中折れ式ギミックが楽しい!?二十六年式拳銃

その他
トメ子
中折れ式ギミックが楽しい!?二十六年式拳銃

夏休みは一人暮らしの老人宅に潜入し、
高齢化社会の現実を知ったトメ子です、ごきげんよう。
(意訳:祖母宅を覗いてきました。)

そんな事はさて置き。
本日紹介するのは、こちら。

●二十六年式拳銃 (ガスガン)

二十六年式拳銃 (ガスガン)

アンティーク感満載ですね。
実物は骨董品としてどこかのお家で眠っているかもしれません。

こちらは日本陸軍が明治26年に制式化した国産の拳銃です。
騎兵には携行しやすいリボルバーが良い、ということで開発されました。

二十六年式拳銃 (ガスガン)

今では考えられませんが、明治時代後期には市販すらされていたそうです。
しかも、銃本体が22円(現在の44,000円程度)、
弾薬が100発3円(現在の6,000円程度)だったそうで……。

素材はABSですが、ヘビーウェイト化されているのか、
手にすると予想よりもズッシリ来ます。

二十六年式拳銃 (ガスガン)

ダブルアクション専用故に、
ハンマーを起こす際の指かけ部分が存在しません。
グリップは丸く、手が小さい人でも扱いやすいサイズです。

二十六年式拳銃 (ガスガン)

悔しいかな、薬莢でジャラジャラと遊ぶことはできません。
ですが、ガスを入れれば元気よく作動してくれます。

二十六年式拳銃 (ガスガン)

ちなみに何もしないとシリンダーがクルクル回転してしまいますが、
これは実銃も同様で、トリガーを引けばちゃんと固定されます。

二十六年式拳銃 (ガスガン)

グリップ下部にはランヤードリングが。
当時の騎兵はこれを携えて、大陸を駆けまわったわけです。

二十六年式拳銃 (ガスガン)
二十六年式拳銃 (ガスガン)

現代ではあまり見かけない中折れ式拳銃。
そのギミックがじっくり味わえる一挺です。

二十六年式拳銃 (ガスガン)

特徴的な蝶番。
中折れ式の実銃は排莢・装填が楽で扱いやすいものの、
構造上、銃本体の強度に劣り、弾薬の威力が上げづらいという難点がありました。

尤も、ガスガンなら威力の心配は要りません。

二十六年式拳銃 (ガスガン)
二十六年式拳銃 (ガスガン)

サイドプレートを開けた状態。
滑り止め加工されたトリガーガードがさりげなくレバーになります。
こうして眺めると、かなり珍しい機構ですね。

二十六年式拳銃 (ガスガン)

二十六年式という刻印が。
昔の設計につき、安全装置が無い等の不便さもありますが、
左右非対称のデザインをはじめ、武骨な外観は見応え十分です。

ゲームでバリバリ使うよりも、雰囲気を楽しみつつお座敷で撃つほうが良さそうですね。
アンティーク好きな方は如何でしょうか?
現代の銃器にない味わいが堪能できること請け合いです。

そんなこんなで本日はこれにて!
来週もホビーサーチをよろしくお願いします。

担当:トメ子@写真撮りに行ったら、マムシに出会う。

ユーザー評価
ユーザー評価
この記事の評価は5です。
現在9名がこの記事を評価しています。  
トメ子 の関連記事
オ・ト・コのホビーサーチぶろぐ、はじまりました!
激レアな機体?マーチンマリナー PBM5/5A
最近のおすすめ+α
なんのかんので国民的RPG、ドラクエ