西洋の武器が満載!「続・中世ヨーロッパの武術」

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トメ子
西洋の武器が満載!「続・中世ヨーロッパの武術」
ゾンビ本やら、
火砲本やら、
ガンファイト本やら、

そのようなもので埋まっていく私の本棚ですが、
この度、新しい仲間がやってきました。

●続・中世ヨーロッパの武術

続・中世ヨーロッパの武術

「続」というわけで、実は前作も持っているのですが。
まぁ、タイトル通りの本で御座います。
中世・ルネッサンス期に使われた西洋武器の用法が書かれております。

と、いうわけで。
「お前は何と戦っているんだ」的なトメ子です、ごきげんよう。

目次は、と言うと…

も☆く☆じ

こんな感じ。

嗚呼、通りがかった弊社フィギュア担当が白い目で私を見ました。
そ、そんなにアレな本かなぁ……。
ちなみに厚さ3.2cmの大ボリューム。読み応え満点です。

特に突き主体の武器は直線的で幾何学ちっく

第一部は西洋武術の成り立ちや概念、流派について。
簡単な立ち方や足運び、攻撃線等の説明等があります。
攻撃線というのは、自分と相手の体の中心を結ぶ直線のことで、
最速で攻撃を与える為には必須の思考です。

鍔迫り合いのような、ちょっと違うような

西洋剣術には独自の概念として「バインド」なるものがあります。
具体的には剣同士が交差した状態を指しますが、
この状態で、相手がどれくらい力を込めているのかを読み取りつつ
次の戦術を選ぶというのが根幹となるようです。

なんだろう、手押し相撲?みたいな…違うか。

この他、各流派や訓練方法についても触れられています。

ちょっと面白いのが、
「自分を憎む理由が僅かでもある人間」と練習してはいけない、
という記述です。

事故に見せかけて本気で殺しに来るかもしれないから、
というのがその理由だそうですが。
中世ヨーロッパは物騒ですね、((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

続いて、第二部は現存する文献に基づく各種武器の解説となっております。

兜がかなり蒸れるらしい。あと音が聞き辛いとか。

例えばお馴染みの西洋鎧。
鎧の発達によって攻撃の技法も大きく変化していきます。
刃物が通りにくいので鈍器を用いたり、装甲の隙間を狙ったり
…というのは定番ですね。

人類の歴史は戦争の歴史、とかなんとか

ちょっとグロいのですが、
出土した人骨から武器の威力が判るというのもあります。
頭蓋骨が割れておる……('A`)
訓練時にうっかり殺されたら堪ったもんじゃありません。

平民や山賊に愛用されたらしい

他、小型盾の定番であるバックラーや

三国志で言う、方天画戟っぽくもある

槍等の長柄武器もあります。
特にハルバードは突くもよし、斬るもよし、引っ掛けて倒すもよし、と
多彩な使い方ができる素敵武器です。

日本の馬術と比較したい。馬の種類も違うけど

こちらは馬の扱いに関する記述。
拍車の掛け方や、手綱にも適切な長さがある等、
普通の文献では中々見られない内容が書かれております。

ヨーロッパは年中戦争しているなぁ

イングランドの特産品・ロングボウ。
かの百年戦争において、倍以上の兵力を有するフランス軍を
コテンパンにしたシロモノです。
ロングボウは訓練に時間を要し、当時のイギリス弓兵は
弓の引きすぎによって、腕の長さが左右で異なる者も居たとか居ないとか。

(ちなみにフランス軍は機械式のクロスボウを用いていました。
クロスボウにも利点はあるのですが、装填に時間がかかるという難点があります。)

さて。
第三部では二部で紹介した武器の技法がイラスト付きで掲載されています。

ちなみに剣の製法も記事になっているので
そちらも読み応えがあります

日本刀は斬る(or突く)のに対し、
幅広の西洋剣は叩く(or叩き斬る)ものだという俗説があります。

しかし西洋剣の技法にも両刃ならではの使い方があり、
斬る技も多々紹介されております。

盾は受け止めるのではなく、受け流すか殴るもの

バックラーに対する関節技。
西洋の盾は手持ち型と腕固定型がありますが、
腕固定型は防御が安定する反面、関節を取られやすいとか。

盾関連は日本に無いので新鮮ですね。
余談ですが、日本で盾が廃れたのは
大鎧(特に肩当てのでっかいアレ)が発達した為だと言われています。

さて。
剣道三倍段(※素手で剣道有段者に勝つには、三倍以上の段位が必要という俗説)
という言葉に象徴されるように、一般的にリーチは長い程有利です。
実は剣対槍にも同様のことが言えまして、広場では圧倒的に槍が優位です。

実は日本の古武術にも同様の技があります

そんなわけでこちらが剣対槍。
基本的には槍の穂先を受け止めるなり、捌くなりしてから
間合いを詰めていきます。

槍側は掴まれないように間合いを維持するのが最重要課題となります。
洋の東西を問わず、槍は突くより、引くのが重要と言われるのはこの為です。

これ以外にも多彩な武器が紹介されております。
ちょっと時代が進んだところで、銃剣術もあったりして。
日本でも防衛大に銃剣道部がありますね。
突きを主軸にしている為、感覚的には槍に近いと聞きます。

日本の古武術や中国拳法の情報は、ある程度流派が現存していることもあり、
調べようと思えばそこそこ出てくるものですが、
技法書からの復元とは言え、西洋武術を細かく取り上げた上で
更に日本語訳されたものは本当に貴重です。

そんなこんなで本日は

●続・中世ヨーロッパの武術

それではみなさん、また来週

の紹介でした!
来週もホビーサーチを宜しくお願いします。

担当:トメ子@冷え症対策に筋肉増やしたい…。

***オマケ***
まだまだプレゼント応募受付中です!
今週日曜までですので、是非!

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