こんにちは、カピの塚です。
12月7日よりKATO Nゲージ 2018年4月期(一部2月、5月)予定品の予約を受付中です。

以下、ポスター掲載品の各商品ページへのリンクです。リンクおよび説明はポスターの順序に沿いまして左上から順に下へ、そのあと右上から下への順に述べます。
[新製品]
■ E235系 山手線 (基本・4両セット)
■ E235系 山手線 (増結A・4両セット)
■ E235系 山手線 (増結B・3両セット)
東京の顔であり、JR東日本の看板路線でもある山手線に導入が進められている最新型の通勤電車がE235系です。丸みを帯びた額縁状の先頭部分や扉部分に縦に入ったラインカラーなどが際立つデザインになっています。模型は平成29年(2017)5月より運用を開始したトウ03編成をモデルとし、特徴的な先頭部、新規に搭載されたAU737クーラー、パンタグラフのほか、屋根上機器など量産先行車とは異なる形態が的確に再現されるほか、前面と扉部に彩られたラインカラーの黄緑色の繊細なグラデーションも的確に再現される予定です。
なお、10号車のサハE235形はE231系から編入改造された4600番台となります。この車両のみ元E231系であるため車体断面の形状が他車と異なります。また、10号車は窓割りが前後で非対称になっているのが特徴ですが、これは「ホームドア」と「京浜東北線」の影響です。線路工事等で山手線と京浜東北線で線路を共用することが時々あります。山手線は11両編成に対して京浜東北線は10両編成で1両短いですし、京浜東北線のE233系の先頭車は4つドアであってもクラッシャブルゾーンがあるためドアが均等配置とはなっていないため、山手線の10号車に当たる車両は京浜東北線の先頭車とドア位置を揃える必要があるためです。
商品形態は基本4両セット、増結A 4両セット、増結B 3両セットの3セット構成となります。基本4両セットは必要最低限のデフォルメ編成となり、増結AとBのセットを加えていくと最終的に実物と同じ11両編成が再現できます。
[新製品]
■ DD51 800 愛知機関区 JR貨物色
[新製品・特別企画品]
■ DD51 800 愛知機関区 一般色
国鉄時代に作られたディーゼル機関車の代表といえばDD51形ですが、今回製品化されるのはJR貨物の愛知機関区に所属する800番台です。2017年現在、唯一貨物列車の定期運用を持っているDD51形として注目が集まる存在となっています。主に稲沢~関西本線四日市方面と名古屋貨物ターミナルを中心に活躍をしています。
模型はJR貨物仕様として更新された「A更新仕様」の近年の姿です。詳細は商品ページをお読みいただくといたしまして、愛知機関区所属機特有の特徴的な部分も再現されますから、中京地区の貨物ファンの方には大変気になる機関車の製品化であるといえます。
なお、JR貨物色のほか、特別企画品で「一般色」も一緒に製品化されます。運用離脱する2017年初頭までの運用を再現できますし、JR貨物色と混結した重連運転を再現できます。
[再生産]
■ お召し列車 1号編成 (5両セット)
[再生産]
■ EF58 61 お召し機 (改良版)
「1号編成」とはお召し列車専用の客車で、御料車1両のほか供奉車4両で編成されています。
「お召し列車」とは天皇皇后両陛下がお出かけになる際や、来日している国賓を天皇皇后両陛下がご案内なさる場合などに運行される特別列車のことです。お召し列車専用の鉄道車両や、お召し列車として使う場合があることを前提としている鉄道車両が存在しています。
EF58形のうち61号機と60号機と共にお召し列車の牽引を目的に作られた車両です。他のEF58形とは異なり車体は「ため色」と呼ばれる深紅色に塗られているほか、ステンレス製の飾り帯、無塗装・磨き出しの下回りを持つなど、美しい外観となっています。
模型は再生産となり、いずれも前回生産時と同じ仕様となります。
[再生産]
