Tomytec Explanatory Meeting Report 2016 Summer 8

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Kapinozuka
Tomytec Explanatory Meeting Report 2016 Summer 8
This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and for your understanding.



こんにちは、カピの塚です。

去る7月13日(水)に都内で開催されたTOMYTEC新製品説明会のレポートです。
本記事では、TOMIXのNゲージ鉄道模型、ならびに1/80スケール・16.5mm(16番ゲージ)鉄道模型のサンプル展示をご覧いただきます。

▼JR 485系特急電車 (上沼垂色・白鳥) (基本A・5両セット)
▼JR 485系特急電車 (上沼垂色・白鳥) (基本B・5両セット)
▼JR 485系特急電車 (上沼垂色・白鳥) (増結・4両セット)
JR 485系特急電車 (上沼垂色・白鳥)
JR 485系特急電車 (上沼垂色・白鳥)
JR 485系特急電車 (上沼垂色・白鳥)
JR 485系特急電車 (上沼垂色・白鳥)
JR 485系特急電車 (上沼垂色・白鳥)

国鉄特急形電車の標準的な車両が485系です。北海道から九州まで四国を除く各地の特急列車に使われました。新潟の上沼垂(かみぬったり)運転区にも「白鳥」「北越」「雷鳥」で使われる485系が配置されておりましたが、1989年頃より接客設備をグレードアップ改造した編成が登場しました。これらのグループの車体はホワイトをベースに下半分をブルーとライトグリーンの2色で塗り分けた、いわゆる“上沼垂色”と呼ばれる装いとなっていました。また、485系は製造年次によって仕様が異なる車両が存在していたうえ、国鉄時代に需要調整や車両の置き換えの都合で全国各地で転属が行われたため、結果的に新潟には形態の異なる様々な485系が集まっていました。基本Aセットには昔懐かしい初期形のボンネット型先頭車と、元北海道用のためヘッドライトが4灯になっている1500番台の先頭車が入ります。基本Bセットには正面に貫通扉のある200番台の先頭車と、元・中間車両に運転室を取り付ける工事を行った改造先頭車が入ります。中間車のみの増結セットは共用しますが、基本セット2つを見ても4形態の先頭車が入る、上沼垂らしいバラエティーに富んだ内容となっています。


▼JR キハ52-100形 ディーゼルカー (盛岡色・赤鬼) セット (2両セット)
▼JR ディーゼルカー キハ52-100形 (盛岡色・キハ52-154)
JR キハ52-100形 ディーゼルカー (盛岡色)
JR キハ52-100形 ディーゼルカー (盛岡色)
JR キハ52-100形 ディーゼルカー (盛岡色)
JR キハ52-100形 ディーゼルカー (盛岡色)
JR キハ52-100形 ディーゼルカー (盛岡色)

キハ52形はキハ20系の勾配線用バージョンで、東北から九州にかけての急勾配路線に配置されました。2基エンジン搭載で強力であることや、1両編成でも運転できるなど、使い勝手の良さが特徴でJR線上では2010年代初頭まで使わました。地域によって塗装を改めた車両も多数存在していますが、そのうちJR東日本の盛岡地区に配置された車両は白をベースに細い赤い帯を2本入れた「盛岡色」と呼ばれる塗装となっていました。盛岡色の中でも先頭の正面上半分を赤く塗ったものはその見た目から「赤鬼」とも呼ばれておりました。これらのキハ52形の盛岡色は、岩泉線、山田線、大船渡線、花輪線など盛岡地区の各線で活躍しましたので、このカラーリングを見れば多くの鉄道ファンは盛岡をイメージするものです。

▼国鉄貨車 ヨ5000形
国鉄貨車 ヨ5000形
国鉄貨車 ヨ5000形
国鉄貨車 ヨ5000形

国鉄時代、貨物列車の最後尾には車掌車が連結されていましたが、ヨ5000形もその車掌車のひとつです。最高運転速度が75km/hだったヨ3500形の足回りを改造して85km/hに引き上げたものがヨ5000形で、汐留~梅田間のコンテナ特急「たから」号など高速貨物列車に用いられました。後に改造車だけでなく当初からヨ5000形として製造されたグループも加わり、総勢1000両以上が作られました。北海道以外の日本各地で運用されましたので、国鉄時代の貨物列車を再現する場合に持っていると便利な車両です。

