トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【TOMIX編その2】

鉄道模型
カピの塚
トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【TOMIX編その2】

こんばんは、カピの塚です。

7月8日(水)に都内で開催されたトミーテック新製品説明会(流通業者向け)のレポートの続きです。前回に続きましてTOMIX新製品のサンプル展示をご覧ください。

【限定品】 JR 24系 「さよならトワイライトエクスプレス」 セット (15両セット)
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
去る3月12日に最終列車が運行されたトワイライトエクスプレス。その最後の上り大阪行きを再現するセットです。

これまでにトミックスから発売されたトワイライトエクスプレスは第1・2編成をプロトタイプしたものですが、この最終列車に充当されたのは追加増備された第3編成で一部の客車は少々形態が異なるため、それらは新規製作となります。

TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
新規製作のスロネフ25-503。

TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
食堂車のスシ24-3はAU13形クーラーが搭載されています。

TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示

TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
青函トンネルのある津軽海峡線の区間はED79形12号機が牽引しました。床下機器は新規部品にて再現予定です。

TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
本州の区間はEF81形44号機と113号機が途中交代で牽引。
44号機は側面電暖表示灯の無い姿が再現されます。

国鉄 103系 通勤電車 (高運転台ATC車・スカイブルー) 基本セット
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
国鉄の通勤形電車の定番である103系です。こちらは1986年頃の京浜東北線を再現するセットです。数多く製造された103系の中で大きな変化が起きたのがクハ103形の前面デザインが変更されたことです。運転台が高い位置に変わったためフロントガラスが横に細長になり、その下に銀色の飾り帯が付けられました。また、運転室の後にATC機器が搭載されたため、その位置の戸袋窓が無くなったのが特徴です。

トミックス発表の資料にこのセットを用いた京浜東北線の編成例が2パターン用意されていますが、もしかすると京葉線開業当初の編成として見立ててもお楽しみいただけるかもしれません。

国鉄 103系 通勤電車 (高運転台非ATC車・スカイブルー) 基本セット
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
こちらも高運転台ですが、ATC機器を搭載していないバージョンも製作されました。このセットは、1986年頃の阪和線を再現するためのセットです。

国鉄 103系 通勤電車 (ユニットサッシ・スカイブルー) 増結セット
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
増結用の中間車セットです。モハ102形とモハ103形は電動車ユニットを組んでいるため2両1組で増結します。模型ではモーターはついていません。

国鉄電車 サハ103 (初期型冷改車・スカイブルー)
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
編成が長くなるとモーターが付いていない中間車も連結されます。こちらは、初期に製造されたサハ103形ですが、屋根中央に大きなエアコンを搭載する改造がなされたものを再現しています。

国鉄電車 サハ103 (ユニットサッシ・スカイブルー)
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
こちらもサハ103形ですが、後期に製造されたもので当初からエアコンが付いております。

商品名に「ユニットサッシ」という文言が含まれているものがあります。国鉄時代の鉄道車両は客室の窓の作り方がいくつかあり、車体に直接窓を埋め込んで設置する方法と、窓サッシの構造体を予め作って車体の指定された場所にはめ込む方法があります。後者はユニットサッシと言い、設置方法や修繕方法が簡単になりました。103系に限った話ではありませんが、国鉄時代はユニットサッシではない窓で製造が始まり、途中からユニットサッシの方式に設計変更された車両が多々存在しています。103系においてユニットサッシとそうでない窓の見分け方は、窓の四隅が角ばっているものがユニットサッシ、丸く処理されているのがそうでない窓となります。

JR 415-100系近郊電車 (九州色) セット
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
415系は直流電化区間と交流電化区間を直通運転できる近郊電車で、本州では常磐線・水戸線で使われたものが有名ですが、九州にも配置されました。JR九州に継承されたものは、側面上部に細い青帯が追加されているほか、JRマークが赤になっています。
なお、今回展示されている415系100番代九州色は、前回製品でしたのであくまで参考としてご覧ください。
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
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JR 415-1500系近郊電車 (常磐線・グレー床下) セット
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
415系は途中から211系にそっくりなステンレス車体で作られたグループがあり製造番号が1500番台に区分されました。見た目が違うのに形式名が同じなのは、走行性能が同じで一緒に連結しても運転ができるということだからでしょう。
なお、今回展示されている415系1500番代は、旧製品を元にした参考用の展示品のようでしたので、念のため参考としてご覧ください。
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
常磐線では新型車のE531系の導入に伴い、2007年より415系は上野まで出てくることはなくなりました。比較的新しい1500番台については常磐線友部~原ノ町間、および水戸線でローカル列車に使われるようになりました。

また、時期は失念しましたが2005年頃からでしょうか、415系の検査を担当している郡山総合車両センターでは台車や床下機器など下回りに使う塗料を黒からグレーに変更したようです。模型も、下回りがグレーになったものをしっかり再現しています。

JR キハ58系 (たかやま) (基本・4両セット)
JR キハ58系 (たかやま) (増結・3両セット)
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
キハ58系は国鉄の急行用気動車の代表的な形式で、JRにも引き継がれて各地で使われました。急行「たかやま」で使われた車両はアコモデーションの改良が行われ、その際に塗装も白とピンクを基調とした専用色となりました。
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
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基本セットは4両入りで通常期の4両編成を再現するものです。増結セットは3両入りで繁忙期の増結される2両と、基本セットに含まれるグリーン車とは異なる形態のグリーン車が1両入っています。運転時期によりグリーン車が適宜交代しておりましたので、基本と増結の二つのセットを組み合わせることでお好みの時期の編成を再現することができます。


【限定品】 JR キハ66・67形 ディーゼルカー (ハウステンボス塗装) セット
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
TOMYTEC 新製品説明会 サンプル展示
北九州地区で活躍している気動車のキハ66・67形です。2両編成で15本が存在しますが、そのうち2010年7月からハウステンボス色に塗り替えられた第12編成を再現したセットがこちらです。既に発売中の快速シーサイドライナー色や、復活国鉄色とはまた違う趣をお楽しみください。


またまた途中ですが、次回に続きます。


担当:カピの塚


★★★ バックナンバー ★★★

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