鉄コレ101系鶴見線を“Nゲージ化”する。 (鉄コレ講座 3時限目)

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鉄道模型
カピの塚
鉄コレ101系鶴見線を“Nゲージ化”する。 (鉄コレ講座 3時限目)
こんばんは、カピの塚です。
今日は、先日発売になったばかりの、
鉄道コレクション 国鉄 101系 鶴見線 (3両セット)を、
ちゃんとした「Nゲージ」に変身させちゃいましょう。


そもそもTOMYTECの“鉄道コレクション”シリーズは、
スケールこそNゲージと同じ1/150ですが、
ディスプレイモデルという位置づけですので、
(一応車輪は回りますが)非可動模型ですので飾っておくことしかできません。

Nゲージの線路上で自走させるためにはパーツの交換が必要です。

鉄コレ101系のNゲージ化

用意したのは、鉄道コレクションの車両本体の他に、
TM-08 動力ユニット 20m級用A
TT-03 トレーラー化パーツセット (カプラー色:ブラック) (2両分)
パンタグラフPS16P (2個入り)
です。

あと、工具にプラモ用のニッパーやカッターナイフがあると良いです。

▼動力ユニットを取り付ける

まずは動力ユニットを取り付けます。

一般的に鉄道模型において電車や気動車などの固定編成を組む車両は、
前に進んでも後ろに進んでも、バランスよく走れるようにするため、
動力車が極力編成の中央にくるように連結するのがベストです。

よって、動力ユニットは、編成の中央にあたる中間車両に取り付けましょう。

(1) 中間車の床板を外す
鉄コレ101系のNゲージ化
車体の裾を指でちょっと広げると、床板が外れる状態になります。
端から順に外していきましょう。

(2) 床下機器パーツを移殖する
鉄コレ101系のNゲージ化
床下機器とは、車体の下部にある部品のことで、
嵌め込み式のため引っ張れば外すことができます。
上手く抜けないときは、座席パーツを取り外して、
ピンセットなどで床板の上側から取り付け穴を押しましょう。

外した床下機器を、動力ユニットの同じ部分に取り付けます。

(3) 台車枠をランナーから切り離す
鉄コレ101系のNゲージ化
台車枠(フレーム、レリーフとも)は、台車の側面部分を表現した部品です。
動力ユニットにも何種類かランナーが付属していますが、
今回は鉄道コレクションのセットのほうに付属している黒いランナーを使います。
刻印に「DT21」と書かれています。

(4) 向きに気を付けて取り付ける
鉄コレ101系のNゲージ化
動力ユニットの動力台車の側面には、3つの穴が開いています。
ここに合わせて、先ほどランナーから切り出した台車枠を取り付けます。

(5) カプラーを取り付ける その1
鉄コレ101系のNゲージ化
動力ユニットには連結器と長さ調整用パーツが付属しています。
青丸で囲んだのは「アーノルドカプラー」で、
Nゲージではお馴染み、世界共通の連結器です。

(6) カプラーを取り付ける その2
鉄コレ101系のNゲージ化
動力ユニットは、いろいろな鉄コレにある程度対応できるよう、
車体より若干短めに作られています。
余分に開いてしまう隙間を埋めるための調整用のパーツが
S・M・Lの3種類付属しています。

今回は、緑の丸で囲んだLをランナーから切り出して使います。

(7) カプラーを取り付ける その3
鉄コレ101系のNゲージ化
いきなり取り付け終わった写真になっていますが、
動力ユニットの端には、二つの太い穴があり、
上下を間違えないようにして調整用のパーツを差し込みます。(緑の矢印)

動力台車にはアーノルドカプラーのポケットを取り付けるための、
台形のような形をした取り付け箇所がありますので、
上下を間違えないようにして嵌め込みます。(青の矢印)

また、動力ユニットも前後の向きを間違えないように取り付けます。
床下機器がどっちを向くのか忘れないようにしましょう。

これで、中間車両が動力車になりました。

▼先頭車も走行可能にする

鉄コレ101系のNゲージ化

動力ユニットさえ組み込めばもう走れる!と思ったら大間違いです。
そのほかの車両でもパーツの交換や組み込みが必要です。
残る先頭車両2両でも作業を進めましょう。
TT-03 トレーラー化パーツセットを使います。


(1) 床板を外す
鉄コレ101系のNゲージ化
ここは先ほどと同じく、車体から床板を取り外します。
その際、茶色く塗られている座席パーツも一旦取り外しましょう。

(2) 錘を取り付ける
鉄コレ101系のNゲージ化
錘(ウェイト)となる金属の板を取り付けます。
ガイド穴がありますので、それに合わせましょう。

これは重心を低くすることを目的としています。
錘が入っていない鉄道コレクションはそのままでは軽すぎて、
バランスを崩して走行中にひっくりかえってしまう恐れがあるからです。

