こんにちは、カピの塚です。
東京銀座の松屋百貨店で開催された第33回鉄道模型ショウ2011レポートです。
今回は、会場発表品やこれから発売される限定商品を中心としたレポートです。
ネタバレ防止のため閉幕後の記事アップとしました
(というのは建前で、単に忙しかったので掲載が遅れただけです、すみません)。
▼GREENMAX×フジミ模型 東京モノレール1000形 (会場発表品)
驚愕の新規発表品はやはりこれでしょう。
GREENMAXとフジミ模型の共同企画で、「東京モノレール1000形」です。
残念ながらディスプレイモデルとなり、車両は可動しません。
ストラクチャーとしてお楽しみいただく商品となります。
未塗装状態ですが、アップで撮影しても十分にリアルさは伝わってきます。
車体下部のモールドや屋根のクーラーまでじっくり観察したい出来ですね。
上から撮影するとこのような感じです。
浜松町駅と羽田空港を結ぶ東京モノレールは、
このように水上に線路が建てられている区間がありますので、
通常の鉄道とは一風変わったレイアウト(ジオラマ)作りができそうですね。
なお、ご予約受付開始は8月との情報です。
▼MODEMO 都電9000形 (会場発表品)
MODEMOの路面電車シリーズ、久しぶりに都電です。
レトロ電車としてデザインされた9000形が製品化決定とのこと。
実車は赤系と青系の2両が存在していますが、
この写真を見る限りは両方とも製品化予定のようです。
飾り屋根内の機器も忠実に再現、動力にはフライホイール搭載、
小径車輪採用により実感ある外観と走行を両立、
床下機器・台車も精密に再現、ヘッドライト・テールライトは点灯、
と書かれております。
今のところ車体部分の試作品のみ展示されておりました。
黒い成形品でしたので写真が暗くなってしまいましたが、
大まかな形状はこれにてご判断いただけるかと思います。
明治時代から昭和初期にかけての東京市電(現在の都電)を走っていた電車を
モチーフとしたレトロな装飾が施されており、
独特の形状の窓や、飾り屋根、車体塗装などがポイントとなるでしょう。
9000形はレトロ都電として人気がありますが、
9001号と9002号の2両しか在籍していないので意外にレアな電車です。
機会がありましたらぜひ実物にも乗ってみてください。
模型の方は今回は発表のみで、発売予定時期などは未定。
ご予約受付開始はもう少し先になりそうです。
▼TOMYTEC 鉄道コレクション 201系京葉線5両セットA/B (正式発表品)
かねてより発売予告があった鉄道コレクション201系京葉線5両セットA/Bですが、
遂に価格、セット構成といった詳細が正式発表されました。
それとともに試作品も初お目見えとなりました。
(今月開催された販売店向け説明会には展示されていませんでした)
プロトタイプは、JR東日本の201系として営業用として最後に残った
京葉車両センターK4編成+K54編成の10両編成です。
▼TOMIX JR DE10形ディーゼル機関車(1049号機・入れ替え動車) (国際鉄道模型コンベンション限定品)
JR貨物に所属し、米子駅での貨車の入換に使われているDE10形1049号機。
以前、MICRO ACEからゼブラ塗装の仕様が発売されましたが、
今度はTOMIXから現行塗装のオレンジ色に黄色帯の仕様が発売されます。
なお、今年の国際鉄道模型コンベンション(JAM)会場限定販売商品です。
▼TOMIX JAMロゴ付コンテナ貨車2011(国際鉄道模型コンベンション限定品)
毎年恒例のJAMのオリジナルデザイン商品。
JAMのロゴが描かれております。こちらもJAM会場限定販売商品です。
▼TOMIX オリジナルデザインコンテナ貨車(イベント限定品)
TOMYTEC(TOMIX)のオリジナルデザインコンテナ貨車です。
毎年、実在しないけれど実在しそうなちょっぴりリアルなデザインのコンテナが搭載されています。
イベント会場のみ限定で販売される商品です。
▼TOMIX キハ58系ディーゼルカー(富山運転センター・高岡色) (ジェイアール西日本商事「トレインボックス」限定品)
JR西日本富山地域鉄道部富山運転センターに所属していたキハ58系のうち、
2両にはえんじ色に白帯の「高岡色」という地域塗装が施されていました。
国鉄急行色の2両も含め、これらは2006年から2011年までの間に、
列車増発による地域活性化の効果を見る実験として運用されておりましたが、
2011年3月のダイヤ改正にて実験が終了しております。
これによりJR西日本に残っていたキハ58系は全て引退となりました。
TOMIXのハイグレード仕様です。
行先方向幕は「富山」が印刷済みです。
連結面もこの通りの作り込みです。
こちらの商品は、ジェイアール西日本商事「トレインボックス」の限定商品です。
詳細はトレインボックスにてご確認ください。
▼MICRO ACE クモユニ143 幕張電車区 3両セット (国際鉄道模型コンベンション限定品)
恒例となっているMICRO ACEのJAM開催記念限定品、
今年は幕張電車区に所属していたクモユニ143の3態をセット。
クモユニ143形はもともと身延線で郵便・荷物を輸送するために4両が作られましたが、
国鉄の郵便・荷物輸送廃止に伴い、身延線から撤退し、長岡運転所に転属となりました。
しかし、当時房総方面の新聞輸送は引き続き電車で行っており、
老朽化した荷物電車を置き換えるべく、幕張電車区に再転属となったわけです。
横須賀色です。
クモユニ143は幕張に転属したあと順次横須賀色に塗り替えられました。
2~4号は身延線から長岡に転属した際に湘南色に塗り替えられてました。
これは横須賀色に塗り替えられる前の姿。
1号は身延色のまま長岡、幕張と転属しました。
こちらも横須賀色に塗り替えられる前の姿。
後に、房総方面の新聞輸送を113系で行うこととなったため、
これらのクモユニ143形は2両が長野総合車両所へ、、
1両が大井工場へ、1両が小山電車区へと、バラバラに転属することとなりました。
▼河合商会 PM-001 トキ25000 グリーン (ポポンデッタオリジナル製品)
いわゆる「花王色」と呼ばれているライトグリーンのトキ25000形です。
1990年代、花王では都心の自動車渋滞を避けるために、
トキ25000形にミニコンテナを載せて輸送を行うことにしました。
この列車に使われるトキ25000形は花王専用車となり、ライトグリーンに塗装されたのです。
川崎~八王子につづいて川崎~梶ヶ谷間でも運用が始まりましたが、
現在はその梶ヶ谷方面の列車のみ運行されています。
実物のトキ25000形ライトグリーンはそう簡単に見られないのでかなりレアです。
これはなかなかマニアックですが、ポポンデッタ限定販売品となっています。
といったところで、会場発表品&限定品編はここまでです。
担当:清潔で美しくすこやかな毎日を目指したいカピの塚