▼国鉄貨車 ワム3500形
国鉄貨車 ワム3500形
国鉄貨車 ワム3500形

国鉄の黒い車体の2軸貨車の一つですが、実車は大正時代に1万両以上が製造され、昭和40年代まで使われたという長寿な車両です。国鉄時代、特に蒸気機関車が第一線で活躍している時代の貨物列車の再現にピッタリな貨車といえます。ちなみに、廃車後にJR西日本で保存されていた1両が今年の春に開館した京都鉄道博物館に収蔵されております。

▼【限定品】 マルチレールクリーニングカー (トミックス40周年記念カラー)
【限定品】 マルチレールクリーニングカー (トミックス40周年記念カラー)
【限定品】 マルチレールクリーニングカー (トミックス40周年記念カラー)
【限定品】 マルチレールクリーニングカー (トミックス40周年記念カラー)

線路を走行させながらレール踏面を拭き掃除するレールクリーニングカー。レールの掃除に何かと便利なメンテナンス用の車両です。標準的なカラーリングのレギュラー商品のほかに、節目の年などに限定発売される記念カラー仕様がありますが、トミックス40周年の記念カラーも発売されます。今回は、国鉄時代の急行便に使われた貨車をイメージした、黒い車体に黄色い帯というデザインです。

▼真岡鐵道 C11形 蒸気機関車 (325号機)
真岡鐵道 C11形 蒸気機関車 (325号機)
真岡鐵道 C11形 蒸気機関車 (325号機) サンプル品
真岡鐵道 C11形 蒸気機関車 (325号機) サンプル品
真岡鐵道 C11形 蒸気機関車 (325号機) サンプル品

近年のトミックスではC57形とC61形をNゲージで製品化しておりますが、新作はC11形であることが今回の説明会で発表されております。真岡鐵道に在籍する325号機がモデルで、合わせて真岡鐵道の50系客車も製品化予定です。ちなみに真岡鐵道のC11形325号機は“出張運転”と題して主にJR東日本管内のローカル線で運転されるSL列車でも活躍しています。

▼私有 U48A-38000形コンテナ (日本通運・スーパーグリーンシャトルライナー・2個入)
私有 U48A-38000形コンテナ (日本通運・スーパーグリーンシャトルライナー・2個入)
私有 U48A-38000形コンテナ (日本通運・スーパーグリーンシャトルライナー・2個入) サンプル品
私有 U48A-38000形コンテナ (日本通運・スーパーグリーンシャトルライナー・2個入) サンプル品

JR貨物と通運会社の共同プロジェクトの一環で運転されている専用貨物列車「スーパーグリーンシャトルライナー」で使われているコンテナです。



さて、ここから1/80スケール、16.5mmゲージ、すなわち16番ゲージの規格です。

▼16番 国鉄 153系 電車 (冷改車・低運転台) (基本・4両セット)
▼16番 国鉄 153系 電車 (冷改車・高運転台) (基本・4両セット)
▼16番 国鉄 153系 電車 (冷改車) (M) (増結・2両セット)
▼16番 国鉄 153系 電車 (冷改車) (T) (増結・2両セット)
16番 国鉄 153系 電車 (冷改車)
16番 国鉄 153系 電車 (冷改車) サンプル品

153系はもともとビュッフェ車サハシ153形のビュッフェ部分のみ冷房付き、それ以外の車両は非冷房だったのですが、1960年代に入って各車両とも順次冷房改造されました。ただし、新幹線の開業による在来線の優等列車の削減などの都合により非冷房のまま廃車となった車両もあります。

今回は冷房化改造後の姿を再現しています。

▼16番 国鉄電車 サロ163形 (サロ165・帯入り)
▼16番 国鉄電車 サロ163形 (サロ165)
▼16番 国鉄電車 サハ153 200形 (冷改車)
16番 国鉄電車 サロ163形 (サロ165)
16番 国鉄電車 サロ163形 (サロ165) サンプル品
16番 国鉄電車 サロ163形 (サロ165) サンプル品

