「レベル5」
と言えば、皆様何を思い浮かべるでしょうか。
ダンボール戦機やガンダムAGEを作ってるところ?
うん、それはゲームメーカーさんですね。
コイン投げて電気出す女子中学生?
うん、それは御坂美琴ですね。
TM Revorution?
ええと、それはLevel4です。
というお寒い前振りはさて置き。ごきげんよう、トメ子です。
本日、扱うレベル5は、こちら↓。
●みにちゅあーとプチ タイプライター
素敵なペーパークラフトを沢山ラインナップしてくれる、
さんけいさんの「みにちゅあーと」最新作です。
これの何がレベル5かと言えば。
画像の下方をご覧下さい。
難易度:★★★★★
HOゲージの大型キットならまだしも、
このサイズでこの難易度は見たことがありません。
ちなみに以前、当ブログで取り上げた際は
●みにちゅあーとプチ 箱階段
を作りましたが、基本的に直線で出来ているものでしたから
難易度は然程でもなかった気がします。
そんなわけで、レベル5の世界に行ってみよう。やってみようー。
さて。改めてこの画像を見てくれ。
こいつをどう思う?
とても…細かいです。
特に文字等どうなっているのでしょうか。
綺麗に作れる気がしません……(´ω`)
が。
私の存在意義として「人柱」というものが御座いますので
盛大に打ち上がり、激しく燃焼しながら空中分解する勢いで製作しようと思います。
■開封
中身はいつものみにちゅあーとです。
レーザーカットされているので、苦労しない…ように見えます。
が、皆様のために定規を用意しました。
タイプライターのキー部分。一つにつき、脅威の1.5mm。
これ、無くしたら見つけられる自信がないよ……。
弊社の六には
「できるんですかぁ?(ニヤニヤ)」
等と言われる始末。ムキー!
■組立(土台)
まず、土台?を作ります。黒い厚紙を3枚貼りあわせて
そこに枠らしきものを嵌め込みます。
この時、細かい筋彫り部分(判りづらいので赤いラインを引いてあります)
を内側にして折り曲げるのですが、
ドライバーの軸等で軽くRをつけてやると合わせやすくなります。
接着。ガイドがある上、寸法がきっちりしているので難しくありません。
次はこのようなパーツを切り出し
貼り付けていきます。
丸いボタン風のパーツが恐ろしく小さいので、ピンセットでの作業を推奨します。
■組立(本体)
お次は、恐怖のタイプライターにおけるキー……の脚(?)部分です。
表裏の両面から慎重に切り込みを入れつつ、パーツを切り離します。
道具は普通のカッターよりもデザインナイフを推奨。力任せにブチッと切り離すのはNGです。
まぁ、この辺りも後の苦行に比べればまだマシな方なのですが。
組み込む際は、いきなり接着するのではなく、
仮組みをして、接着剤をつける位置を決めてから本番に取り掛かることをお薦めします。
又、プラモデルで言うところのランナー部分は綺麗に削いでおくと
スムーズに作ることができる…かもしれません。
力任せに押し込もうとするとキーの脚が折れてしまうので、扱いはできるだけ丁寧に。
ちなみに、私は接着中、うっかり力をかけて曲げてしまいました……。
これ以降、触ると曲がるという恐怖に怯えながらの作業が進みます。
写真を忘れてしまいましたが、丸いパーツを5枚ほど貼りあわせて円柱を作り、貼り付けています。
(この辺りから歪みっぷりが顕著になってきます)
一番上の銀ポッチは1ミリもありませんのでピンセットでそっと接着します。
接着剤はちょぴっとで十分です。
更に本体周りのパーツを接着していきます。
最初の枠周り同様、筋に沿って曲げてやります。
この辺りは然程難しくありません。すんなり嵌ってくれるパーツの精度にびっくりです。
円、あるいはリング状のパーツを順番に貼りあわせ、
ダイヤル風の部品を作っていきます。
のりしろに注意しつつ、銀色のパーツを組み合わせ、本体部分はほぼ完成!
