トメ子とはじめるミニ四駆:第三話「センターシャーシとギヤの話だぎゃー(何)」

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トメ子
トメ子とはじめるミニ四駆:第三話「センターシャーシとギヤの話だぎゃー(何)」
私をミニ四駆に誘った張本人が
昼休みの度、マシンを自慢しに来やがります。
しかもお高いパーツをやたら装備している模様。スネ夫か。


……ごきげんよう、トメ子です。
大切なのは財力ではなく、ミニ四駆を愛する熱いハートですよね!




















多分。(ATMに駆けこみながら)




そんなわけで今日も素人の素人による素人のための
ミニ四駆作りを致しましょう。


アバンテ Mk.III アズール クリヤースペシャル (ポリカボディー)
給料日直後の財力をなめるなー!


【組立工程6:センターユニットに電極を組み込む】

前回はフロントとリヤユニットを組みました。
今回はマシンの中央部を作っていきます。

私の財布、死亡確認!(by 王大人)

ピカピカに磨くといいみたい


LR/ABの電極4つ。それぞれ組み込み先が異なりますので、
説明書をよく確認しましょう。
拘る方は通電性を高める為にコンパウンドで磨いたり、
金メッキされたゴールドターミナルというパーツに交換したりするそうです。
ターミナル類はシャーシによって形状が異なりますので、お買い求めの際は注意が必要です。


いっそお酢でもかけてみるか


LR側はかっちり組み込まれます


部屋でミニ四駆を作っていると


一方、AB側はAパーツのみ遊びがあります。


猫が来て、クンクンしてくる


更にこんな丸いパーツを


パーツ食べやしないかと不安


センターシャーシの中央の穴に嵌め込みます。スイッチですね。

人によっては電池ボックス部分をごっそり切り欠き、簡素にすることで、
軽量化&低重心化を図る方もいらっしゃるとか。



【組立工程7:モーターとギヤの組み込み】

家の電池をパクったら、母に怒られた


モーターに紫色のギヤ(ピニオンギヤ)と
シャーシに組み込む為の黒いプラパーツを合わせます。


このモーターは様々な別売りモーターに変えることができます。
が、いきなり強力なモーターに変えてしまうと、
制御できずにコースアウト……ということも多々あるようです。


又、モーターには片軸・両軸の二種類があり
ミニ四駆PROは両軸モーター(足が二本出ているもの)を使用します。
それ以外のミニ四駆は片軸となります。
別売りモーターをお求めの際はよーく確認しましょう。


※余談ですが、初心者の方にはGP346 トルクチューンモーター PROがオススメです。

○○ダッシュとついているモーターは強力すぎる為、
ちゃんとコースを走行させるにはパーツ類のカスタムが必須になります。


最近、ちょっとだけ判ってきた気がするよ。ミニ四駆(´ω`)


シャーシに組み込んだところです。普通に上からパチンと嵌めればOK。
次はカウンターギヤを仕込みます。


他のシャーシになるとギヤの種類が異なります


こちらがカウンターギヤ。
黒いドーナツパーツはベアリングに、ギヤシャフトはフッソコートギヤシャフト等の上位パーツに交換することができます。


私のオススメはこちら

GP347 MSシャーシ用ギヤベアリングセット
トメ子イチオシ

ベアリングと高精度のシャフトがセットになっているものです。
カウンターギヤはモーターに直結する為、
改造ポイントとしては優先順位が高めです!


……と、話を戻しますが。
キットに付属しているのはギヤ比4:1のものです。
別売りで3.5:1(通称:超速ギヤ)や3.7:1のギヤも存在しますので
コースやマシンの性質に合わせてセッティングしましょう。


グリスが無いなら、ごま油でいいじゃない(駄目)


紫のピニオンギヤとちゃんと連動していれば問題ありません。
ここまで来れば、後少しです。噛み合わせ部分にはグリスを塗っておきましょう。



と、いうわけで。
だんだん完成に向けて近づきつつありますが、本日はこれにて!
来週もホビーサーチをよろしくお願い致します。



担当:トメ子@カメラのレンズ代がミニ四駆に溶けた/(^o^)\








【おまけ:ギヤ比とは何ぞや?】

ミニ四駆PROはピニオンギヤこそ共通規格ですが
ピニオンギヤと直で接するカウンターギヤと
シャフトギヤの比率はユーザーの好みで変えられます。

2012年2月現在、発売中のPRO用カウンターギヤは以下の3種類。

GP355 MSシャーシ用ハイスピードギヤ (4:1)
キット付属だからってバカにしちゃいけない

GP349 MSシャーシ用 超速ギヤセット (3.5:1)
トルクがあればこれでよし

GP429 MSシャーシ用 ハイスピードEX ギヤセット (3.7:1)
中間をお求めの方へ


モーター=ピニオンギヤが何回転すれば、
タイヤ=シャフトギヤが一回転できるか、というのがポイントになります。

4:1というのは、モーター4回転につき、タイヤ1回転
3.5:1というのは、モーター3.5回転につき、タイヤ1回転

という意味です(……ちょっと自信ありませんが)。
故にモーターの回転数が少ないほうが速くなります。







……というのは、あくまで理論上の話(゚∀゚)


タイヤは宙を回るものではなく、コースを走るものです。
路面の抵抗をグイグイ押しのけられないといけません。


そこで回転しようとするパワー、
「トルク」というものが重要になってきます。


ギヤ比が4:1から3.5:1になれば、確かに速度は上がります。
しかしこれは、タイヤ一回転時に与えられるパワーがモーター4回転分から
3.5回分まで減る=タイヤのパワーが7/8に減少する
という意味でもあります。

特にカーブの多いコースではトルクによる加速力を要求されますので、
回転数だけを重視していると、却って弱々しい走りになってしまいます。


更に大径タイヤを装着している場合、タイヤ一回転分の走行距離は伸びますが
シャフトを回そうとするパワーも大きく要する為、ますますトルクの重要度が増してきます。
(言い換えれば、小径タイヤはトルクが少なくて済む分、回転数を稼いで走ることになります)


3.5:1ではトルクが頼りないけど、4:1だと重すぎる…。
そんな方には3.7:1という中間のギヤも御座います。


と、いうわけで。
皆様のマシンやコースに合わせて、ギヤ比を選びましょう!
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