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記念艦「三笠」乗艦レポート



This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and for your understanding.

敵艦見ユトノ警報ニ接シ 連合艦隊ハ直チニ出動
コレヲ撃滅セントス、 本日天気晴朗ナレドモ波高シ


こんにちは、とみのんです。
宗谷に続きまして、久しぶりに見学レポートをしてみたいと思います。

今回見学してきましたのは神奈川県の横須賀市で保存・展示されている「戦艦 三笠」。明治38年(1905)、日露戦争における日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を壊滅させた旧日本海軍連合艦隊の旗艦です。

大正12年の関東大震災により艦底を破損して除籍となりましたが、大正15年に永久保存が決定。その後復元工事が行われ、現在一般公開されています。
艦これブームの波に乗って、最近は入場者数が増えているんだそうです。ゲーム中には100以上の艦娘が登場しますが、元となっている軍艦はほとんど沈んでしまっている為、三笠はプレイヤーにとって聖地なんだそうですね。
観覧料金は一般600円、高校生300円、小・中学生は無料です。

大戦後はマストや大砲などが取り上げられてしまったり、米軍によって艦上に「キャバレー・トーゴー」というダンスホールが作られたり、一部を水族館としてオープンさせられたりと散々な状態だったそうですが、今ではそんな歴史があったとは思えないほど綺麗に復元されています。つまりほとんどがレプリカなんですね。

特別展は好評の為に会期が延長された「艦隊コレクション」。ゲーム中でお馴染みの戦艦模型が多数展示されています。展示数があまりに多く、全てを撮ってくることはできませんでした(;´∀`)他の来場者の迷惑になってしまいますしね。今回のレポートでは三笠の模型のみ掲載しておりますので、提督の皆さんは是非ご自身の足で見学しに行ってみてくださいね。きっと圧倒されるはず!

乗艦後すぐに出迎えてくれるのが「30センチ主砲」。
重量400kg、最大射程10km。すごく大きいです・・・!砲弾には爆発力の激しい下瀬火薬が大量に装填され、起爆装置には安全で感度の鋭敏な伊集院信管が着けられていたそうです。

こちらは前部の主砲。30センチ主砲は全部で4門あり、その他15センチ副砲14門、7センチ補助砲16門、4センチ速射砲4門、水中に45センチ魚雷発射管を4基を装備。さらに艦体にはクルップ鋼による装甲が施されているという鉄壁っぷり。

船首は皇居の方向に向けて固定されているそうです。
写真を撮り忘れていましたが、船首には大きな菊花紋章が掲げられています。船首にあるものはレプリカですが、艦内には就役当時のものが展示されてありました。

大きな煙突と吸気ダクト。

60cm信号探照灯。周りの僚艦に信号を送ったり、暗夜に目標物を探照するためなどに使われたものです。初期のものは炭素棒を燃やして光源にしていたそうな。

前部司令塔の内部には羅針盤や舵輪、通信機などが備えられています。被弾時の被害を局限し、操艦能力を維持するため周囲は35センチの鋼鉄の壁で囲まれています。上部には最小限に留められたスリットがありました。

こちらは操舵室。

一番高い場所にある最上艦橋。ここに立つと東郷長官気分を味わえます(´∀`)

東郷長官と言えばこんなパネルが用意されています。東城鉦太郎画伯による絵画です。
こちらのパネル、身長153cmという長官をほぼ等身大で描かれているのがポイントです。三笠の乗艦記念に一枚はいかがでしょう?
巻きつけられている白い布はハンモックらしいです。使わない時はバリケードとしての役目もあったとか。

敵艦の距離を測定する「測距儀」。

いざという時のために(?)覚えておきたい国際信号旗と一字信号。

Z旗はアルファベットの最後の文字だから、「背水の陣」という意味があるそうです。東郷長官のお言葉の中にもその想いが込められています。

今でもZ旗がはためいています。

船の断面図って見てて楽しいですよね。

こちらは海図室。公開に必要な水路図誌、海図、信号機、六分儀、測程議、晴雨計などが格納されています。

建造は同盟国であるイギリスのヴィッカース社が行いました。
その為、お風呂場のタイルをはじめとした内装がとてもモダン。
まるで客船のような優美さです!

15センチ砲です。

砲撃の様子はこんな感じ。砲員長の号令で、3名の船員で尾栓の開閉、弾丸の装填、砲の旋回、発射等を行っていたそうです。

展示品の中には貴重な東郷長官の手帳が!

三笠の大きな模型。船内を歩いた後に眺めると構造を把握しやすいですね。

おトイレの様子。

特別展「艦隊コレクション」にて展示されていた三笠。模型は順次製作中で、1隻完成する度に展示していくそうです。

というわけで、戦艦三笠の乗船レポートでした。
遊びに行く楽しみが半減してしまうので、船内の写真はほとんど掲載していませんが、中には資料室や映画館があり、充実した展示内容になっていて、歴史好きの方なら丸1日過ごせそうです。
実際に足を踏み入れてみると、教科書を読むだけではわからない発見があって勉強になりますね。それに、船を通じて平和について考える良い機会になりました。

一応模型ショップのブログですので、最後にプラモデルのご案内をさせてください(;´∀`)
こちらはハセガワさんからご予約受付中の三笠です。
ソフトメタル製の東郷平八郎(原型製作:平野義高)と秋山真之(原型製作:竹一郎)のフィギュアが付属している豪華なセット。三笠を訪れた後の記念として制作してみても楽しそうですね。

同じくハセガワさんの三笠。こちらは発売中です。

見学した後に模型を作ると、ここから見た景色がキレイだったなぁとか、内部はこんな風になっていたなぁ、同行者とこんな話をしたなぁ・・・などなど思い出が浮かんできて楽しさも倍増ですね。お友達と一緒に作るのもアリです。

今回のレポートが模型を建造する際、なにかしらの参考資料として皆様のお役に立てれば嬉しいです・・・!

ではでは、本日はこれにて。
また次回~!


担当:とみのん (´-`).。oO(海軍カレーが美味しかった・・・)

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