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前回のあらすじ。▼
TOMIXのNゲージ用ストラクチャー
No.4025 詰所 を自分も改造してみようと思い立ったのであった。
▲あらすじ終わり。▲
こんばんは、カピの塚です。
先週の記事でご紹介したTOMIXの
詰所ですが、
せっかくなので改造を試みようと思います。
20年くらい前に鉄道模型雑誌(確か「鉄道模型趣味(TMS)」だったような)で紹介された、
改造記事を参考に、記憶を頼りに実践してみます。
概要としては、中央の柱を境に縦に切断します。
上記の写真に書き込んだピンクの点線の位置で切ります。
便宜上、階段のある側をA、2階までしかない側をBとし、
各フロアを1-A、2-A…という風に番号を振っておきます。
切断後、B側のフロアをA側に挿入して5階建てにします。
この改造方法は既に試された方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
使用する工具は、シモムラアレック＆プラッツの
職人堅気 ハイパーカットソー0.1です。
厚さがなんと0.1mmという極薄のノコギリで、
部品の切断に利用しても削り落ちる部分が非常に少ないのが利点です。
かれこれ4年ほど前に買いました。
前回のブログでご紹介したように、フロアごとに分解してから切断作業を開始します。
まずは1階。A側には柱を残しB側は柱のすぐ脇で切っていきます。
ギコギコギコギコ…。
この写真では窓ガラスを嵌めたまま作業していますが、
これは同じ位置に切り込みを入れる目的ですので、
本格的な切断自体は別々に行います。
反対側も同様に位置を間違えないように切ります。
同じ方向からずっと切り続けることは難しいので、
向きをいろいろ変えていく必要があります。
というわけで、1階の切断が完了しました。
初めての詰所の切断作業だったので30分くらいかかってしまいました。
勢い余って手摺を一部破壊してしまったので、
次から気を付けようと思います。
同様に2階も切断作業に着手です。
角度や向きを変えて切断作業を進めますが、
柱に沿って直線になるように慎重に作業を進めます。
床と屋上を構成する部分は両サイドの切り込みを踏まえて
少しずつ切っていきます。
心配な方は予め線を書いておいた方が良いでしょう。
写真右上で壁が曲がった状態になっていますが、
ノコギリの刃の補強された部分だけ厚みがあり、
切断の際に邪魔なため折れないようにそっと曲げて作業しています。
2階の切断作業も完了しました。
窓ガラスパーツは先ほど切り込みを入れたところを目安に、
サッシ表現を潰さないギリギリの位置を切っていきます。
こんな感じです。
切断後、再び組み立ててみました。
この様子だと一見なんともありませんが、
当然切断が完了していますので、建物が割れた状態にできます。
ルパン三世の石川五ェ門が斬鉄剣を用いたように、パカッとできます。
それはさておき、組み換えて5階建て化します。
前回のブログでは各フロアの順番や向きを正しくしないと、
組み立ての際にツメに嵌らないとご紹介しました。
5階化する場合は、写真のような順番に積み上げると、
不思議なことにツメに嵌ることが判明しました。
もともと3階建てだった部分に、1階の半分と2階の半分を挿入して5階建てに。
こちら側から見ますと、一部窓の表現が異なりますが違和感がありません。
さて、課題はこちら側、切断面の処理です。
このままでは解体工事中のビルのような状態ですから、
プラ板で壁などを新調して綺麗に仕上げる必要があります。
これに伴い塗装も必要となります。
切断面の処理や塗装なども含めて、
どういうデザインの建物にするか練ることにします。
続きは考えがまとまってから行いたいと思いますので、
それまでお楽しみに。
担当：カピの塚＠最近はWBCが開催中なので、JOURNEYのSeparate Waysを改めて聴いています。
＜本日ご紹介したもの＞
●トミックス
詰所
●シモムラアレック＆プラッツ
職人堅気 ハイパーカットソー0.1
※職人堅気 ハイパーカットソーは他にも種類があります。下記は一例です。
●シモムラアレック＆プラッツ
職人堅気 鉄道模型専用 ハイパーカットソー0.2 エリートS1
●シモムラアレック＆プラッツ
職人堅気 鉄道模型専用 ハイパーカットソー0.15 エリートS2
●シモムラアレック＆プラッツ
職人堅気 ハイパーカットソー 神技 0.25P 吉野スペシャル
●シモムラアレック＆プラッツ
職人堅気 レジン大物専用 精密ノコギリ ハイパーカットソー0.15 PRO-C
刃物を使う時には怪我や部品の破壊などしないよう気を付けて作業してください。
今回紹介した工作はあくまでも一例ですので、必ずしも正解とは限りません。