ごきげんよう、トメ子です。
早速ですが、最近予約開始したものの中で気になったのがこちら。
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スタートレック、プラモデル各種
恥ずかしながら有名なSF作品という程度の認識で、作品の中身は殆ど存じていないのですが、たった一話だけ人に勧められて見たことがあります。
そして、その一話に凄まじく衝撃を受けました。
…
……
宇宙を航行するエンタープライズ(※主役の宇宙船)が、謎の探査機と遭遇。
更に探査機からは突如謎のビームが発射され、エンタープライズの艦長・ピカード氏に直撃。意識不明に陥る、というところから始まります。
さて、倒れたピカード艦長が目を覚ますと、そこは見たこともない家の中。
石造りっぽい家にカラッとした気候。なんとなくローマや地中海あたりを彷彿とする光景。
家の中には見知らぬ女性が一人。
彼女は艦長のことをを「ケイミン」と呼び、自分はケイミンの妻だと告げます。
困惑するピカード艦長が、ここはどこだと聞けば、あなたの家よと言われる始末。
な、(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!
周囲の話から察するに、ピカード艦長=「ケイミン」が迷い込んだ(?)のはカターンという名の惑星であり、「ケイミン」はかれこれ三日も眠りこけていたらしい。
人々が平和に暮らしている一方、深刻な水不足に悩む惑星、カターン。
かくして帰る術の見つからないピカード艦長は「ケイミン」として惑星カターンで生きていくことになります。
……
場面は変わってエンタープライズ。
艦長が目覚める気配は一向になく、乗組員は頭を抱えるばかり。
強引に探査機のビームを遮ろうとすると船長の体調がおかしくなるという事情から、迂闊に手も出せません。
そんな中、調査によって謎探査機はどうやらカターンという惑星から発射されたものであることが判明。
しかしカターンは千年以上も前に新星の爆発によって消滅した筈でした……。
……
一方、ピカード艦長こと、ケイミンの時間はぐんぐん流れていきます。
5年が過ぎ、深刻さを増す干ばつ。妻とは時折ケンカしつつも、次第に親しくなっていきます。
気がつけば息子と娘まで生まれ、街の人とも打ち解けあい、何時しかすっかりカターンに溶け込んだピカード艦長。
やがて日課としていた天体観測から、ある事実に気づきます。
即ち、惑星カターンの寿命が終焉に近づきつつある、ということに……
……
…
数多いスタートレック作品の中でも、最高峰と呼ぶ声も多いこの話。
サブタイトルを「超時空惑星カターン」といいます。
後で聞いたところによると、この話はヒューゴー賞(※SF界で有名な賞です)を受賞する程の有名作だそうで。
既にご存知の方も多いかもしれませんが、一応話の詳細とラストは伏せさせて頂きました。
拙い説明で恐縮ですが、もしも未見の方で興味を引かれた方がいらしたら、是非是非ご覧になってみて下さい!
メリハリのあるストーリー構成と、SFらしい伏線の仕込み方、そして人間ドラマ。
全力でオススメの一話です。
と、いうわけで。
プラモというよりスタートレックのお話となりましたが、たまにはSFに浸ってみるのも悪くないかもしれませんね。
難しい科学知識や専門用語に詳しくなくても、案外楽しめたりします。
それでは本日はこれにて!
来週もホビーサーチをよろしくお願い致します。
担当:トメ子@星新一大全集が欲しい
~オマケ~
文章ばっかりで味気ない記事となってしまったので、
最後に何枚かスタートレックの写真でもこっそり貼っておきましょう。
スタートレックにも幾つかバージョンがあるようですが、
どれもベタなようで、懐かしいようで、だけど斬新さは失われないという不思議なデザインです。
戦闘機のような攻撃的な外見も好みですが、こうした「?」的な乗り物も夢があって大好きです。
宇宙船に円盤のイメージは欠かせないみたいですね。