こんにちは、カピの塚です。
1月16日(水曜日)開催された、TOMYTECの販売店向け新商品説明会(東京会場)のレポートです。
TOMIXの製品化発表がありましたので、その様子をご覧ください。
※メーカー発表資料の実車写真は諸般の事情によりモザイク処理をしております。
鮮明な画像についてはメーカーの公式サイトより頒布されているPDF資料、
鉄道模型店や量販店に掲出されているポスター、
および頒布されているパンフレットをご参照ください。
▼< 2006 > JR C61形蒸気機関車 (20号機)
トミックス ファインスケールSLシリーズ ニューラインアップ!
高崎~水上間を中心に、現在運行中!
3月発売予定
既に製品化を告知済みのC61形20号機ですが、ついに17日(木曜日)15時より予約受付開始となりました。
C61形は急行を中心とした旅客用蒸気機関車で、
D51形からの転用改造により誕生した形式です。
20号機は群馬県内の華蔵寺公園で静態保存されていましたが、
JR東日本の手により動態復元工事が行われ2011年に再デビューしました。
現在、高崎支社に所属し、JR東日本管内の各地でイベント列車に活躍中です。
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JR C61形 蒸気機関車 (20号機)
▼< 2006 > JR C61形蒸気機関車 (20号機) (線画・俯瞰)
現在 鋭意設計進行中!
線画が初お目見えとなりました。
TOMIXではハンドレールに金属線を使用するなど、
細密感あふれる仕様にて製品化するとのことです。
▼< 2006 > JR C61形蒸気機関車 (20号機) (線画・正面)
現在 鋭意設計進行中!
このほかにサイドビューの線画もありましたが撮り忘れてしまいました。
右のヘッドマークのイラストは、付属予定の印刷済みヘッドマーク2種類のうち一つです。
「REVIVAL C61 20 SL C61復活号」と書かれています。
▼< 2006 > JR C61形蒸気機関車 (20号機) (キャンペーン)
C61発売記念キャンペーンとして、
初回出荷分にのみ、2大特典が付属とのこと。
(1) 特製サボコレ (1/10スケール)
表は「水上-高崎」、裏は「TOMIX C61 20 発売記念」。
(2) おたのしみシールセット (1/150スケール)
・ヘッドマークシール(製品に付属する印刷済みマークとは異なるデザイン)
・同時期再生産の
旧型客車(高崎車両センター)セット用の側面サボシール
▼< 2006 > JR C61形蒸気機関車 (20号機)
このポスター資料には、
・本体・炭水車ヘッドライト点灯
・キャブ明かり窓開閉可能
・ハンドレール金属線を使用(取付済)
・解放テコ別パーツ取付済(前後共)
・ATS車上子別パーツ
・ナンバープレート:黒色
・最小通過半径:C280以上
・前部標識灯別パーツ、重連運転用前部カプラー付属
とあります。
このプレゼンテーションの中では、
既に好評発売中のC57形よりもさらに上の仕上がりを目指すとの
意気込みが語られておりました。
実車は高崎車両センター所属の旧型客車および12系客車を牽引して活躍中です。
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JR 旧型客車 (高崎車両センター) (7両セット)
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JR 12系客車 (高崎車両センター) (7両セット)
▼< 品番未定 > JR E5系新幹線 (はやぶさ)
時速320キロの高速運転!
E5系「はやぶさ」製品化決定!
春発売予定
東北新幹線の最新型車両といえば、E5系ですね。
品番や価格などは未定ですが、
基本4両セットと増結6両セットの構成を予定とのことです。
TOMIX新幹線シリーズの特徴である通電カプラーも装備し、
安定した走行をお楽しみいただけます。
なお、併結相手のE6系スーパーこまちは現在予約受付中です。
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JR E6系 秋田新幹線 (スーパーこまち) (基本・3両セット)
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JR E6系 秋田新幹線 (スーパーこまち) (増結・4両セット)
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【限定品】 JR E6系 秋田新幹線 (スーパーこまち) (7両セット)
▼< 9143 > JR EF210-300形電気機関車
「セノハチ」を含む広島~西条の補機
EF210 300 製品化決定!
春発売予定
JR山陽本線八本松~瀬野間にある峠区間において、
貨物列車の補機を担当する新型電気機関車です。
(セノハチとは「瀬野」「八本松」の略称です)
貨物列車を後押しするお助けマンであります。
従来のEF210形と異なり青地に黄帯が特徴です。
まるでブルートレインを牽引しそうな雰囲気です。
模型は、テールライト点灯仕様となります。
ゴムタイヤ未装着の動力台車を採用、
車体は新規製作とのことです。
▼< 92182 > JR キハ47-0形 (JR西日本更新車・広島色) / < 8451 >< 8452 > キハ40-2000形 (JR西日本更新車・広島色)
広島を中心に中国地方で活躍するキハ40系
機関更新仕様を製品化!
春発売予定
キハ40形/キハ47形広島色は、機関更新後・冷房改造後の姿を再現するとのことです。
広島色は、上半黄色、細い灰色帯、下半白色、運転台窓下に青いJRマークの入った塗装です。
更新に伴って側面窓変更、側面に行先表示器設置、屋根上ベンチレーターの撤去などが行われました。
また、キハ47形は戸袋窓が埋められました。
このように国鉄時代のキハ40系とは大幅に手が加えられています。
キハ47形広島色はキハ47-0形(M)とキハ47-1000形(T)の2両セット、
キハ40形広島色はキハ40-2000形(M)と(T)のそれぞれ1両単品となります。
▼< 品番未定 > 三陸鉄道 36形 (キット、ずっと)
「キット、ずっとプロジェクト」開催中!
