でんぷん樹脂粘土レジックスでデニムサロペットを作ってみるよ!

その他
とみのん
でんぷん樹脂粘土レジックスでデニムサロペットを作ってみるよ!
こんにちは、とみのんです。



先週、でんぷん樹脂粘土レジックスの製作レビューをアップした時に、
ブログ読者様からこんなお便りをいただきました!



はじめまして、この記事にあえてよかったです!
今ちょうどfigma改造をしてて、もしかしたらこれは使えるんじゃないか?と思ったので
参考にさせて頂きます!でもそのねんど、ズボンとか作れますか?
(私はショート丈のサロペット作りたいなと考えてまして…)
関節の上に着せるタイプのズボンにしたいなと考えていたので
やわらか素材がちょうどよさそうです!
とみのんさん試しに作ってみて…いえなんでもないです!ありがとうございました。



お便りありがとうございます~!
ふむふむ、figma用のズボンをレジックスで作れるかどうかというご質問ですね。(・ω・)
今までに粘土でズボンを作ったことはありませんが、
確かにレジックスの持つ柔軟性と弾力性に優れた特性は
可動フィギュアに着せる用にちょうどよさそうです。

樹脂粘土というと、食べ物や植物を作るための素材というイメージが強いので
これは盲点でしたよ・・・!
(発想がすごいなー!)



というわけで、さっそく挑戦してみっぞ!




(^o^)用意するもの(^o^)
クラフト用スターチ(でんぷん樹脂)ねんど レジックス
●アクリル絵の具
●木工用ボンド
紙ヤスリ
トップコート(つや消し)
●はさみ
●爪楊枝


一般的なズボンでも良かったのですが、 せっかくですのでお便りにあった「ショート丈のサロペット」を作ってみようと思います~。





粘土で布らしさを出すには生地を薄く均等に成型しないと
リアルさに欠けてしまうよなぁ~どうしようかな~とイロイロ考えた結果、
本物のズボンと同じようにパターンを作ればいいんじゃなイカ?と思いつきました。
あらかじめパターンを決めておけば、粘土の節約にもなりますしネ。


そうと決まれば採寸だッッ!
というわけで、人間用のズボンのパターンを参考にしつつ、
フィギュアに紙をあてて、どんな感じにするか目測しながら切り抜いていきます。
パーツ同士を貼り合わせる時はマスキングテープを使うと便利ですぞ。




そんなこんなでできたのがコチラ。
これでサロペットのベースを作ることができます。
その他、両サイドのポケット・縫い目・シワなどは各自お好みで粘土を足してくださいね。


今回作ったサロペットそのままの大きさでパターンにしましたので、
圧縮率100%で印刷すれば、そのまま型紙としてご利用できますよん。
(※本当に適当に作ったのでズレが生じる可能性があります・・・!)






パターンができたら生地作りへ。
前回作ったトトロの傘同様、絵の具を混ぜたレジックスを透明なビニールかアクリル板で挟んで、
上から筒状のもの(できれば缶のように太いもの)でコロコロと押しつけて布のように平たくします。
生地は薄ければ薄いほど柔軟性が増しますが、比例して強度が脆くなっていきますのでほどほどに。
だいたい0.5~1ミリくらいがベスト。

乾燥したら、先ほど作ったパターン通りにはさみで切り抜きます~。





(1)のパーツを輪にしてボンドで接着。
貼り付ける前に一度フィギュアに着せてみて合ってるか確認しておくと失敗しないぞ。





(3)のパーツに切れ目を入れ、内側から(1)に接着します。





同じように(2)のパーツも接着したところ。


~左右で色が違う理由~
(2)のパーツをボツにした方のパターンで作ってしまっていたことに切断してから気づく。

新しい生地で作り直す。

調色をミスる。

あれれ~?色が全然あってないよ~?


うーん、調色って難しいですね。
生地は失敗した時のことを考えて多めに作っておくべきでした( ´ω` )
(乾燥すると色が濃くなるのでイメージよりもちょい薄めを意識して調色すると良いみたい。)





悲しみを乗り越えて胸ポケットを貼り付けた(4)と(5)のパーツを、ズボンに接着ゥ!
これだけだと強度が不安なので、内側からあて布をしてあげましょう。





お尻にポケットをペタリ。




水でふやかしたレジックスを、パーツの隙間を埋めるように盛っていきます。
ついでにシワやポケット、ベルト付近のパーツなどを追加。
股下が白っぽくなっているのは粘土が水分を含んでいるから。
乾燥すれば着色した色になりますよ~。






ベルトループや、肩紐を追加。
デザインナイフの切っ先で縫い目を描いてみたり。





大まかの形が決まったら、ヤスリで削って、シワなどの凹凸を滑らかにします。
その後水洗いをして、タオルで拭き取ってからしばらく放置して乾燥させます。





こんな感じになりました!
このまま仕上げても良いのですが、ズボンの左右の色の差異が気になるので塗装してみようと思います。




人間用のデニムサロペットを参考に、陰影をつけながらアクリル絵の具で塗り塗り。


え?塗りムラがあるって?
これはデニム地を再現しているのさ。




・・・嘘です。塗装が苦手なだけです・・・。


仕上げにトップコート(つや消し)を吹いたら・・・




はい完成~!(∩´∀`)∩
粘土だけど、なかなか良い感じに衣服になったぞ~!




(´-`).。oO(素肌にデニムサロペットって昔の男性アイドルみたいだな)





嬉しくない「幸せパンチ!(チラリ)」。
一人10万だ。





硬化後のレジックスはPVCのような触り心地と柔らかさがあり、
曲げたりすることができるのですよ~!
でもあまり無理に力を加えると白化してしまうので注意!





だから、こんな風にキックをすることも出来るぞ!
これで赤いTシャツを着ていればマッチョなマリオを再現できそう♪





完成したサロペットをトメ子に見せたら、いそいそと骸骨戦士に着せ出した(笑)
なんだかビリーが白骨化したみたいな情景になっちゃってますよ!?




サロペットのパターンをベースに、ちょっと手を加えればボクサーパンツを作ることもできますぞ!
実際に売っているスライムボクサーパンツを作ってみました。
(´-`).。oO(欲しかったけどメンズ用しかなかったんだぜ・・・。)





ブログコメントで「パンツと大胸筋サポーター(ブラ)を作ろうぜ」というお便りをいただきましたので、
ちょっと前に話題になったセーラームーンなりきりブラセットを作ってみた(笑)

レジックスの可能性パないなぁ。





ダヨーさん「セクシーダイナマイツダヨー!」


ダヨーさんが着用するとロボットみたいだね(笑)





というわけで、でんぷん樹脂ねんどレジックスを使ったサロペットの作り方のご紹介でした!
レビューを通して、

レジックスで衣服は作れる。


という結論に至りました。
長々と書いてまいりましたが、
やってる作業自体はさほど難しくありませんので、皆様も是非挑戦してみてくださいまし(・∀・)b
最初はエプロンやフンドシからはじめてみてもいいかもしれません。
2パーツくらいですぐにできそうですし(笑)




ではでは本日はこのへんで。
また次回~!


担当:とみのん







∠( ・ω・)/コメントお返事コーナー\(・ω・)/\(・ω・)/
LEDでマズルフラッシュを演出!モンスターハンター ハンターUSB卓上ファンレビュー!(動画つき)より
>>これでとみのんの仕事効率がいつもの0.4倍になるね!!

やったね☆
仕事効率が上がるついでに、お給料が1.5倍に追加補正されないかなっ☆(笑)



・・・って、よく考えたら仕事効率下がってません!?Σ( ̄□ ̄lll)





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