海のものとも、山のものともつかぬ

プラモデル
トメ子
海のものとも、山のものともつかぬ
あれもこれも。

オールインワン。

ミソもクソも一緒……は、失礼……ちょっと違うようですね。
ごきげんよう、トメ子です。

世の東西を問わず、「汎用性」というものは需要がありました。
今日は水陸両用という夢のメカ(?)を紹介しましょう。


独・水陸両用牽引車 LWS ラントワッサシュレッパー 初期型
正直、強そうじゃないし、速そうでもないし

ごく個人的な主観ですが、実は最初見た時、ちょっと不恰好だn……いえ、ボートにキャタピラを搭載するという斬新なスタイルに感嘆致しました。
見た目が微妙だなんてこれっぽっちも思っておりません。
人も兵器も大事なのは中身ですからね!


……と、いうわけで。
ここで一つ、真面目な解説をしましょう。



……

軍隊同士の戦闘にも状況があります。
野戦、海戦、市街戦etc……。

その中でも少し特殊なのが、「上陸戦」です。

読んで字の如く、海からの侵攻部隊とそれを陸で待ち受ける迎撃部隊との戦いです。

勿論、馬鹿正直に上陸しようものなら迎撃部隊のいい的にされますから、上陸側は航空部隊による空爆支援や揚陸艦(※以前取り上げたワスプなど)といったモノを用意して戦闘に臨みます。


さて。このLWSですが、どうやらこれ自体が戦闘能力を持つわけではなく、「牽引車」として開発されたようです。
なのでガチの前線にいきなり投入される……というよりは、斬り込み部隊の後をくっついていく感じかしらん。
一応、20+2名の兵員(+乗員)も収容できるようです。


上から見た図

上から見た内部の様子。でっかい煙突が三本と、運転席?が見えますね。
更に拙いながら開発経緯についても少々触れてみます。


第二次世界大戦初期。
破竹の勢いでフランスを落としたドイツは、イギリス本土に狙いをつけます。その為、様々な上陸用兵器の開発に着手しました。その中の一つがこのLWSというわけです。

ですがイギリス本土への上陸計画(通称:アシカ作戦)は実行に移されることなく、結局LWSは北アフリカや東部戦線などに送られ、物資輸送などに活躍しました。

案外使い易かったのか、脚回りの改良を経たバージョンも生産されたようです。
ブロンコモデルさんからは既に中期型も発売中ですので、造り比べてみるのも面白そうですね!

独・LWS水陸両用牽引車 ラントワッサシュレッパー中期型
キャタピラがちょっと違う

そうそう、LWSの性能ですけれど。
時速(?)路上35キロ、水上12キロ(商品説明より抜粋)だとか。

IV号戦車の路上時速が38kmという話がありますので、陸上の走破性は割とマトモそうです。
水上は……何と比較すればいいのでしょうか。時速12キロというのは約6.5ノットですけれど、小型の船艇としてはちょっとだけ遅め?かもしれません。


かくしてこのLMS、開発目的や性能は案外真っ当だったりするのですが、個人的にはやっぱり見た目g……。
あと海水に浸かったキャラピラ部分のメンテナンスが心配です。錆びるの早そう。


とは言え、ブロンコモデルさんは毎月レアというか、アレというか、不思議なものをキット化してくるので、
私の中ではかなり心惹かれるメーカーさんだったりします。
ちょっと濃い目の機体を作りたいなぁ、という方は如何でしょうか?


そんなこんなで本日はここまで!
来週も弊社とホビーサーチぶろぐをよろしくお願いします!

担当:トメ子@低血圧の治し方を教えて下さい(割と真剣)







(゚∀゚)どうでもいいお話(゚∀゚)

先週・今週からピチピチの新人さんが数名入社しました。
ブログ担当のとみのん(22)もその中の一人です。
入社当日から毎日ブログを担当するバイタリティに私は脱毛脱帽です。


私もすっかりシワシワですが、せめて心だけはピチピチで居たいものです。ムキー!/(^q^)\(何)
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