記念ラッピング車両製品化
春発売予定
会場発表は三陸鉄道36形(キット、ずっと)。
「キット、ずっと」とは、
三陸鉄道とネスレ日本の共同プロジェクトで
「願いのサクラ メッセージアート」
と題したラッピングが施された車両です。
白地にピンク色の桜の花びらが描かれます。
“キット”がカタカナなのは、もちろんキットカットとかけているんですね。
模型は動力無しのT車1両単品で限定品となるようです。
製品化に合わせて通常塗装のM+Tセットが久しぶりに再生産されるとのことです。
続報をお待ちください。
▼< HO-080 > 1/80 国鉄 153系 新快速・低運転台
京都~大阪~神戸・三宮の三都を結ぶ
153系新快速 製品化!
春発売予定
1/80スケール・16.5mmゲージ(いわゆる16番)の新製品は153系新快速です!
京阪神地区の速達列車には快速がありましたが、更に速い列車として「新快速」が登場しました。
快速よりも停車駅が少ない上位列車の種別に「新」を付けるというそれこそ斬新なネーミング、
そして使用車両は山陽新幹線延伸に伴って余剰となっていた153系急行形電車が使われ、
しかも車体色は灰色9号と青色22号帯用特色の組み合わせ、いわゆる「ブルーライナー」です。
利用者に分かりやすいパターンダイヤと、
急行形電車の足を活かしたスピードで並行私鉄に勝負を挑んだわけです。
運行開始当初は特急「雷鳥」と並んで走り、
本気の走りで特急を追い抜いたこともあったなどのエピソードも。
そんな153系新快速が1/80スケールで模型化されます。
▼< HO-080 > 1/80 国鉄 153系 新快速・低運転台
早速先頭車のサンプルが展示してありました。
サンプルは暫定的に従来品の153系の屋根と床下機器を流用しているので、
あくまで参考としてご覧ください。
▼< HO-081 > 1/80 国鉄 153系 新快速・高運転台
先頭車は低運転台車と高運転台車の
2種をラインナップ!
春発売予定
153系は増備の過程で、踏切事故対策として従来車より運転台を高くし、
フロントガラスの上下寸法が狭くなったタイプが登場しました。
この系統の顔は113系、115系、165系を始め、国鉄の近郊形・急行形ではお馴染みですね。
▼< HO-081 > 1/80 国鉄 153系 新快速・高運転台
高運転台先頭車のサンプルも展示してありました。
「青22号帯用特色」は、京浜東北線などでお馴染みの「青22号」をベースに、
当時の吹田工場が独自にアレンジしたやや濃いめの色です。
模型でもその独特な色合いが再現されていますね。
また、ヘッドライト消灯時にヘッドライトが銀色に見える「KMヘッドライト」を採用。
リアルな表情をお楽しみいただけます。
模型の商品構成は、下記のような4セット体制となります。
●< HO-080 > 1/80 国鉄 153系 電車 (新快速・低運転台) (基本・4両セット)
→低運転台先頭車2両、動力付き中間車、動力無し中間車が入った基本的な4両編成です。
●< HO-081 > 1/80 国鉄 153系 電車 (新快速・高運転台) (基本・4両セット)
→高運転台先頭車2両、動力付き中間車、動力無し中間車が入った基本的な4両編成です。
●< HO-082 > 1/80 国鉄 153系 電車 (新快速) (増結M・2両セット)
→走行環境に勾配があるためフル編成でも余裕を持った走りにしたい方向けの、動力付き中間車セット。
●< HO-083 > 1/80 国鉄 153系 電車 (新快速) (増結T・2両セット)
→フル編成にしたい方のための動力無し中間車セット。
実車は6両編成ですので、基本セット+増結セットでフル編成になります。
ラッシュ時は6両編成×2本の12両編成も運転されていました。
メーカーとしては6両編成あたり動力車は1両を推奨しておりますので、
通常の増結セットはHO-083の方で十分のはずですが、
レイアウトや運転会で勾配があり登坂に不安がある方は増結セットはHO-082をお選びください。
つづいて、車両以外の製品化発表です。
▼< 3145 > 私有 NEL・UM9A形コンテナ (日本通運・新塗装) セット
日本通運のNEL・UM9A形コンテナはなかなか面白い構造のコンテナです。
NELコンテナは箱型の6フィートコンテナで、
コンテナ貨車積載時にはUM9A形台枠に2個載せることで、
12ftコンテナと同じ大きさになります。
▼< 3145 > 私有 NEL・UM9A形コンテナ (日本通運・新塗装) セット
模型でも、このようにNELコンテナとUM9A形台枠は分離できる構造です。
テレビCMなどでもお馴染みの「引っ越しは日通」のロゴが入っています。
これは楽しみです。
▼< 3227 > 複線コンクリート橋脚セット
複線コンクリート橋脚セットが登場です。
5mm刻みで5mmから55mmまで、11本の橋脚がセットになっていますが、
ロングセラーの
< 3018 >れんが橋脚セットと同様に積層式になっており、
組み合わせ次第で更に高くすることが出来るほか、
同じ高さに揃えることも可能で55mmの橋脚に組み替えると6本の水平橋脚となります。
非常に汎用性が高い構造の橋脚となっています。
以上、製品化発表のレポートでした。
担当:カピの塚