おはようございます。カピの塚です。
国際鉄道模型コンベンションのレポートの続きで、
今回は河合商会ブースにさりげなく展示されていた、
新商品と思われるサンプルをご紹介いたします。
なお、発売予定時期や価格については特に公表されておりませんでしたので、
現時点ではあくまでも参考出展としてお考えください。
Cタイプディーゼル+貨車のセット
河合商会の「Cタイプディーゼル機関車」とは、貨物取扱い駅などで貨車の入換えに従事していた小型の機関車を再現した小型の機関車です。いわゆるスイッチャーを再現した模型のことです。多少のディフォルメはありますが、長年親しまれている息の長いアイテムです。河合商会では、これに2両の貨車をセットした3両セット商品を展開しています。お値段も比較的手頃で、小さなレイアウトで遊べる楽しい貨物列車を手軽に仕立てられます。
最近はこのCタイプディーゼルの色違いバージョンが増えつつあるのですが、なにやら新色のサンプルを発見しました。
▼濃朱色のCタイプディーゼルと緑色のワム80000(事業用車)
後ろのワム2両は、貨物用ではなく事業用として使われているものを再現しているようです。
かなり濃い目の組み合わせのセットですので、運転会やレンタルレイアウトで走らせたら間違いなく目立ちますね。
さて、この組み合わせで何処の鉄道が思い浮かぶでしょうか。
▼水色のCタイプディーゼルとトラ90000
室蘭名物のチップ輸送貨物列車をイメージしたセットと思われます。
したがって、水色のCタイプディーゼルは、室蘭開発のスイッチャー(DB256かDB255)風といったところでしょうか。
▼水色と黄色のCタイプディーゼルとタキ7750?
これもどこかの貨物駅や、貨物線、臨港線、専用線などで使われているスイッチャーをイメージしたカラーリングと思われます。
後ろに連結されている貨車はピントが合っていないのでわかりにくいですが、タキ7750と推測されます。
ロゴを見ると1両は早川商事、もう1両は関西化成品輸送のように見えますが…。
その他の貨車セット
河合商会のNゲージといえば、2~3両の貨車セットが主体です。
▼セキ6000形
車体の番号から推測するにセキ6000形です。
手前のセキ7454は「石原町―黒崎間専用」と表記されているほか、また隣の車両も「九」と書かれているため、九州の北九州市周辺で石灰石輸送に使われたものを再現していると思われます。
KP-116の仕様違いとして発売されるのでしょうか。
▼ワム80000形(事業用車)
広島車両所の緑色のワムです。配給車として使われています。
緑色の車体に白い文字で「西」と「SUPPLY LINE」と大きく書かれてます。
KP-137とは車体の番号や緑の濃さが違うようです。
▼トムフ1形
近くに「トムフ1形(新仕様) 近日発売予定」と書かれた紙が添えてありました。
トムフ1形は無蓋貨車に車掌室を取り付けた貨車です。
実車は第二次大戦中に急ごしらえされた貨車で、1両で貨物も車掌も載せられますよ的な輸送効率を重視して設計されました。とはいえ、時期が時期なのでやっつけ仕事感が否めないわけですが。戦後、昭和28年頃には車掌室を撤去してトラ6000形に改造されて姿を消したため、トムフ1形が見られたのは実質10年間くらいだったというとてもレアな貨車です。
古典客車
貨車がメインの河合商会において珍しい客車のご紹介です。
▼古典客車
松屋の鉄道模型ショウでも参考展示されていた古典客車です。
詳細は不明ですので、後に届くであろう便りに期待しましょう。
というわけで、駆け足でしたが
貨物ファンの強い味方・河合商会さんのブースのサンプルのご紹介でした。
担当:カピの塚@最近貨物の話題が続いている?気のせい、気のせいっスよ!
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