西部劇御用達リボルバー コルト・シングル・アクション・アーミー

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トメ子
西部劇御用達リボルバー コルト・シングル・アクション・アーミー
リボルバーガスガンと言えば、
ヒョロ弾しか出ないイメージが付き物です。

それは構造上、シリンダー部と本体の隙間から
ガスが逃げやすくなってしまう為であり、
イメージどころか紛れも無い事実だったりします。

故にガスリボルバーより、オートマチックのほうが
ゲームに向いていると言えます。



尤も、今から撃ち合うから好きなハンドガンを選べと言われたら
間違いなくマルイさんの電動HSPかM93Rを選ぶトメ子です、ごきげんよう。
(だって冬のガスガンは弱いし!)



が。
それでもリボルバーを撃ちたいんだ!
パワフルなリボルバーは無いのか!マテバでよければ(何)!
……という人の為に、今日はこんなものをご紹介しましょう。


コルト シングルアクションリボルバー各種

ウェスタン好きなら、これとレバーアクションライフルを是非

西部劇でお馴染みのコルト・シングル・アクション・アーミー。
(※長いので以下SAA)
リボルバー拳銃の先祖として知られ、
「ピースメーカー」や「M1873」といった愛称や別称があります。

弊社の扱いでは主にタナカさんとマルシンさんの商品が御座いますが、
2011年11月現在、マルシンさんのSAAは売り切れとなっております。
なので、本日取り上げるのはタナカさんの製品です。

ここは仕上げの種類が格段に多いのが特徴で、
中でもジュピターフィニッシュはピッカピカのシルバーメッキと
ヘビーウェイト並の重量感の両方を再現した逸品です。
……お値段も逸品級なので、容易には手が出せないのですけれど。


と、いうわけで。早速弄ってみましょう。

■正しいSAAの撃ち方(タナカさんの場合)
まず、ハンマーの位置は4通り。

1、ハンマー・ダウン
ある意味安全ポジション

箱から出した状態です。
撃ち終わった直後もこの位置になります。


2、セフティ・コック
一応安全ポジション

ハンマーがちょっぴり起きた状態です。
安全装置が働き、ハンマー・ダウン時よりトリガーが前にせり出しています。
この状態ではトリガーがロックされて引けないようになっています。
(部品の摩耗等で外れる可能性もあるので、完全に安全とは言えません。
間違っても銃口を覗いたり、不用意に人に向けたりはしないで下さい。)


3、ハーフ・コック
ちょっとやる気を出すよ、ポジション

ハンマーを半分ほど起こした状態です。
シリンダーを手で動かせます。ガスはこのポジションで注入します。
余談ですが、ライブカートリッジの場合はこの段階で排莢・装填を行います。


4、フル・コック
殺意満々ポジション

目一杯ハンマーを起こした状態です。
後はトリガーを引けばBB弾が発射されます。


さてさて。
お次はガスを注入しましょう。

タナカさんのSAAはシリンダー部がガスタンクになっております。
薬莢は固定式なので、ジャラジャラ言わせて遊ぶことはできませんが
その代わり、ライブカートリッジよりもガスの逃げ場が少ないので、
十分な威力でバリバリ撃てます。

シリンダー大回転

ハンマーを先ほどのハーフコックの位置まで起こしたら、

この段階でエジェクターロッドを弄ると薬莢が押し出されます

ゲートを開きます。
シリンダーを回してGASと書いてある所に合わせましょう。

Oリングはホントよく転がります…

タナカさんのリボルバーには
このようなパーツが付属していますので
(チャージアダプターとOリング)



ガス缶に取り付けます。
アダプターの根元?に黒いOリングを嵌めるのは、ガス漏れを防ぐ為です。
このOリング、かなり小さく無くしやすいのでご注意下さい。
(弊社のガバスは無くてもガス入るよ!等と申しておりますが、
私はガスが勿体無い…もとい律儀者なので装着します。)

ぶっすー

後はGASの位置に穴があるので、そこにぶすっと注入すればOK。

詰め詰め

最後にシリンダーの正面側からBB弾を詰めれば準備完了。
後は思う存分撃ちまくって下さい。ヒャッハー。


エアガン系の記事を書くたび、
実際に撃ってみた結果を掲載したいなーとつくづく思うのですが、
残念ながらホビーサーチにシューティングレンジは無いのです……。


そんなこんなで本日はこれにて!
来週もホビーサーチをよろしくお願いします。


担当:トメ子@冬は電動かエアコッキング推奨







■オマケ:聞かれてもいない質疑応答
・ライブカートリッジがいいんだけど…。
→ガスガンでSAAならマルシンさん一択になりますが、威力は流石に落ちます。
(ガスタンクがグリップにある為、どうしてもガス逃げポイントが多くなってしまうのです)
SAA以外なら、クラウンさんもライブカートリッジのガスガンを出しております。
後は弾を撃つのは諦めて、モデルガン方面に行くしかありません。

・6発しか撃てないなんて寂しいんだけど…
→リボルバーとはそういうものです(キリッ)。

……と、言うのは半分冗談ですが。
SAA以外なら、マルイさんのコルト・パイソンという選択肢もあります。
(24連発。リアル追求派の方は眉を顰めますが、撃って遊ぶなら最適です)



■オマケ2:SAAにできて、他のリボルバーにできないこと
このSAA、実銃にも言えますが
他のリボルバーガンとは決定的な違いがあります。それは……


シングルアクションのみ、ということ。


つまり、トリガーを引きっ放しにしているだけでは
次弾を発射してくれないのです。
撃ったら自分でトリガーを起こす、という動作が必要です。

面倒くさいって?
そんな貴方は「ファニング」という単語で検索を掛けて下さい。


これは、一瞬でシリンダー内の6発全弾を撃ち尽くす、という浪漫溢れる技法です。
「ルパン三世」で次元が使うアレ、と言えば判る方は判るかもしれません。
実はこれ、訓練すればする程連射速度が上がる為、
達人クラスになるとマシンガンすら凌駕する、という説もあります。
(但し、命中精度は怪しくなりますが)


原理的にはトリガーを引きっぱなしにしながら、
ハンマーをもう片方の掌で水平に擦るようひたすら起こし続ける、
というだけなのですが、素手でやろうとすると結構痛いです……(手が)。
西部劇では分厚い革手袋をしていることが多いので、
実際にやってみよう!という方は掌の保護だけ留意して下さい。

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