鉄道コレクション 泉北高速鉄道 3000系 初期車 (基本・4両セット) (鉄道模型) 通販 - ホビーサーチ 鉄道模型 N

●南海電気鉄道オリジナルグッズ

●前回の当社(南海電気鉄道)オリジナル鉄道コレクションは「南海3000系」でしたが、この車両は当社(南海電気鉄道)が泉北高速鉄道(当時大阪府都市開発)様から譲渡を受けたものです。今回はその譲渡前の姿を再現すべく、泉北高速鉄道様とのコラボにより、南海電鉄が「泉北3000系」発売することになりました。
※この商品は南海電鉄限定商品です。

●実車ガイド
　3000系は大阪市都市開発株式会社(現・泉北高速鉄道株式会社)が東急車輛製造株式会社に発注して製造した形式である。
同形式は基本的に南海電鉄の6200系デザインを踏襲しているが、当時、6200系のオールステンレス構造は東急車輛株式会社が特許独占していた関係で、大阪府都市開発株式会社としては、規約上、複数の製造会社から入札の上で車両を発注する必要が有った。
　この為、3000系をオールステンレス構造とはせず、骨組みだけを鋼鉄素材としたいわゆるセミステンレス構造として幅広く製造会を募集し入札を行った。
　結果的には東急車輛が3000系を製造することとなったが、1975年(昭和50年)にデビューした3501F,3503F,3505Fは冷房準備向上施工車として非冷房仕様で登場し、落成後2年以内に冷房化工事を終えている。
　それ以後の2次車3507Fからは同様のセミステンレス構造ながらも登場時から冷房車としてデビューしている。
　今回の鉄道コレクション3000系はセミステンレス構造で冷房機器を搭載して登場し。現存している2次車グループをモデルとしたものである。
3000系が登場した頃からしばらくの間は、業務の運営を全て南海電鉄に委託していた関係で高野線ステンレス車両と共通運用を組んでおり、北野田駅や金剛駅、河内長野駅、三日市町駅折り返しの各駅停車運用、区間準急運用にも充当され、青いライン電車が来たので泉北方面行き列車だと慌てて乗車してみれば高野線の各駅停車だったというエピソードもしばしば耳にすることが有った。
　また、車両運用の一部に専ら高野線内の運用に就き、光明池車庫に帰着せずに高野線の千代田車庫で停泊し、翌日早朝に出庫して高野線内のラッシュ輸送を担うパターンなども見られた。
　やがて昭和58年に高野線の複線化工事の進歩により御幸辻駅までが複線となり、その後林間田園都市駅折り返しの20ｍ者運用が設定されたが、元々6200系がそれを予定し、3000系は中百舌鳥駅～深井駅間に存在する高架区間から地下区間へ下る短小33%勾配に対する抑速制御の想定だったので三日市町以遠には入線出来なかった。また、大阪府都市開発株式会社の第一種鉄道事業化と時期を合わせて、平成元年より運用区間を難波駅～中百舌鳥駅～光明池駅(平成7年に和泉中央駅まで延伸)間に限定している。
　(外見上も6200系はM1車のみならずM2車にも主抵抗器を備えているのに対し、3000系はM1車にしか主抵抗器を備えていないので、一見して違いが判断できる)
　3000系は制御器も6200系と同様の日立製MMC-HTB型であるが、6200系は他形式と併結運転に伴う制御回路の構造を行った際に2ノッチが廃止され4ノッチ化改造されており、時速30ｋｍ標準の2ノッチ直列最終段で止まらず並列段に移行し加速し続けるため、難波駅発車時等、時速35ｋｍ程度でのノッチオフの際には大きな前後動を伴うのに対し、3000系は2ノッチが温存されており、低速でのノッチオフでも衝動は小さく、見た目は良く似た車両であるがこの様な運転特性の違いにより高野線の運転士からは6200系より3000系の方が好まれている。
　但し、主制御器の制御段数が超多段制御の7000系や7100系の56段よりも少ない32段であり、かつ電動車は2両1ユニットの直並列制御であるため雨天下での加速時の空転や制動時の滑走を起こしやすい傾向があり、低速での電空切り替わり時には急激に制動力が高まる等、運転操作は他形式よりも難しく運転士泣かせであることは否めない。
　また3000系の最盛期は朝のラッシュ時に10両編成で運転される準急列車に充当される運用が数多く設定されており、南海カラーの車両が多勢の高野線を鮮やかなブルーのレインを纏った3000系が通勤・通月客乗せ超満員で走る姿は壮観であった。(現在、10両編成は廃止されている)
　今回模型化された4両セットは、2セットのご購入により8両編成やTc車2両を抜いた6両編成を再現できるほか、別売の2両セットと組み合わせることにより、最大10両編成まで再現できるようにした。
●パッケージサイズ/重さ : 25 x 17 x 3.4 cm / 207g