This article has been written in Japanese.
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こんにちは、とみのんです。
アオシマさんのスペースクラフトシリーズから
こんな素敵なアイテムがっ・・・!!
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人工衛星おおすみ & ラムダロケット
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─( ゚ ∀ ゚ )< おおすみおおすみ!
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( ゚∀゚)o彡°おおすみ!おおすみ!
( ゚∀゚)o彡°おおすみ!おおすみ!
みんな~!!ついにおおすみがプラモデル化だよ~~!!!
・・・・・ゴホン。
ちょっと落ち着きますね(笑)
おおすみは日本初の人工衛星です。
鹿児島県の東京大学宇宙空間観測所から、打ち上げられました。
今から42年前の1970年2月11日の出来事です。
打ち上げに成功した次の日には通信が途絶え、わずか15時間程度で運用が終了した彼女ですが、
その後33年間もの間、彼女は地上から観測できる「流れ星」として人々を和ませ続けました。
そして2003年8月2日05時45分に大気圏に突入し消滅。ホロリ。
短時間でしたが、彼女の遺したデータは後継機の開発の為に使われ
日本の宇宙開発の偉大なる一歩となりました。
ちなみに「おおすみ」の名前の由来は打ち上げ場所である大隅半島が由来です。
おおすみは全長約1mの小型な衛星です。
丸い部分はモーター、円錐の部分には加速度計や送信機などの計測器が積まれています。
計測器までひとつひとつ細かく作りこまれている点はさすがアオシマさん!ですね(´▽`)
こちらは世界最低価格、世界最小ロケット「ラムダ4Sロケット」&「発射台」。
ロケットは4段式の固体燃料で飛行します。
ところでこのラムダロケット・・・
キレイな形してるだろ・・・?
誘導装置ついてないんだぜ・・・これ・・・
点火したら飛びっぱなし。あなおそろしや。今では考えられませんよね。
こうなった理由は、誘導装置を作る技術がなかったからではありません。
その技術がミサイル開発に繋がるから憲法違反だ!という政治的なアレにより搭載出来なかったのです。
しかしただ真っ直ぐ飛ばすだけでは軌道への衛生投入はできない。
どこかで方向変換しなければ・・・・どうするか?
そこで採用されたのが「重力ターン方式」という方法でした。
惑星の引力を利用して方向転換するという方法です。
☆重力ターン方式による打ち上げから軌道到着までの流れ☆
発射台を斜めに傾け、ロケットを自転方向に向かって打ち上げる。
↓
打ち上がったロケットがだんだんと地球の重力で落ち始める。
↓
ロケットが地表に対して水平になる。
↓
衛星の底についた固体燃料モーターを地上から無線指令で点火させる。
↓
ロケットが地表と平行に飛行し始める。
↓
人工衛星を円軌道に乗せる。
↓
軌道投入完了\(^o^)/
上に挙げた手順がそう簡単に行く筈もなく。
4回も失敗が続きました。
しかし!開発チームは諦めなかった!
マスコミからの圧力も跳ね除け、実験開始から4年後ッ!5回目の打ち上げにしてッ!
ラムダ4型5号機によりおおすみを地球周回軌道に乗せるこに成功させるのだったッ!やったー!
大学の付属研究機関にもかかわらず、日本の技術者のすさまじい底力が感じられます。
こうして日本はソ連、アメリカ、フランスに続き、
世界で4番目に自力で人工衛星を打ち上げた国になったのです。
おお!キットではちゃんと角度も変えられるみたいですね!素晴らしい。
ラムダロケットの打ち上げ時に使われていた発射台は
上野の国立科学博物館(裏庭)にひっそり展示されていますよね。
電車の窓からオレンジ色のボディーが見える度にときめいてます(笑)
そういえば同館で開催されていた「空と宇宙展」ではおおすみの予備機が展示されていたとか・・・
行きたかったぜ・・・ぎぎぎ。
というわけで、ざっくりとしたご紹介でしたがアオシマさんより3月発売予定の
人工衛星おおすみ & ラムダロケットでした。
おおすみは1/20スケール、ラムダロケットは1/150スケールとなっています。
これはアレですね、遠近法で飾れってことですね、わかります。
日本の宇宙開発の扉を開いた記念すべきキットですので、
宇宙クラスタの皆様に是非とも制作して欲しい逸品です!
ではでは、本日はこのへんで。
担当:とみのん