こんばんは、カピの塚です。 7月8日(水)に都内で開催されたトミーテック新製品説明会(流通業者向け)のレポートの続きです。この記事ではTOMIX新製品のサンプル展示をご覧ください。 ●JR H5系 北海道新幹線 基本セット (基本・3両セット) ●JR H5系 北海道新幹線 増結セットA (増結A・3両セット) ●JR H5系 北海道新幹線 増結セットB (増結B・4両セット) 開業に向けて試運転や訓練が重ねられている北海道新幹線のH5系。TOMIXから開業前に発売予定です。H5系は東北新幹線のE5系とほぼ同形の車両ですが、帯の色がピンクではなくラベンダーになっていることや、ロゴマークが北海道を模したものになっているなど、細かな違いがあります。、 ●【限定品】 JR H5系 北海道新幹線 (はやぶさ) セット (10両セット) 限定版の10両セットのパッケージはこのようなデザインになっています。車体の帯色に使われているラベンダー色を基調としています。 ●JR E3-2000系 山形新幹線 (つばさ・旧塗装) (7両セット) 山形新幹線のE3系2000番台は400系の置き換え用に製造されたグループです。これまでTOMIXでは山形新幹線用の車両としては開業時からの400系、新庄延伸時の増備車・E3系1000番台が製品化されていました。よってE3系2000番台はTOMIXとしては初登場です。 ●JR E3-2000系 山形新幹線 (つばさ・新塗装) 基本セット (基本・3両セット) ●JR E3-2000系 山形新幹線 (つばさ・新塗装) 増結セット (増結・4両セット) 2014年4月頃より登場した山形新幹線E3系2000番台の変更車ですが、現段階では無塗装の状態のサンプルのみ展示となっていました。新しい塗装には新たなシンボルマークが設定され、“山形の美しい四季”を表現しています。サンプルではとりあえずシンボルマークのみ印刷されていました。 ●【限定品】 JR E3-0系 東北新幹線 (なすの) (6両セット) E3系0番台は秋田新幹線「こまち」として導入されたグループです。E6系「スーパーこまち」の導入に伴い、秋田新幹線からは引退となりました。廃車となった編成や山形新幹線に転用された編成があるほかに、東北新幹線に残留した編成があります。東北新幹線に残留した編成は「こまち」のロゴが消されたのが外観上の特徴で、E5系「やまびこ」「なすの」に併結する付属編成として使われることとなりました。 ●国鉄 381-0系 特急電車 基本セット (基本・7両セット) 381系のリニューアルは説明会当日の発表でした。こちらの展示品は旧製品ですので参考程度にご覧ください。381系0番台は先頭車の正面が貫通式で、貫通扉が付いています。列車の分割や併合を考慮してのデザインです。 ※あとで気づきましたがこの写真の撮影時、展示物と手前の名札があべこべ(0番台と100番台が逆)になってます。 ●国鉄 381-100系 特急電車 基本セット (基本・7両セット) 381系100番台は先頭車の正面が非貫通式となり、貫通扉はありません。 ※こちらの展示品も旧製品です。 ※この写真の撮影時、展示物と手前の名札があべこべ(0番台と100番台が逆)になってます。 ●国鉄 381系 特急電車 増結セット (増結・2両セット) 増結用の2両セットです。この展示品も旧製品です。 ●JR 381系 特急電車 (くろしお) 基本セット (基本・6両セット) ●JR 381系 特急電車 (くろしお) 増結セット (増結・4両セット) JR西日本に継承された381系で、「くろしお」に使われている塗色を再現したものです。分割併合があるため先頭車は基本セットに2両、増結セットに1両、あわせて3両あります。基本セットの先頭車のうち1両は展望席が用意されているパノラマグリーン車・クロ380形になっています。 ※この展示品も旧製品です。 実車についてのお話をいたしましょう。381系特急電車は振り子式というカーブ区間を走行する際に強制的に車体を内側に傾ける機構を搭載していることが特徴です。振り子式であることで、通常の車両に適用されるカーブ区間の速度制限に25キロを足して走ることができます。これにより、カーブ区間の多い路線を走る特急のスピードアップが可能で、国鉄はなかなか速度を上げられない問題を抱えていた「しなの」「くろしお」「やくも」の3つの列車に投入し、ダイヤの改善や特急ネットワークの拡充に大きく貢献しました。また、後の世に誕生する振り子式車両の開発の基礎となりました。 「しなの」に投入された編成はJR東海に継承されました。後継車となる383系の登場と長野オリンピックの波動輸送の終了により2008年までに全車が引退済みで、一部の先頭車が「リニア・鉄道館」にて保存展示されています。 また、「くろしお」と「やくも」に投入された編成はJR西日本に受け継がれ現在も活躍中ですが、「くろしお」用の編成については「しらさぎ」で使われていた余剰の683系2000番台を改造して製作される289系を用いて置き換える計画が発表されており、引退が近いことが伺えます。 途中ですが、それではまた次回です。 担当:カピの塚 ★★★ バックナンバー ★★★ ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【1/12小物・フィギュア編】 (2015/07/09) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【新製品発表スライドショー編】 (2015/07/09) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【建物コレクション・情景小物編】 (2015/07/10) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【技MIX・トミカ編】 (2015/07/13)