台風の時の鉄道事情

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Kapinozuka
台風の時の鉄道事情
This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and your for your understanding.

こんばんは。カピの塚です。

今日から全日本模型ホビーショーが始まりまして、弊社スタッフも視察に行っております。
一般公開日は今週末の土・日となりますので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください。

さて、今日は台風18号が本州に上陸し、各地でさまざまな被害が出ております。
東京では公共交通機関に大きな乱れが発生し、
出勤時に足止めされていた弊社スタッフも何人かいました。

台風の最中、鉄道が運転見合わせになったり、または遅れたりしますが、
いったいどのような経緯でこのようになるのか主なものをまとめてみましょう。

<台風が直接の原因>

 1. 風速が規定の値を超えたとき

 安全に運行できる風速が予め決められており、その上限を超えた風が吹くと、
 列車を通常より減速させて運行させる(徐行運転)、もしくは運転を見合わせることになります。
 高架線、鉄橋、築堤などが多い路線では風が強くなりやすいため、よく規制が適用されます。
 線路沿いには風速計が設置されており、常に風速が監視されています。

 2. 雨量が規定の値を超えたとき

 雨があまりにも一度に沢山降ると、地盤が緩んだり、土砂崩れが発生したり、
 河川の水量が増したり、浸水・洪水が発生して線路が水に浸かるなど、
 様々な危険が予想されます。
 このような場合、安全のため徐行または運転見合わせになります。

 3. 線路上に何か障害物があったとき

 線路は「鉄道用地」であり、列車を安全に運行させるための専用の土地となります。
 その線路上に、何か障害物があれば安全に運行できないことになります。
 台風のときは、倒木や土砂崩れで線路が通れなくなるというケースが出てきます。
 また、飛来物(ビニールなど)が電車に電気を供給する架線に巻きついていても同様です。

<台風とは直接関係がない原因>

 1. 混雑など人的なもの

 先行する列車が遅れると、後続の列車も前に進めないため次第に遅れるようになります。
 列車が遅れる事がわかると、1本でも前の列車に乗って目的地に着きたいと思うのが
 人の性…なので、今すぐ乗れる列車に人が殺到することが多々有ります。
 すると、満員になるなどしてドアがなかなか閉まらなかったり、
 閉まりかけのところに駆け込み乗車をして体や荷物が挟まってまたドアを開け閉めしたり、
 などなど、人的な要因の繰り返しで列車の発車が遅れていくという現象が発生します。

2. 車両の故障や遣り繰りなどによるもの

 車両そのものが故障したり、何か不具合が起きた際に、遅れや運転見合わせになります。
 その場で復旧できる軽いものなら仮に修繕して運転再開です。
 それがダメなら代わりの車両を車庫から出す、または後続の列車などに乗り換えてもらう、
 などの策が講じられます。

 ダイヤが乱れると、本来の時刻表とは違うパターンで列車が運転されます。
 車両は無限にあるわけではありませんから、やりくりを考えねばなりません。
 あまりに大きな混乱になると、「○○時発の列車で使う電車がまだ戻ってきてない」、
 「後ろに連結する予定の車両が足りない」など…。


他にもいろいろな事情はあるかと思いますが、よくあるのはこんな感じでしょうか。

鉄道会社でも混乱を少しでも回避するため、様々な策を講じていますが、
ここで主な策を挙げてみましょう。


1. 振替乗車制度

 台風に限った話ではありませんが、並行する他社の鉄道やバスなどに振り返るという策。
 そもそも、鉄道会社やバス会社などの間では協定が結ばれており、
 災害や事故などで運転見合わせや大幅な遅れが発生した際には、
 お客さんに別のルートで移動してもらうという救済策がとられます。

 例えば、A線が運転見合わせになったので、B鉄道とC鉄道とDバスで振替乗車を行なう…
 というようなケースです。このような事態になったときは、手持ちの乗車券や定期券を
 改札口で見せ、「振替乗車証」という券をもらい、別ルートで移動をしましょう。

 しかし、振替先は本来のルートより時間が掛かる場合もあること、
 振替先に乗ったとたんに本来のルートが運転再開になる場合もあること、
 振替先も実は何らかの理由で運転見合わせになっている場合もあること、
 などなど、ある程度のリスクを覚悟する必要があります。

2. いわゆる間引き運転

 最近多くなったものの一つが、通称「間引き運転」と呼ばれる運転本数を減らす作戦です。
 先ほども書いたように、遅れた列車の後ろの列車も遅れる…ということを回避するなら、
 本数を減らして後ろの列車が来るまでの時間を拡げれば、
 仮に先の列車が遅れても後ろの列車にその影響が及ぶリスクは少しでも減らせます。

 次の列車までの間隔が空いてしまい、駅での待ち時間が増えると考え勝ちですが、
 乗った列車そのものがほぼ時間通りに動いている分、影響は少ないでしょう。
 ただし、1本の列車あたりに乗る乗客数の割合は増えますから、混雑が増すことも
 想定されます。間引き運転が行なわれるのは、台風や大雪など乗客が普段より少なく
 なることが予め分かっているときに使われる手段のようです。

3. 一部の列車の運休

 車両のやりくりの問題を考えると特急などの速達列車は運休の対象となります。
 速度の規制が実施された場合に予定通りに走れなくなるのは特急列車ですから、
 遅れの原因の一つになりますし、それが遅れたり運転を見合わせるなどして、
 予定通りに目的の駅にたどり着けない・戻ってこないなどの事態が起きれば
 混乱の一つにもなります。それが長距離を走る列車であれば与える影響も
 大きいのです。

4. 直通運転の中止

 東京の地下鉄などでは、A社の列車がB社の線路に直通する、「乗り入れ」という制度が
 あります。郊外の鉄道から乗り換え無しで地下鉄に行くことは、乗客にとってはとても
 便利なのですが、この手の列車も遅れに巻き込まれるとその影響を拡げます。
 混乱時には乗り入れを中止し、接続駅を境に運転を区切るという手法を使います。
 A社とB社が別々で列車を運転すれば、片方が遅れても片方は遅れない、というように、
 遅れの被害を最小限に留めることができます。

 JRでもC線とD線を直通する列車…というように複数の路線を直通する列車が設定されて
 いますが、これも混乱時には「直通運転中止」などの策が講じられます。


勢い余って長文となってしまいました。
鉄道はみんなの大切な足ですが、いざ動かなくなると大変困りますね。
鉄道をはじめ、多くの交通機関をストップさせてしまう台風の影響力、
そして多くの人々の生活や生命に与える台風の破壊力は、
改めて恐ろしいものだと考えさせられる一日でした。

……あれっ、商品紹介が無い!?
たまにはそういうこともあります。

担当:カピの塚@お米食べろ!
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