This article has been written in Japanese.
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こんにちは、カピの塚です。
7月の松屋銀座での
衝撃発表となりました、
フジミ模型×GREENMAXのコラボレーション企画、
東京モノレール1000形(9月発売予定)は好評ご予約受付中です。
モノレールとは何ぞやという方に簡単に解説しますと、
普通の鉄道は2本のレールで車体を支えていますが、
モノレールはその名もずばり、1本のレールだけで車体を支える鉄道です。
東京モノレールのようにレールに車体を跨らせる方式を「跨座式」、
レールから車体をぶら下げる方式を「懸垂式」といいます。
大事なことなので復唱しますと、
すなわち、『とある魔術の禁書目録』に出てくる学園都市のモノレールは跨座式で、
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』に出てくる千葉都市モノレールは懸垂式です。
撮影場所:天王洲アイル駅
1本のレールと聞くと頼りないようにも聞こえますが、
ご覧の通り東京モノレールの場合はコンクリート製で立派なものです。
撮影場所:天王洲アイル駅
実物のレール部分の写真です。
けっこう年季が入っていますので、
ウェザリング塗装する際の参考にどうぞ。
東京モノレールは、跨座式の中でもドイツ発祥の「アルヴェーグ式」でして、
太いコンクリートのレールを、車体に内蔵されているゴムタイヤで挟んでいます。
さて、JAM国際鉄道模型コンベンション会場でも、
試作品が展示されておりましたので早速その様子をお届けいたしましょう。
車体本体部分と足回りのカバーは別パーツのようですね。
窓ガラスははめ込み式であることが覗えます。
特徴的な流線型(?)の先頭部が再現されています。
窓やドアの掘りも深くて未塗装でも良い印象ですね。
足回りのカバーは意外にメカっぽいモールドだったんですね。
塗装した状態の試作品が展示されています。
左側のクリーム色に赤帯は登場時の塗装です。
右側の白地に青と赤の塗り分けは2000年12月から現在に至る現行塗装です。
手前に鎮座しているのは台車ですね。
普段はカバーに隠れて見えない台車をじっくり観察できます。
このようにいろんなゴムタイヤがレールをがっちりつかんでいるわけです。
ランナーです。
こちらは台車を構成するパーツを中心とした内容ですが、
ゴムタイヤなどは独立しているので、
回転するのではないかと期待してしまう作りですね。
現在ご予約中の商品のおさらいです。
≪ FUJIMI(フジミ模型) ≫
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東京モノレール 1000形
基本となる4両セットです。
先頭車2両と中間車2両となります。
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東京モノレール 1000形 中間車両セット
増結用の中間車2両のセットです。
東京モノレール1000形は6両編成で運行されています。
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東京モノレール 直線レールセット
東京モノレールのレールセットです。
こちらは直線レール4本と台座が入ります。
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東京モノレール 直線&曲線レールセット
同じく東京モノレールのレールセットです。
こちらは直線レールの他に半周分の曲線レールも含まれます。
フジミ名義で発売されるのは未塗装キット(プラモデル)です。
そのあと、グリーンマックス名義で発売されるものは塗装済みキットとなる予定です。
詳細についてはメーカーの発表も注視していきましょう。
ご注意していただきたいこととして、
車両は
非可動のディスプレイモデルとなっています。
そのため、車両・レールともに「ストラクチャー」に分類されています。
とはいえ、見たところ先ほどの台車はよくできていると思います。
なんとかして走行化改造をと考えていらっしゃるお客様も多いのではないかと思います。
そういった発展的な構想も含めて、
“創る楽しみ”の東京モノレール1000形キットに期待しましょう。
担当:カピの塚
≪JAM国際鉄道模型コンベンションレポートバックナンバー≫
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第12回 国際鉄道模型コンベンションレポート(レイアウト編その1) (2011/08/22)
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第12回 国際鉄道模型コンベンションレポート(レイアウト編その2) (2011/08/23)
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第12回 国際鉄道模型コンベンションレポート(レイアウト編その3) (2011/08/24)
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近鉄2610系のコダワリ ~ 第12回 国際鉄道模型コンベンションレポート (大阪プラスチックモデル編) (2011/08/25)