おはようございます。カピの塚です。
ホビーショーレポートの続きです。
sankei(さんけい)
sankei(さんけい) では、レーザーカットのペーパーキットのストラクチャーを、意欲的にリリースしています。
紙とはいえ、設計と素材が巧みに調和しており、
出来上がると紙とは思えない耐久性と存在感があるのが特徴です。
今回、ホビーショーに出展しているとのことで、
さっそくブースに行ったら、凄いお家をみつけちゃいました!
それがこちら。
一見、日本のどこにでもある瓦屋根の住宅。
よく見ると、写真右奥には赤い屋根で白壁の洋館も併設されています。
個性的な佇まいですね。
しかし、このお家。どこかで見たことがありませんか?
●みにちゅあーとキット 1/150スケール 「サツキとメイの家」
なんと、『となりのトトロ』に登場した、
サツキとメイが住んでいる家なんです!
なんと、1/150スケール(Nゲージサイズ)。
窓ガラスのパーツを除いてすべて紙でできています。
反対側もじっくりご覧ください。
よくできていますよね。
カンタにはお化け屋敷と揶揄されたお家ですが、
素敵な佇まいですよねぇ。
一番目に付く洋館部分。
草壁家のお父さんの書斎ですね。
アニメの中では左側の柱は根元が腐っていて、
はしゃいだサツキが触ったらグラついたのですが、
キットのほうはちゃんと新築の状態です。
井戸も、ポンプまでしっかり再現されています。
おばあさん「よーく漕ぎなぁ。水が冷たくなるまで」
サツキ「はーい」
引っ越し当初のシーンを思い出します。
赤いトタン屋根の棟には台所とお風呂があります。
サツキとメイとお父さんがざぶーんと湯船に浸かるシーンとかが目に浮かびます。
何気にリヤカーが立ててあり、小物までリアルです。
縁側は戸が閉まっていますが、その向こうに障子が再現されています。
確かここは畳の部屋が二つありますね。
そういえば、夏は蚊帳を張ってサツキとメイが寝てました。
注目なのは、屋根の瓦。
「と」という文字が刻印されている瓦まで再現されています。
なんという細かさ!
真上から見た写真。さすがにこの角度はアニメにはないはず。
親子4人が住むのにちょうどよさそうなサイズのお家ですね。
ちなみに、ベースの形ですが、試作品では葉っぱのような形となっています。
本番では、普通の四角形になる予定とのことなので、
リアルさを追求する方は、一工夫が必要かもしれませんね。
森や田んぼなど、緑豊かな景色の中に、
サツキとメイの家を置いたらとても効果的なジオラマになりそうです。
1/150スケールの人形(フィギュア)を手掛けているメーカーさんが、
草壁一家やトトロ、猫バスなどのフィギュアを作ってくれたらもう完璧。
時代設定が昭和30年代となっているストラクチャーと共に、
古き良き日本の風景を再現してみたいものです。
サツキとメイの家の紹介ポップです。
こうして絵と見比べても再現度の凄さがお分かりいただけるかと思います。
みにちゅあーとキット
サツキとメイの家 (参考出品)
完成サイズ:W82×D110×H48mm
スケール:1/150 (Nゲージ対応)
税込予価 4,578円。(※消費税5%の場合)
開発担当の方のお話によると、
愛・地球博の会場に建設された実物大の
「サツキとメイの家」を採寸して設計したそうです。
リアルな仕上がりの理由に納得がいきます。
既存の「みにちゅあーとキット」シリーズに比べると、
和洋折衷の建物の都合上、部品点数が多めになるそうです。
現時点では、参考出品とのことですが、
スタジオジブリの確認は済んでいるとのことです。
具体的な発売予定日はまだ決まっていないようですが、
近いうちにご案内が届くかもしれません。楽しみですね。
個人的には、アニメの世界に登場した有名な建造物が、
このように模型化されることを密かに待っていたりします。
夢のある企画なので、ぜひ頑張ってほしいです。
担当:カピの塚
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