■ EF58 60 お召予備機 (改良版)
先述したお召し列車の牽引用に製造された60号機で浜松機関区の所属。61号機同様の美しい外観となっていました。お召し列車の牽引に際しては61号機が主であることに対し60号機は予備としての役割を持っていました。後年はお召しの指定が解除されたため、改造を重ねつつも美しい外観を残しながら様々な列車を牽引しました。
同品番・同タイトルの旧製品が発売されてから時間がだいぶ経過していることも影響しているためか、今回の製品は改良版となります。アーノルドカプラー標準装備(交換用ナックルカプラー付属)、ライトユニットが電球色LEDとなります。これらの改良に伴い、旧製品とは本体価格が異なりますので予めご了承ください。
[再生産]
■ 郵便・荷物列車 「東海道・山陽」 (6両セット)
国鉄時代の日本では、現在と比べ高速道路網も長くは無く、また民間の宅配業者も発達途上であったため、各地の列車に郵便車や荷物車が連結され、鉄道による荷物の輸送が盛んに行われていました。また当時の郵政省も郵便物を運ぶために鉄道郵便車を持っており、客車列車や荷物列車と一緒に各地を行き交いました。東海道本線・山陽本線、東北本線などの主要路線では荷物車だけで編成された急行荷物列車も運転されていました。
この車両セットは、そんな鉄道による郵便・荷物輸送が盛んな国鉄時代の郵便・荷物列車をお手軽に再現できます。所属地も形態も生い立ちも異なる様々な郵便車と荷物車が6両入っていますので、お手持ちの機関車と連結してお楽しみください。同時期に再生産予定のEF58 60 お召し予備機も牽引機の一つとして似合います。
[新製品]
■ ED71 2次形
1960年代から1980年代まで東北本線で客車列車や貨物列車の牽引に活躍したED71形が製品化されます。この機関車は東日本地区の交流50Hzに対応した電気機関車で、交流方式で電化された東北本線の黒磯~仙台間を中心に活躍しました。
牽引を担当した列車は多岐にわたります。旅客列車を見れば、旧型客車による普通列車、12系客車による臨時・団体列車、10系客車による急行列車、20系客車による寝台特急「はくつる」と、ブルートレインからローカル列車まで幅広く担当していたことがわかります。また貨物列車を見ますと、様々な貨車を連ねた急行貨物列車、自動車輸送用貨車のク5000形を用いた自動車専用貨物列車、コンテナ車を連ねた高速貨物列車と、こちらも幅広い活躍ぶりです。
模型は昭和50年前後の、福島機関区に所属していた頃の姿をモデルとしています。ヨロイ戸が明り取り窓と同じ高さに揃えて配置された、整った側面の形態が特徴です。前照灯は1灯で、前面通風口増設後、1エンド側水切り延長後、2エンド側重連総括用KE77ジャンパ栓納め増設後の姿で再現されます。
交流電気機関車はその構造上、車体は小さいながらも屋根上にも多数の機器類が載せられておりメカニカルな姿をしています。単体の模型として見ても、実にメカメカしい風貌を楽しめるかと思います。先述の通り様々な客車や貨車を牽引していましたから、後に連結する車両はなんでも似合うと思いますので、東北方面がお好きな方はぜひ導入されてみてはいかがでしょうか。
[新製品]
■ EF65 0
国鉄の標準的な電気機関車のひとつとして挙げられるのがEF65形です。直流電化区間かつ平坦な路線で使うことを前提とした機関車で、先に登場していたEF60形の改良を踏まえて作られました。
EF65形にも大きく分けていくつかバリエーションがありますが、今回製品化されるのは貨物列車用の0番台で、岡山機関区や稲沢第二機関区に配置されて主に東海道本線、山陽本線の貨物列車の牽引に活躍したグループです。
模型は昭和50年代の稲沢第二区所属の頃の姿をモデルとしています。後述の自動車運搬用貨車のク5000形を連ねた自動車専用貨物列車の牽引などが似合います。
[新製品]
■ ヨ6000