こちらはグリーン車・サロ163形のボディ部分のみの展示です。なお、サハ153形200番台の写真は失念しております。

153系の出力増強バージョンとして163系が計画され、その一員としてサロ163形が作られました。しかし、計画の見直しにより新形式は165系に移行したため、163系はサロ163形の1形式7両しか製造されませんでした。系譜としては153系の増備車のようなものですが、見た目は165系とそっくりという、なんとも過渡期らしい車両です。当初は153系に連結され、晩年は165系に連結され、少数派ながら活躍。サロ163-7だけのちに113系に編入改造されました。

▼16番 国鉄電車 サハシ153形 (冷改車)
16番 国鉄電車 サハシ153形 (冷改車)
16番 国鉄電車 サハシ153形 (冷改車) サンプル品

ビュッフェ車のサハシ153形です。当時最新の供食設備が搭載されたそうで、現在飲食店や洋菓子店でよく見かけるガラスの冷蔵ケースはこの車両に設置されたのが初めてという話です。

サハシ153形のビュッフェコーナーには寿司カウンターがあって、寿司職人が乗り込み、乗客に握りたての寿司を提供していました。153系が東海道本線で急行列車として活躍していた頃、東京~大阪間を行き交う出張ビジネスマンをメインターゲットに寿司を提供していたというのも時代を感じるサービスであります。

なお、客席部分まで冷房化されてからのサハシ153形の活躍期間は短いのです。この姿のサハシ153形を組み込んだ列車を厳密に再現するととなると、モデルとなる列車が限られてしまうようなのですが、あまり深く気にせず編成を組んでお楽しみいただければと思います。


▼16番 国鉄電車 クモニ83 0形 (湘南色) (M)
▼16番 国鉄電車 クモニ83 0形 (湘南色) (T)
16番 国鉄電車 クモニ83 0形 (湘南色)
16番 国鉄電車 クモニ83 0形 (湘南色) サンプル品
16番 国鉄電車 クモニ83 0形 (湘南色) サンプル品

クモニ83形は荷物電車です。製造番号が0番台、800番台、100番台の3区分があり、0番台と800番台は72・73形から改造により作られたグループです。もともと種車が旧型国電でしたので古い走行性能の足回りを利用していましたが、旧型国電に限らず新しい走行性能の153系のほか113系や115系とも併結運転が出来るように作られていました。

今回の模型は0番台で153系と併結されていた湘南色の車両をモデルとしています。

▼16番 小田急ロマンスカー50000形VSE (基本・5両セット)
▼16番 小田急ロマンスカー50000形VSE (増結・5両セット)
▼16番 【限定品】 小田急ロマンスカー50000形VSE (10両セット)
16番 小田急ロマンスカー50000形VSE
16番 小田急ロマンスカー50000形VSE
16番 小田急ロマンスカー50000形VSE モックアップ品
16番 小田急ロマンスカー50000形VSE モックアップ品

トミックス40周年企画商品で小田急ロマンスカー50000形「VSE」が登場します。今回の説明会では先頭部分のモックアップのみの展示でした。今後の開発の進行に注目ですね。

なお、通常品は基本5両セット+増結5両セットでフル編成となります。この通常品は先頭車展望部分のみ専用の室内灯が組み込み済みとなります。車番およびOdakyuロゴマークは転写シートにて対応となります。

限定品は10両フル編成セットです。室内灯も全車組み込み済み、第一編成の車番とOdakyuロゴマークが印刷済み。少々お値が張りますが、買ったらすぐに遊べる仕様となっております。


トミックスのサンプル展示は以上です。

担当:カピの塚


★バックナンバー★
トミーテック新製品説明会レポート 2016 夏 -その1- (2016/07/13)
トミーテック新製品説明会レポート 2016 夏 -その2- (2016/07/13)
トミーテック新製品説明会レポート 2016 夏 -その3- (2016/07/14)
トミーテック新製品説明会レポート 2016 夏 -その4- (2016/07/15)
トミーテック新製品説明会レポート 2016 夏 -その5- (2016/07/25)
トミーテック新製品説明会レポート 2016 夏 -その6- (2016/08/02)
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