やったー!やったよ!!
そんなこんなで本日はこれにt……
■組立(キー)
…………と、いうわけで。レベル5の真骨頂はここからです。
まずは黒いペンを用意しましょう。
隅っこで文字が浮きあがることを確認してから
ぶあーっと、塗ります。マッキー等の油性ペンで大丈夫です。
試しに一つ切り出してみました。
キーは一つ一つ異なりますが、上の段から順に並んでいるので、
小っさ!!!Σ(゚Д゚,,)
これを本体に移植する作業を40回以上繰り返します。
【!】WARNING【!】
デザインナイフの刃は頻繁に変えて下さい。
切り口がボソボソしてきたら確実に替えどきです。
1列切ると、結構切れ味が落ちます。ケチって我慢しているとひどい目に遭います。
ランナーは無理に丸く切ろうとせず、直線気味でも一発でズバン!と切り離したほうが綺麗に仕上ります。
弧を描くようにゴシゴシ切っていると、キーの黒いアウトラインが剥がれてボロボロになります。
貼り付け時はボンド、爪楊枝、ピンセットの他、人によっては拡大鏡などが必要かもしれません。
下段に行くほどキーの脚が長くなる分、折れやすくなります。
修正はピンセット、或いはデザインナイフの先端でちょちょいと手早く。
固定は脚とキーをピンセットでそっと挟む程度で大丈夫です。無理をすると脚が曲がってしまいます。
そして。集中力が切れたら休憩しましょう。タイプライターは逃げません。
と、いうのが、
人柱になってよーく判ったことです。/(^o^)\
そんなこんなのかくかくしかじかで、一応は完成させましたので
全世界に公開しましょう。
見本写真と比べるとあまりに汚い……('A`)
ですが、難易度を上げているのは最後のキー部分ですので
そこさえきちんと進めていけば、十分綺麗に仕上がると思います。
又、黒いパーツが多い為、ボンドがはみ出すと目立ってしまいます。
ボンドはできるだけ少なめかつ、見えにくい場所をのりしろにすると良さそうです。
と、いうわけで。
●みにちゅあーとプチ タイプライター
の紹介でした。
一番最後に細かい作業が待っておりますが、
出来上がった時はとても幸せになれる楽しいキットです。
皆様も是非組んでみて下さい!
そんなこんなで本日はこれにて。
来週も当ブログでお会いしましょう!
担当:トメ子@病院に猫を連れて行ったら、小太り認定されました。今日からダイエット。
こっそりコメント返し
>chrome使っているのですが、画像コメント読んでますよ。
>でも、気が付くのは遅かったです。
>chromeやfirefoxでも、画像のタグ表示をするアドオンを入れれば表示されるのですが、
>それを入れるまで画像のコメントに気がつかなくて、
>もっと早く気づいていればと、とても損をした気分になりました。
>トメ子さんのコメントは、「販売店さんがそんなこと言っちゃって大丈夫?」と思うような、
>「素直なコメント」が書かれている事も多いので、
>ジョークを楽しみつつ参考にもなるといった感じで、いつも楽しんでいます。
見 ら れ て た ! !
ネットの海目掛けてボトルメールを書いてみたら、お返事が届いたような感動です。
ありがとうございます!
>販売店さんがそんなこと言っちゃって大丈夫?
どっ、どどどどd、どのコメントでしょうか。心当たりが多すぎて
……まぁ、舌禍にならない程度に、ですね。ハイ。
以前はIEを使っていたのですが、
自宅ではSafari、社内でChromeに変えて以降、画像コメントが読めず手間取っておりました。
早速、アドオン探しの旅に出ます!
>Bトレのことがよく分かりました。
ありがとうございます!
ですが、単に組み立てただけでは、まだまだBトレ初心者レベルです。
動力化等もいずれ取り上げたいと思っておりますので、
今後とも生暖かく見守って頂ければ幸いです!