ヨ6000形は車掌車と呼ばれる事業用車両の一つで、主に貨物列車の一番後ろに連結されて活躍していました。貨車の仲間とみなしても差し支えはないかと思います。実車は900両以上が作られ、1986年まで活躍しました。
さて模型ですが、昭和50年代に見られた姿をモデルとし、石油ストーブ搭載を示す白色の識別表示があります。同タイトルの製品が既に存在していたので再生産とお思いになった方もいらっしゃるかと思いますが、今回の製品はフルリニューアル品で、両サイドともテールライトが点灯します。別売りの室内灯を組み込むことも可能です。白熱電球の柔らかい光で室内が均等に照らされる様子を再現できる室内灯拡散板が付属いたします。
様々な貨物列車の一番後ろに連結させればよいのですから、模型で組み合わせる貨車はほぼ自由となります。例えば、国鉄時代の2軸貨車とボギー貨車を適宜繋いで最後尾や中間に連結すれば一般貨物列車になりますし、発売中のトラ9000形と組み合わせればチップ輸送列車の最後尾を、後述のク5000形と組み合わせれば自動車専用貨物列車の最後尾を、それぞれ引き締めることができます。
[新製品]
■ ク5000 6両セット (積載用自動車付属) (6両セット)
■ ク5000
■ ク5000積載用カバー付自動車 (8台入)
ク5000形は車運車と呼ばれる貨車の一つで、自動車メーカーの工場で作られた製品状態の自動車を、全国の販売先や港に運ぶために作られました。それまでは自動車メーカーが自前で車運車を持っていましたが、積載する自動車のモデルチェンジのたびに改良を必要としたり、往路は満載でも復路は空荷になるなど非効率な運用が目立つなど諸問題が発生していたため、様々な自動車メーカーの自動車を積載できる汎用的な車運車として国鉄が製作したのがク5000形です。
模型は従来品の再生産ではなく、フルリニューアル品です。手スリの造形など、細部のディティールを見直し、KATO最新の技術を用いて新規金型でリリースされるとのことで期待ですね。また、従来製品では積載用のクラウンがアクセサリーとして付属もしくは別売りされていましたが、今回の製品では実際に見られた、保護用シートを被せた状態の自動車を再現した車載用アクセサリーが同時発売となる予定です。
自動車輸送貨物列車は日本の自動車産業の発展と共に歩んだと申しても過言ではないでしょう。最盛期には「アロー号」という名前月の特急貨物列車が運行されるほどでしたから、まさにこの時代の国鉄貨物列車の花形といえます。模型でも、ク5000形をずらっと連ねた自動車専用貨物列車から、多種多様な貨物列車にク5000形を交えた一般貨物列車まで様々楽しめます。機関車もこの時代に活躍したものをチョイスして、思い思いの列車を仕立ててお楽しみください。
[新製品]
■ トラ90000 空荷用金網パーツセット (2両分入)
■ トラ90000 空荷用金網パーツセット (10両分入)
[発売中]
■ トラ90000 (2両入)
■ トラ90000 (8両セット)
トラ90000形は紙の原料となるチップを輸送するための貨車で、2400両あまりが作られました。黒い車体部分が本体なのですが、効率よくチップを積み込むために黄緑色の金網の柵が継ぎ足す形で増設されているのが特徴です。輸送中は、チップが雨に濡れることで水分を吸って重量が増加する事を防ぐ目的と、チップそのものが風などで飛散することを防ぐ目的で、上部に雨よけカバーを被せた状態で運行されることもありました。
今回の新製品はチップを積んでいない空荷状態の金網部分のパーツのセットです。発売中のトラ90000形の金網部分をこれに交換することで、空荷状態を再現できます。商品は2両分と10両分の2形態となります。注目なのはやはりこれだけ目の細かい金網をエッチングでなくプラスチックで表現し、しかも金網越しに向こう側を見通せるように作るというというKATOの技術力でしょう。
ご予約・ご注文お待ちしています。
担当:カピの塚