こんばんは、カピの塚です。
10月27日(土)~28日(日)に開催されたJMRA(日本鉄道模型連合会)主催の「第33回日本鉄道模型ショウ」に行ってきました。
こちらのイベントは、HOゲージ・16番ゲージ、HOナロー、Oゲージが中心ですが、
今回はNゲージの展示を行っているメーカーをいくつかレポートいたします。
TGW(津川洋行)
▼津川洋行・排雪モーターカーTMC100BSラッセル付
小型車両の開発が続く津川洋行の新作は、「排雪モーターカー TMC100BS ラッセル付」です。
実車は三笠鉄道記念館や加悦SL広場などに保存されているのが有名でしょうか。
▼後ろ側もご覧ください。
ボンネットとキャブの妙が特徴的な車体を再現。
ラッセル部分は現在開発中とのことです。
車体についても戸袋など改良される予定ですので、
今後のご案内をお楽しみに。
MICRO ACE(マイクロエース)
マイクロエースも出展していますが、試作品展示は普段より小規模となっています。
その中から、今回初登場であろう試作品を2点ピックアップ。
▼マイクロエース・南海6100系旧塗装2両
A6351 南海 6100系 旧塗装 (2両セット)です。
ステンレス無地だった頃を再現したものです。
▼モハ6131
▼クハ6951
塗装済みの状態のサンプルが展示してありました。
実車の現在の姿と比べると、非常にシンプルですね。
▼マイクロエース・205系500番台相模線国府津車両センターシングルアームパンタグラフ
もう一つは、
A8761 205系500番台 相模線 シングルアームパンタ 国府津車両センター (4両セット)です。
JR相模線の電化に合わせて登場したグループで、それまでの205系とは異なるデザインとなったのが特徴です。
▼クハ205-507(?)
▼モハ205-507
このサンプルは未塗装もしくはサフ吹きの状態でしょうか。
205系自体は過去にJR西日本の1000番台を製品化していますので、
それを踏まえて今後の仕上がりを見守っていきたいと思います。
PLATZ(プラッツ)
▼プラッツ・京阪600形ちはやふるラッピングトレイン
京阪600形電車のラッピングトレインの模型化第2弾は、「ちはやふる」です。
先日の全日本模型ホビーショーで発表がありましたのでご存知の方も多いでしょう。
2013年1月より「ちはやふる2」の放送が決まり、さらに盛り上がりそうですね。
車両はグリーンマックスの京阪600形をベースに、
プラッツオリジナルパーツとカルトグラフ製の美しいデカールを加えたもので、
先日発売となった
「けいおん!」ラッピングトレインと同様な仕様と思われます。
▼プラッツ・京阪600形けいおんラッピングトレイン再販
その大好評の
「けいおん!」ラッピングトレインも再生産が予定されています。
ワールド工芸
▼ワールド工芸・汽車会社35t1C1タンク機関車他
汽車会社 35t 蒸気機関車 (1C1タンク機)や、
南薩鉄道 5号機 II 蒸気機関車 (20tCタンク機・リニューアル品)など、最近発売になったワールド工芸の小さな蒸気機関車の組み立て見本です。
人気の為、ホビーサーチではいずれも売り切れておりますが、
同様のシリーズで
三井埠頭 5号機 II 20tタンク 蒸気機関車でしたら在庫がございます。
▼ワールド工芸・国鉄ED25組み立て見本他
こちらも今年発売になった小さな電気機関車の組み立て見本です。
国鉄 ED25 11 II 電気機関車、
京福電鉄 テキ6 IIなどが飾られていました。
FLOR VERDE(フローベルデ)
▼フローベルデ・国立駅
日本の名駅シリーズ・国立駅ペーパーキットです。
JAM会場でも開発途中の試作品が展示されておりましたが、8月下旬に発売となりました。
こちらは量産品になりますので、大きく改良され細かい模様などもびっしり再現されています。
▼フローベルデ・国立駅
特に下から見上げると、その陰影が良くわかりますね。
中央線の国立駅周辺のレイアウトを作った時に映えることでしょう。
▼フローベルデ・車両車庫
フローベルデの人気商品のひとつ、
車両車庫 (モルタル仕様) ペーパーキットです。
電気機関車や電車などパンタグラフの付いた車両が収容できるよう、
背は高めに作られていますので、ホームと比べるとずいぶん立派に見えます。
▼車両車庫を上から。
ウェザリングや塗装次第で味わいのある仕上がりになりそうです。
▼屋根を外すと…。
屋根板は接着せずに取り外せるようにしておくと、
なんと屋根裏の骨組みを見ることができます。
▼フローベルデ・レイアウト
銚子電鉄の駅舎と車両を用いたレイアウトはのどかな風景が広がっていました。
▼通りすがりのおじさん「ちょ…あのキャベツ、でかすぎじゃね?」
自転車のおじさん「これでデカキャベツ大会に参加するんだよ!」
通りすがりのおじさん「マジか!」
そんな会話が聞こえてきそうです。
真面目な話をしますと、レイアウトにキャベツ畑を作るにあたり用意できた素材がこれだった、とのことです。
そういえば、Nゲージで野菜畑を再現する素材って意外に少ないのです。
レイアウトやジオラマの製作者各自の創意工夫に委ねられているようです。
担当:カピの塚