商品説明
●1957(昭和32)年に、東海道本線の準急「東海」と「比叡」用として誕生した80系最終タイプで、車体構造は軽量客車10系の設計を取り入れた全金属製ノーシルノーヘッダーの美しいスタイルで、普通車の座席幅、ピッチも客車と同等となり、サロ85には専務車掌室と車販準備室を設置、準急用にふさわしい車輛となりました。しかし2年程で153系と交替し本線ローカル等で使用されましたが、最後は飯田線用となりました。昭和58年2月24日、すべての運用を終えて姿を消しました。
【クハ86 300形について】
●湘南電車80系の制御車クハ86形の最終生産型。いわゆる「全金」と呼ばれるノーシルノーヘッダーのスマートなタイプで、当時客車の分野で成功をおさめつつあった車輛軽量化の技術を電車にも応用したもの。従来のものに比べ客室設備等にも一層の改良が加えられており、当初は大きなヘッドマークを付けて東海道本線の準急列車等に使用されて電車が優等列車に進出する大きなきっかけとなりました。晩年は幹線を追われ、生き残ったグループが飯田線に集結して最後の活躍を見せていました。「旧性能」国電のラストを飾る忘れられない名車輛のひとつです。
【塗色と編成】
●湘南電車の塗色は云うまでもなく「湘南色」と呼ばれるオレンジとグリーンの塗り分けで、その詳細は(パッケージ裏面の)左図に示す通りです。
●湘南電車一族の中で「湘南色」以外のカラーに塗装された例は、サハ87形にいくつかあり、未だ80系化される以前の飯田線に転じた87001一輛がスカ色化されて戦前型国電の間にはさまって使用されたり、又、新潟地区に転じた若干のサハ87形は赤/黄の新潟色化されて70系の付づい車として用いられました。(後者の構成例がNo.162 クモニ83形の説明書にあります。) 又、もっと古いところではスカ線の一等車が不足していた`60年代にサロ85の一部がスカ色化されて70系の基本編成に組み込まれていた事もあります。関西におけるクリーム/マルーンの「大阪急電色」も有名なものです。(パッケージ裏面の)下図に全金車ばかりで編成された4連の一例を示します。
●中央西、飯田線に見られたクハ85を含む全金4連
クハ86300 + モハ80300 + モハ80300 + クハ85300
【塗装ガイド(GM鉄道カラー、鉄道スプレー使用)】
●屋根:ダークグレー(SP-35)
●屋上機器:ねずみ色1号(SP-09)
●ライト:銀(SP-08)
●車体窓周辺:黄かん色(SP-03)
●車体上部と下半分:緑2号(SP-13)
●Hゴム:グレー(SP-09またはSP-14)
●アルミサッシ:銀(SP-08)
●テールランプ:赤
●床下、台車:黒色(SP-10)
【別売アイテム】
●台車:No.5005 TR48
●車輛マーク:No.6302
●ステッカー
●スノープロー:No.62
●排障器:No.62-1
【備考】
●塗装について:塗装前にあらかじめ成型部品を中性洗剤でよく洗って乾燥させてください。
●パッケージサイズ/重さ : 19 x 9.2 x 1.5 cm / 47g
商品仕様
- 商品コード
- 167
- JANコード
- 4946950916700
ご購入について
※こちらの商品は一世帯(同一住所) 6 点までとなります。