とりあえず模型で6両編成になるよう揃えれば、
どちらの路線としてもお楽しみいただけます。
(ただし、この時代は他線からの転属車による混色編成もいたのでオレンジで統一された編成は逆に珍しい?)
★国鉄 103系 通勤電車 (大阪環状線)
違いの分かる方にお薦めの大阪環状線セットです。
基本的な仕様は先ほど紹介した103系初期型冷改車オレンジと同じですが、
このセットでは先頭車のクハ103が前後で0番代と500番代が混在しています。
原則的に片側の先頭車がクハ103-0なら反対側の先頭車もクハ103-0となり、
片側の先頭車がクモハ103ならば反対側の先頭車はクハ103-500となるのですが。
大阪環状線に配属されていた、前後でクハ103-0とクハ103-500が混在する編成を再現したという、
ややマニアックなセット商品なのです。
もちろん付属品の行き先表示は大阪環状線のものが含まれますが、
サハ103を1両抜いて7両編成にして片町線としても遊べます。
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国鉄 103系 通勤電車 (大阪環状線) (8両セット)
前後で実は顔が違うという細かすぎて伝わらない系のニヤニヤでお楽しみください。
★国鉄 14系14形 特急寝台客車
14系14形は1971年に登場した寝台客車で、分散電源方式を採用したことにより、
途中駅で分割・併合して運行する複数の行き先を持つ列車で活躍をしました。
集中電源方式の24系と並び国鉄の寝台特急を担ってきた客車のグループであります。
過去の製品では屋根とクーラーは一体成形でしたが、
今回の製品ではクーラーが別部品化され、よりリアルな形態になります。
1980年代の「さくら」「みずほ」といった東海道筋の列車を再現するのに適しています。
スハネフ14に使うトレインマークは裏貼り式シールで付属するほか、
機関車用のトレインマークも基本セットにお椀型、増結セットに平型がそれぞれ付属します。
JR化後の姿は付属の転写シートに収録されているJRマークを用いることで再現できます。
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国鉄 14系14形 特急寝台客車 (基本・7両セット)
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国鉄 14系14形 特急寝台客車 (増結・4両セット)
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国鉄客車 オハネ14形
なお、1987年頃の「さくら」「みずほ」を再現する場合、
基本セット×1+単品オハネ14×1で「さくら」長崎行きや「みずほ」熊本行きの1~8号車が、
増結セット×1+単品オハネ14×2で「さくら」佐世保行きや「みずほ」長崎行きの9~14号車が、
再現できるとのことです。
機関車は別売りです。
再現したい区間に合わせてお好みでお買い求めください。
また、「さくら」「みずほ」以外で14系14形が使用された列車を再現される方も、
編成をお調べになり必要なセットと単品をお買い求めいただければと思います。
★JR DF200形ディーゼル機関車 0番代・100番代
北海道ではお馴染みのJR貨物のディーゼル機関車です。
不思議なことにこれまでは他社(KATO)からしかNゲージ化されておりませんでしたが、
この度TOMIXからもNゲージ化されることになりました!
今回は未塗装状態のボディのサンプルが展示されておりました。
側面です。
真上からの写真です。
まだ屋根のパーツがありません。
そしてこちらが前面。
フロントガラスを通して運転台の様子が覗えます。
また、手摺や解放テコは別部品であることがわかります。
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JR DF200-0形 ディーゼル機関車 (登場時)
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JR DF200-100形 ディーゼル機関車
現在の北海道の貨物列車を再現するには無くてはならない機関車です。
今後も開発の進捗状況から目が離せませんね。
★JR EF510形500番代 電気機関車 (JR貨物仕様)
EF510形500番代は、JR東日本が寝台特急「北斗星」や「カシオペア」の牽引用に導入した機関車ですが、
2013年に一部の車両がJR貨物に転籍するという衝撃のニュースがありました。
これらの車両はJR貨物富山機関区に配属となり、
大阪から青森にかけてのいわゆる“日本海縦貫線”の貨物列車で活躍を始めています。
この転籍・転属に伴い、装備の面では保安機器の変更がありましたが、
外見上では北斗星のシンボルである流れ星マークが消されています。
試作品は塗装済みの完成状態のものが展示されていました。
外見上で最も目立つのはやはり側面から消えた流れ星マーク。
ずいぶんとすっきりとしてしまいました。
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JR EF510-500形 電気機関車 (JR貨物仕様)
参考までに下記がJR東日本所属の北斗星色です。
ぜひ比べてみてください。
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JR EF510-500形電気機関車 (北斗星色)
★私有 U47A-38000形コンテナ (パナソニック)
31フィート級の妻面開き・両側面ウイング式のコンテナです。
パナソニックロジスティクスが所有しており、
両側面および妻面ドア部分にPanasonicのロゴが記載されています。
サンプルは彩色済みの状態で展示されていました。
ご覧の通り、綺麗にロゴや標記類が印刷されております。
2個入りで、それぞれコンテナ番号が異なります。
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私有 U47A-38000形コンテナ (パナソニック・2個入)
次回もTOMYTEC新製品説明会のレポートの続きの予定です。
担当:カピの塚
★バックナンバー
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トミーテック新製品説明会レポート 2014春 【鉄道むすめ・1/12小物編】
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トミーテック新製品説明会レポート 2014春 【建物コレクション編】
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トミーテック新製品説明会レポート 2014春 【TOMIX編その1】