(3) プラ車輪を取り外す
鉄コレ101系のNゲージ化
もとからついているプラスティックの車輪を外します。
車輪を右か左どちらかへ押すと、その反対側が外れます。

(4) 金属車輪を取り付ける
鉄コレ101系のNゲージ化
先ほどの取り外しと逆のパターンで、
金属の車輪を片方ずつ取り付けます。

車輪はプラのままでも良いという方もいますが、
転がりの滑らかさや、円としての精度が高いのはやはり金属車輪です。

また、自動信号機や自動踏切など、線路上にセンサーを設置する機器を使って
運転を楽しむ方には金属車輪にしておく必要があります。

(5) カプラーを交換する
鉄コレ101系のNゲージ化
鉄コレにはもともとアーノルドカプラーが取り付けられているのですが、
飾ることを前提としているため衝撃吸収力が無い簡易的な構造になっています。

本来のアーノルドカプラーはポケット内にスプリングが入っていて、
これによって連結や曲線を曲がるときに衝撃をうまいこと吸収してくれます。

よって、Nゲージ化して遊ぶなら、カプラーの交換は必須です。
カプラーポケット部分をつかんで上に引き上げると外れるようになってますので、
そこにTT-03に入っているちゃんとしたアーノルドカプラーを差し込みましょう。
取り付ける工程は先ほどの動力ユニットの時と同じです。

▼連結間隔について

早速、連結してみた!
リアルな連結間隔~♪

鉄コレ101系のNゲージ化

と、言って喜んでいる場合ではありません。
連結された車両ですが、実物はこのくらいの間隔になっていますが、
模型の世界では実物よりも遥かに急な曲線を曲がるため、
あまり連結面が狭すぎると曲がるときに支障を来す場合があります。

鉄コレ101系のNゲージ化

カプラーの長さを調整するためのパーツが2種類付いたランナーが
アーノルドカプラーのパーツと同じ袋に同梱されています。
(動力ユニットの取り付けの(5)で登場した写真を参照!)

長いものと短いものがあるので、どちらかを切り出して、
台車とカプラーポケットの間に噛ませます。
今回は短い方を使いました。

鉄コレ101系のNゲージ化

先ほどと比べて連結間隔が広がりました。
これにて、曲線区間を通過するときの心配が減りました。

この部分については、実際に走らせる線路などの環境的な面、
車両の長さなど構造的な面、それぞれの条件によって異なりますので、
各自適宜調整を行ってください。


▼パンタグラフを交換する

最近の鉄コレでは、当初から可動式のパンタグラフが装着されるようになりました。
が、ディスプレイモデルというためか、非常に脆いものでして、
過度に上げ下げすると簡単にばらけてしまいます。

Nゲージとして遊ぶなら、パンタグラフを上げ下げするのも日常茶飯事なので、
ちゃんとしたパンタグラフに交換しましょう。

鉄コレ101系のNゲージ化

TOMIXから補修パーツとしてパンタグラフが多数発売されています。
実際の101系電車では初期車はPS13形を、
その後量産された車両はPS16形を装備していました。
この鉄コレは量産車をモデルにしているので、
TOMIX製の「PS16P」(品番:0230)を使います。

写真ではすでに交換を済ませていますが、
パンタグラフの土台の左右を持って上に引っ張れば外れます。

なお、パンタグラフの伸び縮みするひし形の部分を強く引っ張るとぶっ壊れますので、
交換の際には土台を持ちましょう。
大事なことなので2度言いました。

取り付けの際にも穴の位置を確認して上から押し込みます。

交換が済むとディテールが向上し、見た目も引き締まります。


※パンタグラフは、足回りのパーツ交換が全て終わってから交換することをお勧めします。
 これは、交換作業中にパンタグラフを破壊するリスクを少なくするためです。
※余談ですが、2年ほど前のブログでもパンタグラフの交換について取り上げてました!

▼完成!

鉄コレ101系のNゲージ化

これで“Nゲージ化”は完了しました。

それでは線路を敷いて遊びましょう!


………と行きたいところですが、ちょうど時間となりました。
今日はここまでです。

みなさんも鉄コレをNゲージ化して遊んでみてくださいね。


※ここで紹介した鉄コレのNゲージ化の過程は一例です。
 鉄コレの種類や作業者によって使用部品や手順は多少異なります。
※交換・取付・加工などの一連の作業は各自の自己責任で行ってください。
 怪我や破損などの事故が発生してもホビーサーチもトミーテック様も責任は負いかねます。
※この記事はホビーサーチで独自に書き起こしていますので、
 直接トミーテック様に問い合せるようなことはないようお願いします。


担当:カピの塚@この記事、木曜日に間に合いませんでした。
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